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ソフトバンク ドラ2庄子"ポスト今宮"から「盗塁王」狙う ドラ4宇野、ドラ5岩見とバトル必至

[ 2024年12月10日 06:00 ]

ソフトバンク新入団会見で、小久保監督(右)の隣で「盗塁王」と目標を記した庄子(撮影・成瀬 徹)
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ソフトバンクは9日、福岡市内で育成を含む18選手の新入団発表を行い、ドラフト2位の庄子雄大内野手(22=神奈川大)が正遊撃手の座をつかみ、盗塁王になると目標を掲げた。同じく遊撃が主戦場の4位・宇野真仁朗内野手(18=早実)と5位・石見颯真内野手(18=愛工大名電)も「ポスト今宮」をうかがう。球界を代表する遊撃手の後釜を巡り、激しいバトルが展開されていきそうだ。

ドラフト2位・庄子が憧れの今宮に挑戦する。球際の強さ、スローイングの強さや正確性など、背番号6の姿を目標としてきた。

「今宮選手がホークスのレギュラーに定着してからずっと参考にしてきました。ショートで勝負する以上は勝たないと試合に出られない」。多くのことを学び取り、高いレベルの遊撃手へと成長を遂げ、衰え知らずのレジェンドに勝負をしていくつもりだ。

大きな武器がある。50メートル5秒7の俊足だ。「盗塁王を目標に磨いていきたい」。神奈川大学リーグでは通算57の盗塁企図で成功54と成功率94・7%をマークした。高校時代に「足が野球選手としての生きる道」として元阪神・赤星憲広氏の著書を読んだ。「盗塁を決めるには準備が8割」と学び実践してきた。

プロの舞台では盗塁成功のハードルが高くなるが、球界屈指のスピードスター・周東から多くを吸収したい考えだ。「スタートの心構えだったりを聞きたいと思います。足の速さだけでなくベースランニングや打球判断にもたけている方だと思う。お話を聞いたりしたい」

今季1軍デビューして大器の片りんを見せた笹川と同学年、同じ横浜出身で中学時代に同じシニアチームに所属した。「また一緒にプレーできる。僕と笹川がレギュラーとなってチームを引っ張っていければ」と心を躍らせた。

"ポスト今宮"を巡っては4位の宇野、5位の石見の高卒2選手と切磋琢磨(せっさたくま)していくことになる。宇野は「トリプルスリーを達成すること」と高い目標を掲げた。石見は理想のショート像に今宮を挙げ、「今の評価は順位が上の分、宇野の方が高いのかもしれないですけど負けてるつもりはない。その上の庄子さんも同期入団なので負けないという思いはあります」と"後継者"に名乗りを上げた。

小久保監督は「ここだけは負けないというものを持ち続けたプロ野球人生を歩んでほしい」と若鷹にエールを送った。激しい遊撃バトルがチーム力を底上げする。 (木下 大一)

H...背番号20に決まったドラフト1位の村上(神戸弘陵)は「球界を代表するピッチャーになりたい。20番と言えば村上泰斗と言われるように」と抱負を語った。入団会見の前には王貞治ベースボールミュージアムで「ありがとう和田毅投手展」を見学。日米通算165勝を挙げた左腕は憧れの存在で「そういう選手に近づけたら」と話した。

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