「新吾捕物帳」三番勝負番外編

江戸川ボート「G1・開設67周年記念・江戸川大賞」はきょう(31日)、12Rで優勝戦が行われ、2コースから差した前田将太(34)=福岡・102期・A1=が1着。4コースカドから差した石渡鉄兵(東京)を2Mで先に回して差して、2021年6月の福岡周年以来、2回目のG1優勝を飾った(通算優勝回数は37)。2、3着は石渡、山口達也(岡山)の順で入り、1号艇の長田頼宗(東京)は6着だった(本紙HPに記事あり)。

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前田がレース巧者ぶりをいかんなく発揮した。イン長田を山口が強まくりでつぶしたところをソツなく差し、2Mは石渡を冷静にさばいて見せた。「ああいう展開になればな、と思っていた。内側には誰もいないと思っていたけど、さすが石渡さんですね。とてつもなく、うれしい」と喜びをかみしめた。

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昨年は8回の優勝を数えた。「この年齢になって年々、上達しているのかな」と成長を自覚。「毎年、グランプリを近くで見ていて悔しい思いをしてきた。(今回の優勝賞金1000万円で)いいスタートが切れた。モチベーションを保ったまま走って、今年こそ18人の方に出たい」。年末の大一番を目標に掲げる。次は蒲郡一般戦(2月4〜8日)に出場。その後も緩めず攻めまくる。

住之江ボート「G1・第66回近畿地区選手権競走」(2月6〜11日)PR隊がきょう(30日)、大阪市のデイリースポーツを訪れた(本紙HPに記事あり)。

関係者とともにやってきたのは...。
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住之江ボートでアクアコンシェルジュを務める片上渚月さん。「10、11日は北広場で『スイーツパーティ』として人気ショップが大集合します。11日限定でサンリオのクレープ号も」と女性向けのイベントをPRした。

この住之江地区選手権は松井繁、田中信一郎、丸岡正典、湯川浩司、石野貴之、岡田憲行、繁野谷圭介、北村征嗣、吉永則雄、渡辺雄一郎、落合直子、岡村仁、鶴本崇文、西村拓也、小野達哉、木下翔太、山崎郡、権藤俊光、小池修平、上田龍星、中村魁生、秦英悟(いずれも大阪)、馬袋義則、魚谷智之、吉川元浩(いずれも兵庫)、守田俊介、馬場貴也、遠藤エミ(いずれも滋賀)、中島孝平、西橋奈未(ともに福井)らがシリーズを盛り上げる。

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昨年のKEIRINグランプリ覇者は、豊橋でも圧巻の強さを見せた。決勝戦はスタートでけん制が入り、誰も前に出ようとしない。しびれを切らした古性が出て、脇本は誘導員の真後ろで周回を重ねる。残り2周の赤板を迎えても後方からの動きはなく、8番手の(3)山口拳矢(岐阜)が内を上昇したが、(2)池田憲昭(香川)をさばいて7番手に入れただけ。誘導員退避後、最終ホーム手前からペースを上げた脇本が、別線の仕掛けを最後まで許すことなく、きっちりと押し切った。

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プレゼンターの桜井奈津(左)から花束を受け取った脇本雄太(右)。

昨年11月から続く連勝は11に伸びた。その間にグランプリも制し、競輪界最強の猛者は負け知らずで突き進んでいる。「グランプリ(で仕上げた脚)の貯金はもうなくなってきたかも」と少しは弱気な面を見せるが、10日に奈良のトークショーで語った「グランドスラム、年間賞金4億円」という目標へは着実に前進している。「人気に応えられるようにしっかり走りたいです。次の奈良記念(2月2〜5日)も精いっぱい頑張ります」。奈良でも圧巻の走りを披露して、未獲得のG1・全日本選抜(2月23〜26日・高知)へいいリズムで乗り込む。

豊橋記念が終了。次のG3は奈良記念(2月2〜5日)。

豊橋(29日)12R S決勝

(1)脇本雄太(福井)

(2)池田憲昭(香川)

(3)山口拳矢(岐阜)

(4)片岡迪之(岡山)

(5)坂井 洋(栃木)

(6)小堺浩二(石川)

(7)岩津裕介(岡山)

(8)久木原洋(埼玉)

なお、出走メンバーは主催者発表のものとご照合ください。

豊橋(28日)10R S準決

(1)和田真久留(神奈川)

(2)山口拳矢(岐阜)

(3)岩津裕介(岡山)

(4)志田龍星(岐阜)

(5)菅田壱道(宮城)

(6)久木原洋(埼玉)

(7)松浦悠士(広島)

(8)大塚 玲(神奈川)

なお、出走メンバーは主催者発表のものとご照合ください。