猛暑日が続く。あいさつにも「こんにちは」が「暑いですね」に変化している。きのうの北陸の空は雲で終日覆われていて、蒸し暑さを体感する一日だった。
▼暑さには「汗」が付きもの。健康的な「サラサラの汗」や動かなくても出る「ジットリした汗」など、汗にもいろんなタイプがある。「手に汗握った」大相撲の名古屋場所で、弱くなった横綱「白鵬」とコメンテーターから言われて奮起したのか、また優勝した横綱から出ている汗は、テレビ画面からも見ていて美しい「流れるような汗」だった。
▼今場所で引退の「旭天鵬」が、最後の花道を去る時に見せた男の「涙と汗」が印象的だった。体調が回復した「遠藤」は、「さわやかな汗」で勝ち越し、来場所が期待される。気になっていた「里山」は、大きく負け越し、「くやしい汗」をかいたに違いない。
▼参院に移された「安保法案」の審議が連日続いている。国民に丁寧に説明する安倍さんは、時々「冷や汗」をかくような場面に出会っている。新国立競技場問題で、文科省の局長が責任を取って辞表をだした。政界には、「ドロドロとした汗」をかかなくてはならないところだと言うが、果たして、五輪に間に合う「いい汗」がかけるのだろうか。
▼「たのしみは 今日も一日汗かいて ほっと一息感謝するとき」。「独楽吟」に出会って「余生を楽しむ」ことに、わたしも毎日、おかげさまで「いい汗」をかいている。
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