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経済ニュースゼミ

小笠原誠治の、経済ニュースを通して世の中の動きを考察するブログです。地球温暖化阻止のために石油・石炭産出権取引を提唱します。産出権取引は排出権取引とは違います。みんな勘違いするのです。

カテゴリ: 自然

そろそろ梅雨明けも近いのではというような空模様に変わってきているのですが..

それにしても、今年の雨の量は尋常ではありませんでした。

なくなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

で、こうして雨が止むと、朝早くからせみの声が少々うるさく聞こえるほどなのです。多分、セミも早く雨が止まないかなと、ずっと土のなかで待機いたのでしょうか。

いずれにしてもこうして蝉の声の大合唱を聴くと、私は嬉しくなってしまうのです。そして、セミの声を聞くと、今度は姿がみたくなり..ということで、家の周りを散策すると..いました、いました。

私の家の筋向いのKさんのオタクの玄関の前に植えられている樹木にクマゼミが!

それほど大きな木ではないのですが..その木には夏になるといつもクマゼミがとまっているのです。よほど甘い樹液を提供してくれるのでしょうか。

で、何匹いるのかと数えると..1匹、2匹、3匹..せいぜい3〜4メートルの高さしかない木に何と確認できただけで12匹か13匹もとまっていたのでした。

これはたまげた!

やっぱり、ずっと雨ばかりだったので、土のなかで待機していたようセミがいっぺんに地上に顔を出したということなのでしょうか。

ただ..しばらくしてちょっとした異変に気付いたのです。

私たちが少年の頃は、セミと言えばアブラゼミが主流で、後はニイニイゼミ。クマゼミは、それらに比べ数が少なかったので、捕まえるとちょっとした嬉しさを感じたものでした。

それなのに、こうやって近所ではクマゼミがうるさく感じるほど鳴いているのに..アブラゼミは全く姿を見せないのです。

昔はアブラゼミを捕まえても全然うれしくなかったのが、こうして姿を消してしまうと、どういう訳か、今度はアブラゼミに会いたくなるのです。

やっぱり自然環境が大きく変わりつつあるということなのでしょうか?

ネット上ではもう何年も前から、クマゼミが増えて、その一方でアブラゼミが減っている理由についてまことしなやか説が紹介されているのですが..それ以外の理由はないのでしょうか?

アブラゼミは、クマゼミと違って逃げ方が下手だから鳥に食べられやすいなんて、本当なのでしょうか?

いずれにしても、アブラゼミとかニイニイゼミというのは、どこか地味で庶民的な感じがしますよね。

色は茶色が主体でどうしても地味なんです。そう言えば、スズメも同じような色彩であり、庶民的な野鳥であるのですが、これまた最近は数がめっきりと少なくなっているのだ、と。そう言えば、私の家の近くの海では、同じく茶色が主体で地味な感じのアサリが全く姿を見せなくなっているのです。で、その代わりと言ってはなんなのですが..昔は全然いなかったハマグリが少しだけ取れるようになっているのです。

最近、毎日毎日いじめの問題が報じられていますよね。

そして、皆が問うのです。いじめは何が原因なのか? いじめはなくならないのか、って。

もう数十年間も我々日本人は、そのような問いかけを繰り返しているのです。

いじめの理由はいろいろあるのでしょう。

ただ、こんなことを聞いた記憶があるのです。生き物を飼うことをすれば、子供の気持ちが優しくなる、と。

そうなのです。昆虫や小魚など、そうした生き物を飼うことによって、子供たちの性格が優しくなれば、少しはいじめが減るのではないかと、私は思っているのです。

でも、考えたら、我々の身近なところでメダカを見つけるようなことは殆どできなくなっているのです。

では、何故メダカはいなくなったのか?

そんなことに思いを至らせることなく、ただ競争社会のなかで勝ち抜くために勉強や仕事に励まざるを得ない現代人。

でも、季節は夏!

気分転換の意味でも、少しは大人も子供も自然に親しむことをしてみては如何でしょう?




メダカなどがいなくなっているのは寂しいと思う方、クリックをお願い致します。
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突然ですが、ホタテ貝はお好きですか?

ああ、やっぱり。美味しいですよね、ホタテ貝。では、そのホタテ貝と見た目は同じように見えながらも、もっと身が締まったタイラギという貝をご存知でしょうか?

美味しいかって? それはもちろん。タイラギの味を憶えると、ホタテ貝を見てもそれほど喜びを感じなくなってしまうほどです。

宝の海とはよく言ったものです。毎年毎年、何にもしなくても取り過ぎることさえしなければ、美味しい魚や貝を我々は食することができるのです。

でも..それはもはや昔の話。有明海では、毎年3月下旬ごろから潮干狩りの光景があちこちの浜辺でみられていたのですが、最近はすっかり様変わりしているのです。

そうなのです。今から15年前の1997年4月、293枚の鋼板が諫早湾に打ち込まれて潮受け堤防が閉じられてしまい、それ以降めっきり海の幸が減ってしまっているのです。

読売新聞の記事をご覧ください。

「佐賀県太良町沖の有明海で昨年12月18日に始まった今季(2011年度)のタイラギ漁は、30日で漁期が終わった。

総水揚げ量(貝柱重量)は、昨季の43・1トンに比べて92%減の3・5トン。豊漁だった2009年度のシーズンの112・6トンと比較すれば、3%という数字だ。極端な不漁のため、漁師らは、すでに今季の漁を打ち切っていたが、来季を心配する声が早くも聞かれる。」

「県有明水産振興センター(小城市)によると、今季は成長期の夏場に餌となるプランクトンが不足したため、生育不良が多く発生。また、海中の酸素濃度が低くなったことで、大量死も見られたという。

