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グローバル・エイズ・アップデート

世界のHIV/AIDS情報を日本語で配信中!

2021年07月

【2021年5月14日メキシコシティ(メキシコ)発】「1988年はすべての始まりでした。その年、私のパートナーのラファエルが病気になったのです。当時、私たちは28歳でした。」とジョルジーナ・グティエレス氏Georgina Gutierrezは話し始めた。依頼30年間、彼女はHIV感染者のための人権活動家として働いてきた。今日では、メキシコの市民活動女性グループの代表であり、ラテン及びカリブ海諸国全体でも有力な女性活動家でもある。続きを読む
【2021年5月21日ローマ(イタリア)発】5月21日、2021年のG20議長国であるイタリアと欧州委員会が共催して、「G20グローバル・ヘルス・サミット」が開催された。この「サミット」において、G20首脳および国際機関・地域組織の代表は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)収束への取り組み、特に、COVID-19に関わる製品の研究開発と公平な供給を一体で手掛ける国際機関・民間財団のプラットフォームである「ACTアクセラレーター」(ACT-A、「COVID-19関連製品アクセス促進枠組み」)へのコミットメントを再確認した。ACT-Aとは、新しい検査、治療、ワクチンと医療用品の開発、生産と供給を世界中で加速させるグローバルパートナーとの前例のない国際的な協力の枠組みである。その中で、各国首脳は、パンデミックへの備えや感染症への対応のために、保健分野への投資増加、誰も取り残されず、強くしなやかな保健システム構築の必要性を強調した。続きを読む
【2021年5月20日】HIV感染を治療しないままにしておくと、エピジェネティックな老化が加速すること、また、重度の免疫不全に発展した人では加齢の加速がより顕著であることが、英国の医学誌ランセットHIV(The Lancet HIV)に最近発表された研究で明らかになった。また老化については、抗レトロウイルス療法を開始してから2年後には一部回復することが示唆された。

抗レトロウイルス療法によりHIV陽性者の寿命は一般人に近づいているが、老化に伴って併発する非感染性疾患の罹患率が高い。そのため、HIV陽性者は老化が早いのではないかという仮説が立てられた。
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【2021年5月12 日 ジョハネスバーグ(南アフリカ共和国)発】南アフリカ共和国の多くのクリニックでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、HIV陽性者が治療から押し出されるほどの危機的な状況に陥りつつある。クリニックにおけるこうした危機に取り組むために開始されたリツイズ・プロジェクトRitshidze project(Ritshidze=「私たちの命を守ろう」)のオネレ・ヤワ氏Anele Yawaとロティ・ラッター氏Lotti Rutterが、「反復処方箋収集戦略」(Repeat Prescription Collection Strategies) について見解を述べた。

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発行者:AJF

アフリカ日本協議会

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