[フレーム]

きょうは「旗日」。カレンダーには「海の日」の国民祝日で、半分現役の身も休日で遅い朝食を済ませた。散歩がてらに、朝から湿った空気の近所を歩いた。だが、わが家も含めて「日章旗」を掲揚する家が見当たらない。

▼戦前の70年前には、日本列島が「日の丸」で埋め尽くされていた時代があった。その後の「日の丸」は影をひそめてきたが、東京オリンピックあたりから、ユニーホームに日の丸をつけた選手がテレビ画面に映り、表彰台に「君が代」が流れ、「日の丸」がポールに揚がると、胸が高まり目頭が熱くこみ上げてきた。

▼「日の丸」は正式に「日章旗」という。1999年に「国旗国歌法」の制定により法制化された。16年前。不思議な気がするが、「これ、ほんとう」。戦後のゴタゴタで、進駐軍に遠慮して、うやむやになっていたが、やっと、法制化された。

▼一番先に、国民のシンボルでもある「国旗国歌」に時間をかけていた。しかし、先日衆院を通過した「安保改正法案」。これは、国家の進む道を決定する法案だから、国民に理解できるまで時間をかけることをしないで、数の論理で決めてしまう。

▼「白地の長方形で、縦は横の3分の2。日章は赤で、その直径は縦の5分の3。日章の上下のあきを等しく、日章の中心は旗面の中心」。日章旗の決め事である。単純明快でバランスのとれた配置の「日の丸」は、世界の国旗のなかでも1番優れた「国旗」である。

▼いつも考えているが、「日の丸」掲揚する日には、一日のうちの一食を「日の丸弁当」を食べる。耐え忍んだ日々を送ってきた先人たちを思いながら、今日の「平和ボケ」を噛み締めてもいいのではないかと思う。

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット

↑このページのトップヘ

traq

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /