きのうは「二百十日」。通称「台風の日」とも言っていたが、最近は「防災の日」になっている。例のUターン台風10号は、岩手県に上陸した。そして、大雨を降らし、岩手県岩泉町を流れる「小本川」が氾濫して、老人ホームを襲った。北海道でも、多くの地区で水害が出ている。
▼岩泉町には、10年前に日本3大鍾乳洞の一つでもある「龍泉洞」を観光したことがあった。当時の記憶をたどりながら報道番組を注意深く見た。「みちのくドライブ」は、福島県、宮城県、岩手県の名所旧跡をたどる三泊四日の旅は、今は故人となった友人との二人旅だった。
▼レベル4の癌は、発病5年目。転移する間に、「最後の旅」を交代運転手として同伴した。友人は若いころより「名水百選」を訪ね歩いていた。病魔に冒されていたが、心残りは、岩手県八幡平の「金沢清水」と岩泉の「龍泉洞」に行っていないことだった。
▼5年目を迎えた「東日本大震災」にも、彼と周った東北の海岸地区が、津波に襲われた。そんな場所が中継されると、食い入るように画面を見ていた。すでにこの世にいない彼も、あの世から見ていたであろう。東北旅行の半年後には、彼は世を去っていた。あらためて、合掌。
▼「初物を 五口で食べる 栗ごはん 吾亦交」。テレビ番組で、辛口の俳句評価で人気が出てきた「プレバト・・・」。番組を見ながらの一句である。昔から「初物を食べると七十五日長生きできる」と、言われてきた。先日には、梨の実も食べたから、これで150日も長生きできる。
▼立春から数えて210日が、日本列島には、秋の実りを目掛けて、台風が接近することから「二百十日」と言われて来た。だが、明日の9月3日「二百十三日」を楽しみにしている。何故ならば、恒例の「第3回赤瓦の里セミナー」が大聖寺で行われる。今年の楽しみは、「世界遺産」の宝庫でもあるペルー国のクスコやマチュピチを旅してきた瀬戸達の「ペルー紀行」の報告が聞けるからだ。
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