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グローバル・エイズ・アップデート

世界のHIV/AIDS情報を日本語で配信中!

2021年12月

【2021年10月4日ドシャンベ(タジキスタン)発】中央アジアに位置するタジキスタン共和国で、ラリサ・アレクサンドロワさん Larisa Aleksandrovaは、2011年から人権センターで法律専門家としてHIV陽性の女性の人権を守る活動をしている。ここ数ヶ月、アレクサンドロワさんは、ある男性に対する刑事事件について、裁判を開く準備を弁護士と一緒に行っている。この男性は、自分の妻のアミナ・カイディロワさん(仮名)Amina Khaidyrovaを襲い、義理の娘を繰り返しレイプしてきた。ところが、検察当局は、この男性の事件について、「私的な家族問題」として今のところ事件の開廷を拒否している。検察当局によると、もし被害者が軽傷ならば、自分で訴訟を起こす必要がある。男は現在、身を隠しているため、検察当局は開廷を拒んでいる。続きを読む
【2021年10月6日、ジュネーブ(スイス)/ニューヨーク(米国)発】9月20日、グローバルファンドと国連開発計画(UNDP)は、アフガニスタンの人々に必要不可欠な医療サービスを持続的に提供するため、暫定的かつ緊急的な資金を提供する合意書に署名した。この協定は、国際的なドナーからの資金提供のギャップを埋め、同国のヘルスケアシステムの崩壊を防ぎ、プライマリー・ヘルスケアへのアクセスを失う恐れのある何百万人もの弱い立場のアフガニスタン人を保護するために必要な資源を提供することを目的としている。続きを読む
【2021年10月28日 ハボローネ・クウェネング東地区(ボツワナ)発】世界的なCOVID-19の感染拡大により、自宅待機、ロックダウン等が発令され、COVID-19蔓延前と比べ、医療サービスを受けることが難しくなった。しかし、抗レトロウイルス療法(ART)を受けているHIV陽性者は医療施設を訪れる必要がある。医療従事者はもちろん、このように施設で治療を受ける人へのCOVID-19への感染リスクを低減するための対策が各国で求められるようになった。世界で3番目にHIVの感染率が高いボツワナでもHIV陽性者のARTへのアクセスが制限されているという課題があり、医療システムの改善が急務になっている。これらの課題に対処するために、米国国際開発庁 United States Agency for International Development (USAID)を通じた米国大統領エイズ救済緊急計画 The U.S. President's Emergency Plan for AIDS Relief (PEPFAR)による「目標達成と疫病対策の維持(EpiC)」プロジェクトにて、新しいART提供モデルの受け入れの可能性を評価し、試験的に実施するための支援が南部アフリカの内陸国、ボツワナにて行われた。ここでは民間の薬局を通じたART配布の受容性と、宅配便を通じた在宅ART配布の到達性を評価する。
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【2021年10月29日】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミックが西・中央アフリカを襲った2020年初頭、この地域はすでに社会経済的かつ人道的な危機に直面していた。パンデミックを抑制するために行われた社会的制限は、これらの課題を悪化させ、その結果、HIV陽性者を含む貧困層や社会的脆弱層が大きな打撃を受けた。続きを読む
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発行者:AJF

アフリカ日本協議会

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