漁業者の間では、諫早湾干拓事業(長崎県)と有明海の環境変化の因果関係を調べるために、早期の開門調査を望む意見は根強い。

10年12月の福岡高裁判決で、国は来年12月までに同事業の潮受け堤防排水門を開門する義務を負っている。」


ということで、長崎の隣県の佐賀や福岡の漁師さんたちは、何とかして豊饒の海に戻してもらいたいという思いで開門調査を訴えており、そして彼らの希望が訴えが裁判で認められ、開門調査をするよう判決が出ているのですが、当事者の長崎県は全く首を縦に振ることがないのです。

決して開門は認められない、と。

何故かと言えば、そうやって開門してしまうと、農地が塩害によってパーになってしまうからだ、と。

でも、考えてみたら、塩害によって農地がパーになるといっても、そこは元々干潟であった訳ですから、海の水があって当然の場所であるのです。何故、その豊饒の海を犠牲にしてまで、畑を作る必要があったのか、と言いたい。

ただ今になって、埋め立て地を元に戻せと言っても、恐らく昔の環境が蘇ることはないでしょう。
ですが、最低限次のことを言いたい!

開門調査をするかどうかは別として、諫早湾周辺の海域が魚介類の揺りかごに戻る手立てはないものなのか?

きっと何か方法がある筈です。開門反対などと頑なな態度を取り続けるのではなく、本気になってきれいな海に戻す努力をすべきであるのです。

少なくても判決を無視するような知事は、法治国家における県知事として如何なものでしょうか?


豊饒の海が失われて、大変残念だと思う方、クリックをお願い致します。打ち込まれた鋼板が293枚。その鋼板をにくみます。

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皆様、自然界の出来事に興味はおありでしょうか?

「何のこと?」

いや、セミのこととかにご関心がおありかどうか。というよりも
セミの鳴き声を聞き分けることができますか?

「ツルノ君は、鳴きマネができるよ」

存じております。

「分かったぞ」

分かったって?

「だから、最近はクマゼミが増えて、その一方で、アブラゼミが
少なくなっているといいたいのね」

いえ..

「そうなのよね。アブラゼミって、茶色の色をしていて地味だ
し..、すずめが茶色の色をして珍しがられないのと似ているよ
ね」

確かに我々が子どもの頃は、アブラゼミが数的にはメジャーで
あり、その意味では、クマゼミは相対的価値が高かったわけなの
です。

しかし、最近ではどうでしょうか。むしろクマゼミは珍しくもなんと
もなくなってしまいました..


なんて思っていたら..

皆さん、おかしいと思いませんか?

数日前、クマゼミの大合唱を聞いたはずなのですが..、どうも
今年はクマゼミの数が少ないようです。時間帯も関係しているか
もしれませんが、鳴き声だけでなく、クマゼミの姿を見ることもな
く、そしてクマゼミの抜け殻もまだ見つけていない状況です。

それに比べてアブラゼミの方は、元気にといっても、クマゼミみ
たいに騒々しくはありませんが、ちゃんと鳴いています。

クマゼミ君、Where have you gone?

メキシコ湾の原油流出で、クマゼミがアブラゼミになってしまった
のでしょうか。

福岡市中央区舞鶴公園近辺の状況です。

皆様のところの情報をお教え頂いたら幸いです。

コメント欄にお願いします。


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博多も珍しく雪が降っています。しかも、吹雪のように。

いやー、寒いですね。で、寒い季節には何といっても鍋ものが
グー。そして、鍋ものに欠かせないのは、ねぎに白菜にお豆腐と
いうことになるのですが..

貴方に質問いたします。

お豆腐を買うとき、何か気にすることありますか?

「木綿にするか、絹にするか?」

いえいえ..

「賞味期限?」

いえいえ..

「何のことかな」

あれですよ、あれ。遺伝子組み換えの大豆を使っているかどう
かっていうこと。

ということで、豆腐のパッケージには、その豆腐の原料となった
大豆のことが書いてあるわけですが、皆さん、どのように考えて
いるのでしょうか。因みに、「遺伝子組み換えでない」と書いてあ
る豆腐の方が、価格は高いです。

で、貴方は、遺伝子組み換えの大豆を使っていても、全然気に
なりませんか?

最近は、そういう方も多くなっているかもしれません。でも、ちょ
っと前までは、多くの日本人は、遺伝子組み換え作物に対して大
いに拒否反応を示していたものです。遺伝子を組み換えるなんて
人間に許された行為ではないし、そんなことをすると環境に深刻
な影響を与えてしまう、と。

でも、なんだかんだいっても、アメリカで生産される大豆の大半
は遺伝子組み換えした大豆であるのです。アメリカの農家にとっ
て、遺伝子組み換えの作物を作ることはもはや当然のことであ
り、それにアメリカにおいては、遺伝子組み換えの作物を原料に
しているかどうかを表示することは禁止されているとか。

そういう現実もあり、我々日本人も少しずつ、遺伝子組み換え
作物に慣らされているというわけです。
それに日本の制度という
のは、どうも奇妙なのですよね。というのは、豆腐については、そ
うやって遺伝子組み換えの大豆を使っているかどうかを表示して
いるものの、食用油などについてはそのような表示が全くなされ
ていないからです。事情通ならお分かりのように、最近の食用油
の多くは、遺伝子組み換えの大豆や菜種などで製造されている
のです。

つまり、豆腐については、注意して「遺伝子組み換えでない」を
買っている消費者も、食用油については、何にも考えることなく、
遺伝子組み換え作物を原料にした食用油を買ってしまっていると
いう訳なのです。

もうこうなっては遺伝子組み換え作物に反対する声も、だんだ
ん勢いが衰えるというもの。それにこうして遺伝子組み換え作物
が世界中に普及しても、それほど深刻な悪影響は報告されてい
ませんから、遺伝子組み換え作物を支持しようとする声が強まる
傾向さえあるわけです。

では、我々は、今後遺伝子組み換え作物にどう対峙すべきな
のか? 日本の新政権はどのように考えているのでしょうね。

私は言いたい。日本は、遺伝子組み換え作物に依存しないこと
によって日本農業の独自性を発揮すべきだ、と。それによってし
か日本の農業が生き残る道はないと言っていいでしょう。でも、そ
れは何故か?

