2期連続マイナス成長になりそうな日本経済
7-9月期のGDPの伸び率が、2期連続マイナスになりそうだと報じられています。
何故そのようなことが言えるかと言えば、本日発表された8月の鉱工業生産指数が2か月連続でマイナスになり、4半期ベースでみても、7-9月期は前期比マイナスになることがほぼ確実になっているからなのだ、と。
[画像:GDP推移]
では、何故ここに来て成長のペースが鈍っているのかと言えば、中国経済の減速の影響が大きいのだとか。
安倍さんは、名目GDPで600兆円を目指すと言ったばかりですが、経済の現状は、上向ているどころか下を向いているのです。
安倍さんは、このような厳しい現状が分かっていないのでしょうか?
否、そうではなく安倍総理は、自分にとって都合の悪い事実は敢えて見ないようにしているのです。だから、いつも言葉の歯切れはよい。 しかし、事実はそうではないから空威張りと同じです。
中国経済の減速が与える影響に関しては、副総理の麻生さんが、次のようなことを言っていたのを憶えているでしょうか。
これ9月1日の記者会見の際の発言ですから、まだ1か月経っていないのです。
麻生さんは、日本よりもドイツに与える影響を心配すべきだと言っていた訳ですが...そして、今、ドイツは全く違う要因で厳しい局面を迎えていることは皆さま、ご承知のとおりなのですが...しかし、こうして1か月も経たないうちに、中国経済減速の影響が顕在化しつつあるのです。
因みに、私がそのときどのような見解を示したかと言えば...
中国が調整期に入る訳ですから、日本にとってその影響が小さい筈がないのです。
またぞろ、財政出動の話が出てくるかもしれませんが、しかし、財政出動をしても、人手不足や資材価格の上昇が起きている現状ではそれを消化する能力が限られているために、殆ど効果がないでしょう。
中国は調整に5年を要すると言っていますが、そうなると、よほどのことが起きない限り、日本にも相当の下押し圧力がかかり続けることになるでしょう。
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何故そのようなことが言えるかと言えば、本日発表された8月の鉱工業生産指数が2か月連続でマイナスになり、4半期ベースでみても、7-9月期は前期比マイナスになることがほぼ確実になっているからなのだ、と。
[画像:GDP推移]
では、何故ここに来て成長のペースが鈍っているのかと言えば、中国経済の減速の影響が大きいのだとか。
安倍さんは、名目GDPで600兆円を目指すと言ったばかりですが、経済の現状は、上向ているどころか下を向いているのです。
安倍さんは、このような厳しい現状が分かっていないのでしょうか?
否、そうではなく安倍総理は、自分にとって都合の悪い事実は敢えて見ないようにしているのです。だから、いつも言葉の歯切れはよい。 しかし、事実はそうではないから空威張りと同じです。
中国経済の減速が与える影響に関しては、副総理の麻生さんが、次のようなことを言っていたのを憶えているでしょうか。
「中国経済が弱くなっているという見方から新興国を中心に今後経済が厳しくなるのではないかという見方が広がっていますけれども、大臣の世界経済の現状認識について教えていただけますでしょうか」
「世界経済全体、中国の場合が我々日本にとっては世界の193カ国で見ますと最大の貿易相手国、いわゆる輸出入の相手国としては今中国が一番ですから、その経済がどうなるかというのは日本の経済にとって大きな影響があるということは確かです。ただ、よく経済記事を見ていると日本は貿易立国と書いてありますが、日本のGDPの中に占める貿易というのは今すごく大きくなったと言って15%程度だからね。ついこの間まで10%だから。残りの90%は内需ですよ。30%、40%いっているドイツとか中国とかというのは貿易立国と言われるのかもしれないけれども、日本の場合はそれに当たらないという大前提を置いておかないと中国との付き合いで具合が悪くなった途端に日本の経済が具合悪くなるなんていう構造では日本の場合はない。だからそこのところをまず大前提に置いた上で、日本の場合はヨーロッパの経済が少なくとも今のギリシャの話でふらふらしてみたり、いろいろ状況が影響しているとは思いますけれども、ドイツがかなりの部分で中国経済と関係を深めていますから、中国の具合が悪くなったらドイツに影響が出てくると。それは、ひいてはヨーロッパ経済に大きな影響を与える確率は極めて高くなってくるのだと思いますね」
これ9月1日の記者会見の際の発言ですから、まだ1か月経っていないのです。
麻生さんは、日本よりもドイツに与える影響を心配すべきだと言っていた訳ですが...そして、今、ドイツは全く違う要因で厳しい局面を迎えていることは皆さま、ご承知のとおりなのですが...しかし、こうして1か月も経たないうちに、中国経済減速の影響が顕在化しつつあるのです。
因みに、私がそのときどのような見解を示したかと言えば...
「確かに近年ドイツが中国との経済的関係を強めようとしていることは事実。しかし、そうはいっても日中と独中の関係を比べると、明らかに日中の関係の方が強い。
中国が一番モノを買っている相手国どこでしょう。
それは、韓国や日本。決してドイツが上位にくることはないのです。
だとしたら、明らかにドイツよりも韓国や日本の受ける影響の方が深刻であることはすぐに想像できそうな筈。
さらに言えば、麻生流の考えに従えば、ドイツの方が日本より貿易の割合が大きいのだから、例えばリーマンショックによる影響(輸出の落ち込み)も、ドイツの方が大きくならないとおかしいのですが、実際には、日本の方がドイツよりも深刻な影響を受けたのです。
だから、日本の貿易の占める割合が相対的に小さいと言っても、中国の経済不振が日本に及ぼす影響は小さいとは決して言えないのです。」
中国が調整期に入る訳ですから、日本にとってその影響が小さい筈がないのです。
またぞろ、財政出動の話が出てくるかもしれませんが、しかし、財政出動をしても、人手不足や資材価格の上昇が起きている現状ではそれを消化する能力が限られているために、殆ど効果がないでしょう。
中国は調整に5年を要すると言っていますが、そうなると、よほどのことが起きない限り、日本にも相当の下押し圧力がかかり続けることになるでしょう。
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