2023年07月
【2023年6月26日】「薬物は現実逃避の手段だった」とユクスナ・クルンバングさん Yukusna Kurumbang は言う。「私の周りには誰もいなくなった。連絡できる友だちもいない。家族はいるが、もう私のことは信用していない。私は立ち直ろうと努力している」。クルンバングさんは、若者主導の組織YKPリード・ネパール YKP Lead Nepal でボランティアをするなど、自分で回復への道を切り開いてきた。
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【2023年6月1日 ナイロビ(ケニア)発】国際的な研究チームがシミュレーション研究の成果を発表し、2016年から2018年の間に、HIV陽性の男性のウイルス量抑制が女性と同レベルになるように、治療を維持する追加的な取り組みが行われていたら、女性の新規感染の半分が回避され、HIV負荷が男女ほぼ同じになっていた可能性を示唆した。研究結果はプレプリントで発表した。研究者らは、男性はウイルス抑制率が低く、HIV感染への寄与が大きいと見ており、HIV感染が危惧される女性の世代は青年期から25〜34歳女性へ移行していると指摘した。男性を対象としたプログラムが女性の新規感染を減らし、HIVが与える負荷の男女格差解消と男性の健康をも改善する上で不可欠だとも示唆した。
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【2022年9月27日 ダカール(セネガル)発】途上国のエイズ・結核・マラリア対策に資金を拠出する国際機関「グローバルファンド Global Fund」(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)
アフリカ西部に位置するセネガルの首都ダカールでは、HIV陽性でゲイのイスラム教徒男性が、セクシュアリティを理由に暴力や監禁などの迫害に直面している。セネガルでは、歴史的には同性愛関係は受け入れられてきた経緯があるが、現代においては、宗教的または政治的要因のために、多くの人が社会的に孤立している。米国のロチェスター大学 University of Rochesterとセネガルのシェイク・アンタ・ジョップ大学 University Cheikh Anta Diopの研究者らは、ゲイの男性が経験してきた多様なスティグマによる影響についてインタビューによる調査を行った。
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アフリカ西部に位置するセネガルの首都ダカールでは、HIV陽性でゲイのイスラム教徒男性が、セクシュアリティを理由に暴力や監禁などの迫害に直面している。セネガルでは、歴史的には同性愛関係は受け入れられてきた経緯があるが、現代においては、宗教的または政治的要因のために、多くの人が社会的に孤立している。米国のロチェスター大学 University of Rochesterとセネガルのシェイク・アンタ・ジョップ大学 University Cheikh Anta Diopの研究者らは、ゲイの男性が経験してきた多様なスティグマによる影響についてインタビューによる調査を行った。
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2023年07月31日13:45
【2023年6月16日 マプト(モザンビーク)発】米国のHIV/AIDSや保健に関する援助の基幹的なプログラムである「大統領エイズ救済緊急計画」(PEPFAR)の最高責任者で「世界エイズ調整官」(Global AIDS Coordinator: GAC)の立場にあるジョン・N・ンケンガソン大使(John N. Nkengasong)は、ウィニー・ビャニマ・国連合同エイズ計画(UNAIDS)事務局長およびグローバルファンドの資金拠出案件管理責任者であるマーク・エディントン氏と共に、6月14日から16日にかけて、アフリカ南東部に位置するモザンビークの首都マプトを訪問した。これらの組織のリーダーによる同国への訪問は初めてであり、過去20年間にわたるHIV/AIDS対策への強いコミットメントと、持続可能なHIV/AIDS対策の重要性を強調する歴史的なものとなった。
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「Interest」会議は、アフリカのHIV/AIDSに関する科学的知見の共有のために毎年開催されるもので、今年は5月9日から12日までアフリカ南部モザンビークの首都マプートで開催された。そこで開かれたセッションの一つが、HIV陽性の子どものウイルス量抑制と養育者の関係をテーマにするものであった。続きを読む
【2023年5月05日】東欧のモルドバ共和国の刑務所で服役しているアレクサンダー・ゴディン(Alexander Godin)は、看守に付き添われながら、鍵のかかったドアをいくつも通って、第16刑務所の薬局まで移動し、シロップ状のメサドンという薬を取りにきたがこれは彼の日常の一部である。メサドンは薬物使用者が離脱症状を克服し、感染した針からの HIV 感染を防ぐのに役立つオピオイド代用療法 (opioid agonist therapy:OAT) のための薬だ。
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【2023年 4月12日 発】南アフリカ共和国の南西端、西ケープ州に位置する都市ケープタウンでは、市の14%の人口を占めている富裕層世帯が、市の水消費量の半分以上の消費している。富裕層による大量の水の消費は、気候変動や人口増加に比べても、持続可能な水利用に対して大きな脅威になると、同市のインターネットメディアである「グラウンドアップ」(Groundup)のスティーブ・クレッツマン氏が主張している。続きを読む
【2023年 5月24日 ナイロビ(ケニア)発】先日3月にベトナムの首都ハノイで開催されたグローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金) The Global Fund理事会では、グローバルファンドが2023−28年の新戦略で優先課題の一つとしているコミュニティ、権利、ジェンダー(community, rights and gender: CRG)の主流化に関して、「CRG準備完了」 CRG Readyに向けた最新情報が提供された。
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発行者:AJF
アフリカ日本協議会