2020年09月
【2020年7月18日】国連合同エイズ計画(UNAIDS)によると、インドネシアは近年アジアで最も急速にHIV陽性者が増加している国の一つである。現在、世界は新型コロナウイルスの流行と闘っているが、HIVのような旧来の疾患も依然として脅威である。インドネシアのHIV陽性者は50万人以上といわれるが、国内で病気に対する理解が低いため、社会的な偏見や差別に苦しむ人が大勢いることが現状である。続きを読む
【2020年7月16 日】HIVに関する世界最大の会議である、第23回国際エイズ会議は2020年7月6日より10日かけて開催された。当初、アメリカ合衆国サンフランシスコおよびオークランドにて予定されていたが、パンデミックとなった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によりバーチャルでの開催となった。「レジリエンス」をテーマに、世界中の175以上の国々から2万人以上が参加した。続きを読む
【2020年7月13日】ゲイの性行為やHIVに対する差別や偏見の根強いアフリカ諸国では、男性とセックスをする男性(以下MSM)のHIV検査と医療サービスの利用を増やすことが課題である。MSMは感染リスクが高い一方で、性的アイデンティティが公になることを恐れてHIV検査や医療サービスの利用率が低いのが現状である。この喫緊の課題を解決するため、各国で調査が行われている。第23回国際エイズ学会議(AIDS 2020)で発表されたジンバブウェとガーナで実施された調査研究は、MSMをターゲットとしたHIV検査と医療サービスの提供をテーマとしていた。続きを読む
【2020年7月14日】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大が続く西アフリカのコートジボワールとナイジェリアでは、感染防止策として移動規制やロックダウンが敷かれている。こうした中、外出制限によって多くのHIV陽性者が治療へのアクセスを阻まれる事態が生じている。規制の影響を緩和しようと、国際女性HIV陽性者コミュニティ International Community of Women Living with HIV(ICW)西アフリカ支部は医療機関と連携して、治療薬を各家庭に届ける取り組みを進めている。続きを読む
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アフリカ日本協議会