[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

阪神ドラ2今朝丸 同郷伝説左腕"江夏魂"継承誓う 「自分も負けずに200勝」

[ 2024年12月10日 05:15 ]

阪神新入団会見に臨んだ今朝丸(撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

阪神のドラフト2位・今朝丸が、"江夏魂"継承を誓った。背番号は同じ兵庫県出身で高卒入団の江夏豊が阪神時代に背負った「28」に決定。人生初となるタテジマのユニホームに袖を通し、名誉ある番号も初お披露目した。所信表明では、そのレジェンド左腕の名前も挙げつつ改めて大記録に挑む決意を明かした。

「背番号28といったら、自分の中では江夏さんが一番初めに出てきます。江夏さんは200勝を目標にして達成された。自分も負けずに一勝、一勝積み上げて、200勝に近づいていければ」

背中を追いかける偉大な先輩は通算206勝、193セーブを誇った。マウンドでは持ち前の強心臓で数々の大打者を翻弄(ほんろう)し、特に世界の本塁打王・王貞治に対してはストレート勝負にこだわった。また、球宴史上最高のパフォーマンスといわれる衝撃の9者連続奪三振など数々の伝説を残した。

左右の違いこそあれど、18歳右腕には"後継者"の可能性を漂わせるスケールの大きさがある。「(報道陣の多さも)慣れてきた。自分は見られて成長していきたい。(藤川監督との初対面も緊張は)特にない。(同期入団の人は)みんないい先輩で話しやすい。あまり(最年少というのは)気にすることはないかな」。同期入団選手たちが総じて緊張の面持ちの中、大物ぶりを発揮。今年チーム唯一の高卒新人ながら、年上の選手たちとも笑顔で談笑していた。

「息の長い選手といえば40歳まで投げている選手。自分も40歳ぐらいまでいけるような選手になりたい」
200勝とともに、息の長い選手が目標。江夏は36歳、同じ背番号28を背負った福原忍は39歳で現役を引退したが、右腕の青写真はその先に続く。

「どうしても今朝丸投手が欲しかった。近未来のエースとして出てきてもらいたい」と藤川監督からも大きな期待を受ける未完の大器。エース道を歩む。 (山本 浩之)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

野球の2024年12月10日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /