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「新吾捕物帳」三番勝負番外編

森田新吾(もりた・しんご)。1969年1月生まれ。大阪市内の某普通郵便局で郵政3事業の外務をすべて経験。当時から髪の色は金、茶かオレンジ。酔うと郵便局の悪いところを語り出すのが短所と言われている。97年に退職。某競輪専門紙、某スポーツ紙(ボート、競輪担当)を経て、2002年にデイリースポーツへ。当初は競輪担当だったが、03年4月から10年2月まで児島ボートを担当。10年3月から競輪、ボートの取材で各地を回っている。趣味は演芸鑑賞。漫才師の故・若井たまるさんが経営していた立ち呑み「たまやん」で生ビールを呑むのが好き(現在は別人が経営)。ツイッター(@shingo_1969)でこのブログの更新情報が確認できます。

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児島ボート「SG・第31回グランドチャンピオン」はきのう(27日)、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の前本泰和(49)=広島・70期・A1=がイン速攻で1着。2013年12月のグランプリシリーズ(住之江)以来となるSG2回目の優勝を飾り、賞金3300万円を獲得。「SG・クラシック」(22年3月16〜21日・大村)出場権を手に入れた。通算優勝回数は歴代5位、現役では松井繁(大阪)に次ぎ2位となる127。2、3着には菊地孝平(静岡)、湯川浩司(大阪)の順で入った(本紙HPに記事あり)。
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優勝ゴールの瞬間、前本は高々と右手を上げてガッツポーズ。人さし指で一番になったことを示し、スタンドのファンの歓声に応えた。いつもは冷静な前本が、体全体で喜びを表現。複数のSGタイトルを持つ面々を相手に堂々と逃げ切った。

予選は5位だったが、準優で1号艇が全敗。準優11Rで峰を差し切って1着の前本に、優勝戦1号艇が巡ってきた。「初日の1着もツキがあった。SGの準優で1号艇が全部飛ぶこともない。この流れを逃さないように強い気持ちで行った」。ファイナルはコンマ07のスタートからイン速攻。2コースの菊地が仕掛けてきたが、Vゴールを駆け抜けた。

SGは13年12月のグランプリシリーズ(住之江)以来で2回目の優勝。「SGといってもシリーズ戦だったので、本当のSGを取りたいとずっと思ってきた。まだ自分には力が足りない。もっとうまくなりたい。その気持ちがなくなれば成績は落ちていく」。一般戦回りの今年はすでにV7。SG優勝で今年の獲得賞金は3位へ浮上した。「昨年はSGタイトルを取れずに18位。今年はSGを勝ってグランプリに出たかった。6位以内で行きたい」と年末へ向けプランも明確だ。
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通算優勝回数127は歴代5位で、現役では松井繁に次ぐ2位という成績。「一般戦の鬼」だった前本が、今はSG戦線の主役へと躍り出た。常に上を目指し、前を向き、前本がさらなる高みを目指す。
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