では、アメリカの農家は、何故ラウンドアップ・レディなどの作物
を栽培しようとするのか?

それは、除草などの農作業の手間を省略することが可能であ
るからです。つまり、体力的に劣る高齢者でも農業を継続するこ
とが可能である、と。ということで、ラウンドアップは、猿でも栽培
ができる作物と言われているそうです。で、そうして農作業を省
力化でき、しかも収穫量をアップすることができることから、益々
農業の効率化が高まる、と。

では、日本の農家もラウンドアップ・レディなどの作物を育てた
方が有利になるのでしょうか。そうなれば、確かに農作業が楽に
なることが期待できます。

しかし、そのためにはメーカーに対して多大な契約金を支払わ
ねばならず(しかし、翌年、その種を勝手に使うことは制限されて
います)、しかもそうして少しばかり農業の生産性を向上させたと
ころで、相変わらず日本が海外の農家に打ち勝つほどコストを下
げることは不可能なのです。それはもう、日本と海外では、平均
的な農地の広さが格段に違うからです。

つまり、日本が米国流の農業を模倣しようとしても、米国並みに
競争力をつけることなど不可能だということです。

では、どのようにして日本の農業は、生き残ることができるか?

それは、米国と逆の方向を目指すことによってです。つまり、遺
伝子操作などに目を向けるのではなく、あくまでも自然の摂理を
尊重した手作りの農業を追求することによって可能になるので
す。

今のところ、中国などは遺伝子組み換えの作物かどうななどと
いうことに注意を向ける余裕はなさそうですが、中国がもう少し豊
かになれば、恐らく遺伝子組み換えの作物ではない本物志向が
定着するはずです。それに、環境への配慮が今後世界的に益々
高まることはあっても、弱まることはないと予想されるので、なお
一層、自然の摂理を尊重した農作物への関心が高まるのは必
至であると思うからです。つまり、そうした自然志向を日本の農業
の売りにすることによってしか、日本の農業の生き残りはあり得
ないでしょう。

民主党は、日本の食糧の自給率を50%程度まで引き上げるこ
とを目標にしているようですが、そのための有効な手段について
は、どのように考えているのでしょう。農水省も含めて、殆ど対策
らしい対策はないように見受けられます。この際、日本は、国家
として自然志向の農業を重視することを世界に向けて発信しては
如何でしょうか。その方が、農家に個別補償を支給することより
も、抜本的な解決をもたらすことでしょう。

やっぱり遺伝子組み換えされていない大豆で作った豆腐を食べ
たいと思う方は、クリックをお願いします。
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米国のABCのニュース番組をネットでチェックしていたら、最後
にスーパー雑草(superweeds)について報告がなされていまし
た。

場所は、アーカンソー州のマーベル。一面の綿花畑です。そこ
で何が起きているかといえば、農薬が全然きかないpig weeds
というスーパー雑草が繁茂しているのだとか。1日に3インチも伸
び、茎はバットのように固いと。農夫のような人々が、手に鎌を持
って1本1本刈っています。

スーパー雑草という言葉を聞いたことがありますか?

日本でもつい先日、NHKが取り上げていました。9月7日に、ク
ローズアップ現代で、水田に生い茂るオモダカが紹介されていた
のでした。

そうです、スーパー雑草というのは農薬が効かないのです。農
薬が効かないからこそ物理的に引き抜いたり刈ったりするしかな
い、と。でも、刈るのであれば、何も手で刈らなくても機械でまとめ
て刈ればいいものをと、私は一瞬思ってしまいました。大規模な
農地と機械化が特徴であるアメリカの農業なのに、何故人が1
本1本スーパー雑草を刈っているのか?

それは、機械で刈るとなると、大事な綿花も一緒に刈ってしまう
からなのではないでしょうか。不必要な雑草だけを選りわけて刈
る必要がある、と。

いずれにしても、今アメリカでは、スーパー雑草が大繁殖してい
るのです。

ジョージア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、アーカ
ンソー州、テネシー州、ケンタッキー州、ミズーリー州、と。

あまりのスーパー雑草の繁茂ぶりに、農地を手放してしまうケ
ースもあるとか。

では、一体、どうしてこんなことなことが起きているのか?
あ、何故でしょう。

年配の人なら想像がつくかもしれません。我々、小さな時に習
いました。農薬を使い過ぎると、だんだん農薬が効かなくなる、
と。農薬が効かなくなるというよりも、農薬に耐性を持つ植物に変
異する、と。

では、アメリカの農家は農薬を使い過ぎたのか?

アメリカの化学会社は、こんなことを言って遺伝子組み換え作
物を宣伝しました。「遺伝子組み換え作物にすれば、農薬を撒く
回数も少なくなるから..」、と。そして、雑草を除去する手間がな
くなるから仕事が楽になる、と。

ただ、遺伝子組み換え作物の種子は、農薬もセットになって販
売されているのです。そして、その農薬を散布すれば、雑草は生
えないが、栽培される本体の植物が枯れることは決してない、
と。何故かといえば、その農薬に耐性を持つように遺伝子操作が
なされているからです。

しかし、一部の人が予想したとおり、遺伝子操作された植物が
大量に栽培されるようになると、当該農薬に耐性を持つ雑草が
出現してしまったのでした。

結果、雑草を刈る手間を省く目的だったのが、却って雑草を刈
る手間を増やしてしまった、と。

本日のABCのニュースは、ここまでの説明をすることはありま
せんでした。単にスーパー雑草が大発生して、農家は大変な状
態になっています、というところで終わりです。遺伝子操作作物と
いう言葉も出なければ、遺伝子操作作物の種を販売している化
学会社の名前も出てきません。

何故、原因について考えないのでしょう。

本当は、薄々何かを感じているわけです。ですが、因果関係が
必ずしも科学的に確認されていないからだ、と。

では、何故科学的に因果関係が確認されていないのか?

それは、そのメーカーが、政府などに有形無形に働きかけてい
るからでしょう。

よく、世界の食糧問題を解決するためには、遺伝子操作作物を
世界にもっと普及させることが必要だ、などと言われることがあり
ます。しかし、そうした戦略に乗ると、単にメーカーを儲けさせる
だけの話なのです。
しかも、今回のニュースのように、却って農家
には大きな被害がもたらされる、と。

ここで私は、日本の農業について少し考えてみたいと思いま
す。

日本の農業を採算の合うものにするためには、農地を集約化
し効率を上げるべきだ、などとよく言われます。要するにアメリカ
式の農業を目指せ、ということです。

しかし、その作戦は完全に間違っています。そうした作戦を採
用しても、あの巨大な農地を保有するアメリカの農家に日本の農
家が勝つことはないでしょう。ここは、アメリカと逆の道を歩むの
です。遺伝子操作作物は一切育てない。農薬の使用も極力抑え
る。自然の摂理を重視した農業に再生させる。そうすると、自然
にトキが繁殖できるような水田が出来上がるということです。トキ
が食べる餌がその水田に生息しているということは、そこで採れ
るお米が安全である証拠です。そうした安全でおいしいお米を供
給すれば、少しくらい価格が高くても必ず需要はみつかると思わ
れるからです。

日本政府は、自然の摂理を重視した農業を日本の農家が営ん
でいることを海外に大々的にPRすべきではないでしょうか。

スーパー雑草が発生するなんて、SFの話かと思っていたという
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3日間ほど、ブログの更新ができませんでした。

それに、昨日は、メルマガの配信もできませんでした。

申し訳ありません。

実は、プライベートな理由で、田舎に帰っていました。

私の田舎は、長崎県島原市というところです。

私の住んでいるところは、割と最近開発が進んできた地域であり、近
所にはまだ田んぼがあります。

で、帰省していた間、田んぼの様子などをみていた訳です。

「ひょっとしてseijiは、地主様?」

いえ、違います。

他人様の田んぼです。

「では、どうして他人様の田んぼなどを?」

田んぼに生息する生き物を見るのが楽しみだからです。

「でも、水を引いたばかりの田んぼだから..」

何にもいないと思うでしょう?

確かに水を引いたばかりの田んぼは、まだ、どろんこの運動場みた
いなもので、生き物の姿など..

しかし、数日も経つと、もう生き物がうようよと。

卵からかえったばかりの小さなオタマジャクシがいっぱい泳いでいま
す。

もちろん、凄く小さいので、意識して田んぼの中を覗かないと気が付
かないでしょう。

でも、太陽の光が強いと、無数のミジンコとともに小さなオタマジャク
シが確認できます。

実に不思議なものですよね。

まるで、お百姓さんがもうすぐ田植えをするだろうということを知って
いたかのように、オタマジャクシが誕生するわけですから。

ヤゴはまだ見つかりませんでしたが、トンボが田んぼの上を飛んで
いましたから、遠からずヤゴが田んぼの中を我がもの顔で泳ぎ回るこ
とでしょう。


お百姓さんたちには、なるだけ農薬や肥料の使用を抑えてコメ作りを
続けてもらいたいと思います。

本当は、トキが生息する田んぼのようになって欲しいのですが、ま
あ、お百姓さんにも事情があるでしょうから..。

皆様も、田んぼを訪れることがあったら、是非、よくご覧になって生き
物たちを観察して下さい。



日本は、水田を守らなければいけない、と思った方、クリックをお願い
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私が住んでいる地域では、湧水がいつも溢れているので、雨が降ら
なくても田植えは可能なようです。

どんなに暑くても、湧水を飲むと生き返ります。

タグ :
#田植え
#オタマジャクシ


[画像:木村]





























本日の日経新聞には、無肥料、無農薬栽培を会得した農家として有
名になった木村秋則氏のことが紹介されています。

この方、絶対不可能だと言われていたリンゴの無肥料、無農薬を成
功させたのだとか。
↓↓↓
http://www.sun-act.com/kimura/

コメや野菜についても、無肥料、無農薬栽培を会得したと。

木村さん、常識は全部捨てなさいと仰っています。

私、こういう話を聞くと、少し心が温かくなる感じがします。

まだまだ我々の将来には望みが残っているかも..、と。

先日、テレビで、佐渡のトキ米のことが報道されていたのを見た時
も、嬉しく思いました。

何故かといえば、ニッポニア・ニッポンことトキが生息できるようにそ
の地域の農家は、可能な限り農薬と肥料を制限してコメ作りを行って
おり、そのため、それらの水田には、イトミミズ、メダカ、ザリガニ等々
の水棲生物がいっぱい存在しているからです。

昔の日本の水田の様子が復元されているのです。

もう、トキの餌がいっぱい、ということです。

そのような条件で作られたお米なら、安心して食べることができ、きっ
と美味しいと思います。

ということで、自然農法とか、無農薬栽培ときくと、生態系が復元しそ
うな気がして、嬉しくなるのですが..


