小松市が全国第1位になった。気温37・3度でNHKの全国ニュースになった。暑さで地名度アップをしている熊谷市や四国の四万十市を抜く暑さだった。小松市に隣接する加賀市の体感温度もそれに近い温度だったと思うが、気温計を見る余裕もなく、水分補給に気づかっていた。
▼何年も飲まなかった「三ツ矢サイダー」と「コカコーラー」の1500mlを2本買い求めた。数十年前から販売されている老舗の飲料メーカーのブランド品。糖分があるというウワサで敬遠していたが、必要があって手に入れた。
▼中身より外見のボトルが欲しかった。「夏休みの工作?」で作る「ペットボトルの風車」の材料だった。夏のガーデンには、四季咲きのバラの花も咲いていない。期待している朝顔の花が咲くのを待ちきれず、それまで、ペインティングされたボトル風車で、にぎやかに庭を演出する。大小あわせて10機の風車が、時折の風を待ち受けて回る景色は、ひとり悦に入っている。
▼提出先の無い工作品は、即、風が通る庭で回る。簡単に出来る作品が、夏の風に反応する風景に、「老人は、ハマってしまった」。クルクル回る風車。老い先短い、一時の楽しみに夢中になった。すると、次から次へといろんなスタイルを作りたくなる。
▼まだいけるぞ。ボケかかった脳ミソも回りだした。敬遠していた中身を空にしながら、風車のボディに「鈴」を入れると無言で回る風車から「鈴の音」が聞こえる。回転を利用しての「自家発電」で発光がする風車。そんな発想が湧く。
▼「熱中症」。「認知症」。「蚊の感染症」。そんな症候群が目白押し。汗をかかないように夏を過ごすことに吟味しているより、「夏の汗」をかき、「智恵の汗」もかき、生きていることを実感してみたい。
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