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グローバル・エイズ・アップデート

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2010年10月

2010年10月10日22:51
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グローバル・エイズ・アップデイト
GLOBAL AIDS UPDATE
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第155号(第7巻第4号) 2010年(平成22年)10月11日
Vol.7-No.4 (No.155) Date: October 11, 2010

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★「第155号」目次
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地域情報
くろまるアフリカ
ケニア:ナイロビのスラムからHIVをキック・アウト
ナイジェリア:HIV陽性の母と母乳による子育て
ジンバブウェ:エイズ活動家、政府の割礼政策を歓迎
南ア:マイクロビサイド=治験によるあらたな可能性

くろまる欧州
英国:薬物依存への偏見、新しい薬物政策の阻害に
ロシア:ロシアのHIV/AIDS問題、アフリカより大変?

くろまるアジア・太平洋
インド:製薬会社がHIV治療の価格を下げる
中国:北京のMSMにおけるHIV、梅毒、B型肝炎の高い感染率

北京で男性と性行為をする男性 MSM507名に対して行われた調査により、HIV、梅毒、B型肝炎の感染率が驚くほど高いことがわかった。HIV感染に対して理解が低いことによって、感染の危険性が6倍も高まっている。
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ニューデリー:インドではHIV感染数が安定してきているが、インド製薬会社が製造するジェネリックの抗レトロウイルス薬により、HIV患者にとって最重要薬の価格が年間800米ドルから 10米ドルに下がった、とインド保健家族省Union Health and Family Welfareのグラム・ナビ・アザド(Ghulam Nabi Azad)大臣が8月25日議会諮問委員会に報告した。アザド大臣は成人のHIV有病率が2006年の0.36%から現在0.31%に減少し、HIV感染数は安定しており、また、インドの中で感染率の高い6つの州の感染状況も減少していると述べた。続きを読む
国連エイズ合同計画(UNAIDS)ニューヨーク事務所長のベルティル・リンドブラッドBertil Lindblad氏は、世界でHIV感染率が横ばいになりつつあるにもかかわらず、特定の地域で上昇していることを懸念している。その地域とはアフリカでもアジアでもラテンアメリカでもなく、ロシアやウクライナといった東ヨーロッパ地域である。最近のユニセフの報告書によると、感染率は2006年以降7倍にも上昇している。続きを読む

英国薬物政策協議会UK Drugs Policy Commission :UKDPC によれば、薬物使用者に対する偏見は、薬物依存の治療や使用者の社会復帰への大きな壁となっている。ヘロインやクラックコカイン使用には、偏見という名のいわば終身刑が待っている。例えば、UKDPCの調査では、経営者の3分の2が、薬物使用の前科がある者については、他に問題がなくても、雇用しないと回答している。また、メタドン維持療法(ヘロイン等の禁断症状を抑えるために似た薬効を持つメタドンを使い、徐々にメタドンの服薬量を減らしていく治療方法)は大きな効果があるが、一般に、これは「治療ではない」という偏見があり、この治療の導入の拡大が阻まれている。続きを読む
2010年9月3日、国連は、HIV感染リスクを低減させる効果が期待される膣用ゼリー状マイクロビサイドの治験が、新たに二件実施されること、および、効果が確認されれば、世界中のHIV陽性者の約半分を占める女性をHIV感染から保護する上で大きな突破口となる、との報告を行った。続きを読む

ジンバブウェのエイズ活動家たちは、HIV/エイズ感染拡大防止を目的とした男性亀頭包皮切除手術を促進するジンバブウェ政府の動きを歓迎した。このキャンペーンでは約120万人の男子から成人男性が対象となっている。
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【2010年9月7日:アブジャ(=ナイジェリア)】たとえ母親がHIVに感染していても、赤ちゃんを元気に育てるためには、少なくとも生後3ヶ月は母乳を与えるべきである、とナイジェリア看護・助産評議会 the Nursing and Midwifery Council of Nigeria は助言する。続きを読む
【2010年9月8日ナイロビ】ケニアの首都ナイロビで最大のスラム街の一つ、マザレ Mathareの埃っぽいサッカー場で、少年達が粗末な手製のボールを追いかけている。サッカーコーチ、21歳の元薬物依存者イライアス・ムワンギ Elias Mwangi の望みは、サッカーを通じ、少年犯罪を防止し、更にHIV感染リスクの高い行動を抑制することである。
「この子たちには、銃の密輸入業者やセックス・ワーカーなどではなく、一流のサッカー選手になって欲しいのです」と同氏。続きを読む
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アフリカ日本協議会

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