ただ、そういうことばかりいうと、

「農業を実際やったことがない人が言うことだ」という声が聞こえてき
ます。

「農薬を使わないなんて、言うのは簡単だが、それが、どんなに大変
か..」


この木村さんも、リンゴ園に農薬を撒くのを止めたところ、リンゴ園は
病害虫のパラダイスになってしまったと言っています。

で、木村さんは、農薬の代わりに、酢やしょうゆや塩やみそ、ネギ、
にんにくなど、思いつくものを何でも散布してみた、と。

そして、木村さんは気が付くわけです。

虫が付くのや病気になるのは、結果ではないか、と。リンゴの木が弱
っていたから発生したのではないか、と。

答えは、土のなかにあった、と。

草深い山のやわらかい土のなかで根はのびやかに張っていた、と。


要するに、リンゴの木が健康で丈夫であれば、農薬を使わなくても、
害虫の被害に遭うことは少なくなるであろう、ということです。

ところが、人間は常識のとらわれがちです。

年に13回も農薬を散布するのが当たり前になると、何も考えずた
だ、農薬を散布するだけ。

害虫の被害が酷くなれば、もっと撒こうか、と。

しかし、リンゴの木が健康で丈夫であれば、もう少し被害は少なかっ
たであろう、と。

木村さんは言います。

「全ては観察から始まる。ずっと見ていることが大事」


ということで、このような考え方が日本の農家にもっともっと広がるこ
とを期待したいのですが、似たようなことは経済の世界にも言えそうで
す。


経済の面における不況とか、金融危機などは、病害虫に例えること
ができると思います。

病害虫の被害を回避するためには、どうするか?

そう、農薬を撒くことが必要だ、と。

では、不況を回避したり、不況から脱却するためには、何が必要
か?

1つは、金融政策。金利を思い切って引き下げる。

もう1つは、財政政策。需給ギャップを埋めるために、政府が出動し、
減税や公共投資を行うことが、必要だ、と。


私たちの多くは、そうした常識にとらわれているのではないでしょう
か。

もちろん、金融政策や財政政策の効果を全て否定しようとするもの
ではありません。

ですが、我々は、余りにも安易にそうした措置に頼り過ぎるのではな
いでしょうか。

何故、不況になったか?

過去を振り返り、その原因をよく分析することが大切なのではないで
しょうか。

そうすると、自然と原因が分かってきます。

今回の世界同時不況は、アメリカの住宅バブルがはじけたことによ
って起きたものです。

では、何故、バブルが発生したか。

その原因の一つは、世界的な過剰流動性の発生です。日本の超低
金利政策も一役かっています。

そして、そうした金融緩和の状況を利用して、欧米の金融機関が投
機に走り、それが裏目にでたと、いうことです。

だとすれば、今後は、投機が起こりにくいような経済環境に改めると
いうことが本筋であると思います。

しかし、実際にやられていることといえば、消費の落ち込みを防ぐよ
うなことばかり。

でも、そもそも、バブルの発生で、アメリカの消費水準が本来あるべ
き姿をはるかに超えて膨らみ過ぎたのがおかしいのですから、その水
準にまで、消費をまた戻そうという考え方にも無理があるわけなので
す。


農業において、病害虫に過剰に反応するようになると、どうしても農
薬に過度に依存することが予想されます。経済でも同じです。不況か
ら立ち直るために、これでもか、これでもか、と超低金利政策を維持す
ることが求められてしまいます。財政政策も要請されます。

これでは、経済が本当に健康で丈夫な体になることはできないので
はないでしょうか。



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ミツバチの集団失踪、CCDのニュースが最近盛んに報じられるよう
になっています。

といっても、日本ではなく世界的にですが..

Apr. 26 2009 バンクーバーからです。CTV.ca News Staff

A group of Vancouver environmentalists is trying
to stop the strange disappearance of bee populations,
by creating new urban habitats for the insects.

「バンクーバーのある環境派のグループが、蜂の奇妙な失踪を食い止
めようと、都市に蜂の棲息地を作ろうとしている」


Experts are still trying to determine the exact cause
behind Colony Collapse Disorder (CCD), which was first
given an official name in 2007. Every year, a third of
Canadian bee colonies are lost.

「専門家たちは、2007年にその名が付けられたCCDの原因をなお突
き止めようとしている。毎年、カナダの1/3の蜂の巣が失われている
のだ」


The insects are crucial to our food supply -- bees are
needed to pollinate most of our vegetable and fruit crops.
The European honeybee provides up to 1ドル billion worth
of pollination services to agriculture in Canada every year.

「蜂は、食料供給のために欠かせないもので、野菜や果物の受粉作
業に必要なのだ。西洋ミツバチは、毎年、カナダの農業に対し10億ド
ル相当の受粉サービスを提供している」


So why are bees disappearing? Theories point to
pesticides, some sort of contagious virus, bacteria,
or weakened immune systems. Other experts suggest
the problem has more to do with a loss of habitat.

「では、何故蜂が消えているのか。理論的には、殺虫剤、ウィルス、バ
クテリア、免疫機能の低下が考えられる。また、棲息地の喪失に関係
していると指摘する専門家もいる」


Responding to the latter idea, the Environmental Youth
Alliance has set up 150 bee towers across Vancouver,
with hopes that bees will use the homes to lay eggs.
The project is also designed to raise awareness about
the issue.

「この棲息地の喪失に対応しようと、「環境青年同盟」は、バンクーバ
ー中に150の蜂の塔を作ってきた。蜂がそこを巣にし、そして卵を産む
ことを願って。このプロジェクトは、CCDに対する問題意識を喚起する
意味もある」


"We can create habitat by putting these things out,"
said spokesperson Hartley Rosen.

「広報担当のローゼン氏は、『このようにして棲息地を作ることができ
る』と、述べた」


So far, the project is getting a lot of notice south
of the border, where beekeepers have even gone to
Washington to publicize their plight.

「これまでのところは、このプロジェクトは、国境の南側で多くの注目を
集めている。そこの地域の養蜂家は、彼らの窮状を訴えにワシントン
まで行っているのだ」


Some U.S. beekeepers are reporting losses of up to 95
per cent, and the U.S. Department of Agriculture has made
CCD a central concern.

「米国の養蜂家の中には、95%もの蜂を失ったと報告している者もい
る。米農務省は、CCDに大きな関心を寄せている」

With a report by CTV's Rob Brown

次は、イギリスからです。

Thieves lift hives as UK bee numbers drop

「英国のハチ減少で、泥棒が蜂の巣を盗む」

By Lester Haines • Get more from this author

27th April 2009 11:19 GMT


The UK's beekeepers are facing a new threat to their
hives in the wake of a dramatic decline in honeybee
numbers - the wholesale theft of colonies for sale
on a burgeoning "apian black market", as the Times
describes it.

「英国の養蜂家は、蜂の数の劇的な減少の後で、新たな脅威に直面
している。最近誕生したブラックマーケットで蜂を売るために泥棒をす
るのだ」


The value of honeybees has risen sharply as
populations succumb to a combination of threats
including Colony Collapse Disorder and wet summers.
Accordingly, thieves who apparently have experience
handling bees and the inside knowledge to sell
them on have begun to illegally exploit the crisis.

「大量の蜂が、CCDや蒸し暑い夏の気候に負けていなくなることから、
ミツバチの価格が急上昇している。このため、蜂の扱いに慣れていた
り、売却の内部情報を有している者が、この危機を非合法に利用し始
めている」


Earlier this month the Great Little Honey Company
at Rowley Hill Farm in Stretton, Staffordshire,
was relieved of 18 hives whose occupants pollinated
the farm's strawberry plants. Beekeeper Richard
Lindsey explained: “It’s soul destroying. I went
to check on the hives and all that was left were
the stands. It had been cleaned out completely.”

「スタッホードシャー州のストレットンにあるラウリーヒル農場のグレイ
ト・リトル蜂蜜会社が、今月、18個の蜂の巣箱を盗まれた。これらの蜂
は、イチゴ農家の受粉に使われていた。養蜂家のリチャード・リンジー
は言う。全く落胆した。巣箱の確認に行ってみたら、スタンドだけにな
っていて、完全に持ち去られていた」


“It must have been someone who knew what they were
doing - someone in the trade. You would need equipment
to load them on to a truck and they’re not easy to
lift. And you would have to know what you were doing
- if you drop them or let them out you’d get badly
stung up without protection.”

「誰か内部時事情に詳しいものに違いない、トラックに積み込むにも道
具がいるし、運ぶのも容易ではない。もし、落としたりして蜂が外に出
てしまうと、刺されてしまう」


He continued: “It will cost me 6,000ドル to replace them.
And that’s without taking into account the loss of
breeding stock I had, and I’ve lost the honey crop off
them this year, which was worth 50ドル per hive at least.”

「彼は続ける。『取り換えのために、6千ポンドほどかかるであろう。そ
れには、飼育中の蜂の損失を含めていない。今年の蜂蜜の収穫もなく
なり、最低でも一箱につき50ポンドにはなる」


John Howat, secretary of the Bee Farmers’ Association,
told the Times: “I imagine that the increase in demand
for hives from the public following all the press coverage
about bees over the last year, together with the very high
prices now being demanded, due to shortages following
losses has prompted this spate of thefts.

「養蜂家協会のジョン・ホワット氏は、タイムズに対し次のように述べ
た。『昨年の蜂に関する新聞報道の後、蜂に対する需要が増大したこ
とが、価格が上昇したこともあいまって、蜂の窃盗の多発化につなが
っていると思う』」


“Worryingly, it is obvious that whoever is doing it
has experience in keeping and moving bees. I always
thought we beekeepers were a small but honest crowd
of people."

「困ったことに、窃盗を行っているものは、蜂の飼育や運搬の経験があ
るものであることは明らかだ。私は、養蜂家というものは、少数ではあ
るが、正直な人々の集まりであるといつも思ってきたのに」

Lindsey suggested the thieves were out for financial
gain, rather then the bees themselves. He said:
“There could well be a black market. Bees aren’t
identifiable and the demand for bees from beginners
far outweighs supply. I know of someone who had 12 hives
stolen, another five hives and another four. It’s definitely
worth someone’s while to steal bees, divide the hives up
and sell them on.”

「リンジー氏は、窃盗は、蜂が欲しくて行ったのではなく、お金目当て
だ、と示唆した。彼は言う。『ブラックマーケットがある可能性がある。
蜂は、見分けが付かず、素人の蜂の需要は、供給をはるかに上回っ
ている。12箱の巣箱を盗まれた者を知っているし、5箱盗まれた者や4
箱盗まれた者もいる。人によっては、盗んで売り飛ばせば、金になると
考えるものがいるということだ」

次は、ブラッセルから。


By Pete Harrison

BRUSSELS, April 27 (Reuters) -


Europe's beekeeping industry could be wiped out in less
than a decade as bees fall victim to disease, insecticides
and intensive farming, international beekeeping body
Apimondia said on Monday.

「ヨーロッパの養蜂産業は、蜂が病気や殺虫剤や集約農業の犠牲に
なっているので、今後10年以内に消滅することがあり得ると、国際養
蜂家団体が月曜日に述べた」


"With this level of mortality, European beekeepers can
only survive another 8 to 10 years," Gilles Ratia, president
of Apimondia, told Reuters.

「この寿命の水準では、ヨーロッパの 養蜂家は、後8年から10年しか
生き延びることができないと、アピモンディアの総裁がロイターに述べ
た」


"We have had big problems in southwest France for many
years, but also now in Italy and Germany."

「長い間、フランスの南部では大きな問題になっていたが、今では、イ
タリアやドイツで問題になっている」


Last year, about 30 percent of Europe's 13.6 million hives
died, according to Apimondia figures. Losses reached 50
percent in Slovenia and as high as 80 percent in southwest
Germany.

「アピモンディアによれば、昨年、ヨーロッパの13.6百万の巣箱の
30%が死んだとされる。喪失数は、スロベニアでは、50%に、そして
南西ドイツでは、80%に達すると」


With 35 percent of European food crops relying on bees to
pollinate them, it poses a big threat for farmers, said Ratia.

「ヨーロッパの農作物の35%は、蜂に受粉作業をさせており、このた
め、農家にとっては大変な脅威になっていると、ラティアは言う」


"It is a complete crisis," said Francesco Panella, who
tends about 1,000 hives in Piedmont, northern Italy. "Last
year, I lost about half my production. I can't survive more
than 2 or 3 more years like this. My son won't be able to
continue my trade."

「これは大変な危機だ、と北イタリアのピーデモンで100箱の世話をす
るパネラ氏はいう。昨年、私は、生産物の半分を喪失した。このような
ことでは、2〜3年ももたないだろう。息子は、この仕事を続けることは
ないだろう」


Mystery has surrounded the recent decline of bee numbers,
but most keepers blame modern farming methods and the
powerful new pesticides used on crops like sunflower, maize
and rapeseed.

「これだけの蜂の数の減少には、謎がつきまとうが、大方の養蜂家
は、近代的な農業方法と、ひまわりやトウモロコシ、或いは、菜種に使
用される強力な新種の殺虫剤のせいだ、という」

Two main factors were responsible for weakening bee
colonies: insecticides and the parasitic mite Varroa, says
Apimondia's scientific coordinator Gerard Arnold. Once
weakened, the hives are then decimated by viruses and other
diseases.

「蜂の集団を弱体化している二つの大きな原因がある。殺虫剤と、バ
ロアというダニだ、とアピモンディアの科学調整役のアーノルド氏が言
う。一旦弱体化すると、蜂の巣は、ウィルスや他の病気によって滅ぼさ
れる」


Evidence of farming's impact comes from the fact French
honey output has suffered in intensive sunflower farming
areas but has remained steady in mountains and chestnut
forests, said Henri Clement, president of the French
beekeeping union.

「農法が影響を与えるという証拠は、フランスにおいて、集約的なひま
わり栽培をする地域の蜂蜜の生産量が減少しているのに、山間部や
ぶな林においては、収穫に変化がないという事実があるということだ、
とフランス養蜂家組合総裁のクレメント氏がいう」

Beekeepers are perplexed about why so little attention
is given to an industry that supplies 58 percent of Europe's
appetite of 340,000 tonnes of honey a year.

「養蜂家は、年間34万トンのヨーロッパの蜂蜜需要のうちの58%を供
給する産業なのに何故、殆ど関心が寄せられないのか、と困惑してい
る」


"If cattle were producing 30 percent less milk each year,
it would not be acceptable. But that is what we have had
to put up with," said Josef Stich, who keeps 200 hives near
Vienna.

「もし、牛が生産するミルクが毎年30%も減少するなら、それは受け入
れることができない。しかし、それと同じことが今起きている、とウィー
ンで200箱を飼育しているスティッチ氏が言う」

Earlier this year, the European Union voted to phase out
the most toxic pesticides after years of wrangling, but
many bee-keepers feel ignored by politicians.

「今年の初め、EUは、周知期間の後、強力な農薬を段階的に廃止す
ることを決めた。しかし、多くの養蜂家は、政治家に無視されている
と、感じている」


The honey industry's concerns are drowned out by the
interests of the giant corporations that produce the
pesticides, said Apimondia's Ratia.

「養蜂産業の懸念は、農薬を生産する巨大企業の利益によってかき
消されている、とアピモンディアのラティアは言う」


"Politicians are more susceptible to the big lobbying
of the chemical industry," he said. "We beekeepers can
talk and talk, but we don't receive much consideration."

「政治家は、化学業界の買収工作に弱い、と彼は言った。我々、養蜂
家は、話を続けることだけだ。しかし、余り考慮されてはいない」

(Additional reporting by Jeremy Smith; Editing by Matthew Jones)

遺伝子操作されたひまわりやコーン、或いは菜種などを栽培すること
は、強力な農薬の使用することを意味していますが..


そのことが、蜂に大きなストレスを与えているのではないのでしょう
か。

銀行のストレステストだけではなく、

生態系のストレステストを、米国政府は着手すべきではないのでしょ
うか。


蜂は、相当なストレスを受けているのだろうな、と思う方、クリックをお
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先日、ミツバチが集団失踪しているとのニュースが流れていました。

確か、毎日新聞でしたが..

で、本日は、あの「とくダネ!」でも、結構時間を取って報じていまし
た。

何でも1年間で、1億匹ものミツバチが姿を消しているのでは..、と試
算していました。

1群2万匹と仮定して..

で、ミツバチがいなくなった結果、受粉が巧くいかなくなって、いちご
の実が変な形になってしまうとか。

私たちって、食べ物の話になると敏感ですよね。

ハチがいなくなったといっても、それだけでは、あまり関心を示す人
は少ないと思うのですが、ハチがいなくなった結果、いちごやすいかが
できなくなるかもしれないと聞くと、それは大変だと、敏感に反応する
訳ですから..。

それにしても、とくダネの出演者の皆さんは、初めて聞くような顔をし
ていました..

ハチの集団失踪、CCD、Colony Collapse Disorder 、日本語で
は、蜂群崩壊症候群といいますが、これ、数年前にアメリカで大騒ぎに
なりましたよね。

そして、日本でも例えば、宮崎県などで、やはり蜂が姿を消している
と報道されていました。

そんなこと、全然覚えていないのでしょうか、この人たち。

まあ、仕方ないでしょうね。

だって、小倉さんなんか、自分で、昆虫は嫌いだから、とはっきり言う
ほどですから。

ゴルフ場でも、蜂に出くわすと大騒ぎすると言っていました。

ところで、そのCCDですが、このブログでも随分取り上げました。

何が原因なのだろうか、と。

随分調べました。

覚えています?

ですから、もう原因については、本日は述べません。

違う観点から、この問題を考えてみたいと思います。


私は、誰かさんと違い、虫が好きです。

虫は、無視できない、なんちゃって。

ですから、ミツバチがいなくなるなんて聞くと、いても立ってもいられな
いような気に..


でも、冷静になりましょう。

話は、少し飛びますが、皆さんは、ブラックバスや、ブルーギルにつ
いて、どう思いますか?

彼らのせいで、日本の魚が肩身のせまい思いをしています。

環境派の人々は、ブラックスバスを悪くいいます。

生態系を乱している、と。


またまた、話は飛びますが、最近熊がよく人里に下りてきて、人家に
侵入なんてことがよくおこりますが、そうすると、その対策として、山
に、熊の餌になるドングリをまいたらどうだ、などと言われることがあり
ます。

私なんかは、すぐ賛成してしまいます。

でも、本当に自然のことを考えると、どんぐりにも、いろんなどんぐり
があるから、どこで取れたか分からないドングリを撒くと、生態系に影
響を与えるのだとか..

皆さん、そんなこと考えたことがありますか?

自然の保護も、そう簡単ではないということです。


いずれにしても、外来種が入ってくると、生態系に影響を及ぼす。

というわけで、例えば、どんなに大型で格好がいいからといっても、
外国産のクワガタやカブトムシを日本に持ち込むのは、好ましくない
のです。


随分、前置きが長くなりました..


何を言いたいか、というと、


ミツバチが、集団失踪していることは大変なことなのですが、よーく考
えたら、集団失踪をしているミツバチとは、日本に昔からいるミツバチ
ではなく、海外から輸入されている西洋ミツバチなのです。

言いたいこと、分かります?

要するに、西洋ミツバチは、外来種なのです。

つまり、扱いは、ブラックバスやブルーギル、或いは、アメリカザリガ
ニと同じでいい訳です。

でも、そんなこと考える人はほとんどいません。

西洋ミツバチ以外に日本ミツバチが生存していることを知っている人
も多くはないと思います。

ミツバチはミツバチ、と思っていた人が多いのではないでしょうか。


ですから、ミツバチが、果樹園芸などに大変貢献しているという事実
を別にすれば、西洋ミツバチがいないのが本来の姿なのかもしれませ
ん。

そんなことを考えていると、世の中、大変やっかいなことになってしま
っているな、と考えさせられるわけです。

生態系は乱すかもしれないが、西洋ミツバチは、例外扱いしてあげ
ようということになっているのですね。

でも、どうして、西洋ミツバチが、受粉に使われるのでしょうか。

それは、日本ミツバチよりも、おとなしく良く働いてくれるからだ、と。

いずれにしても、皆でもっとミツバチのことや自然のことを考えるべき
ではないでしょうか。

但し、貴方が、どれだけミツバチのことに親しみを感じても、彼らは、
我関せずとせっせと蜜を集めるだけです。

ほんと、人間には関心を示しません。

少々近づいても、見向きもせず、密を吸うだけ。


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政府は、国民に安心してもらうために、緊急の経済対策を打ち出しま
したが、今、真に必要なのは、ゲリラ豪雨の被害から国民を守る豪雨対
策ではないのでしょうか。

どうも、福田内閣のやることは間が悪いというか..。


ところで、次の説明文を読んで、貴方は、どれ位凄い雨が降っている
のかを分かりますか。


・バケツをひっくり返したような激しい雨

・滝のように降り、辺りが水しぶきで白っぽくなります

・土砂降りの雨

・激しい雨

・非常に激しい雨

・猛烈な雨



さあ、如何でしょうか。

土砂降りの雨と、バケツをひっくり返したような雨とでは、どっちが凄い
雨なのでしょうか。


・激しい雨(1時間に20〜30ミリ):土砂降りの雨

・非常に激しい雨(1時間に30〜50ミリ):バケツをひっくり返したような
激しい雨

・猛烈な雨(1時間に50ミリ以上):滝のように降り、辺りが水しぶきで白
っぽくなります

「土砂降り」というと、大変な量の雨に思えるのですが、それもより「バ
ケツをひっくり返した」方が激しく、そしてそれよりも「滝のように」の方が
もっと激しいということです。

でも、その「滝のように」の上はありません。

それはそうですよね。滝よりも凄い雨など考えられません。

しかし、1時間当たりの雨量は、今後、記録を更新すると予想されま
す。


ゲリラ豪雨に関する警報態勢をもっと強化するなどの対策が国、地方
自治体として必要なのではないでしょうか。


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