[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

佐々木朗希のジョエル・ウルフ代理人に聞く<一問一答(1)>「朗希は米国に来る途中だ」

[ 2024年12月11日 04:47 ]

会見を開いた佐々木朗希の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏(撮影・杉浦大介通信員)
Photo By スポニチ

ロッテからポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏(54)が10日(日本時間11日)、、ウインターミーティングが行われているテキサス州ダラスの会場で取材対応。日米合わせて約100人の報道陣を前に現状などについて説明した。

ウルフ氏と一問一答は以下の通り。

――佐々木は近々、米国に来るのか?
「来る途中だ。どこにいるかははっきりと言いたくない。山本が去年いた場所と同じではない。(はっきり言えない)理由は、ご存知のとおり、最近、山本と、皆さんの誰かではなく、他の何人か、つまりメディアとは呼びませんが、カメラを持った日本人との間に問題があったから。オオタニさんにも問題があったことは知っていますので、私たちは彼のプライバシーを守りたい」

――プレゼンで望むことは?
「私たちの方からチームには何のガイダンスも与えない。(そこで何ができるかも)日本人選手にアピールできるかどうかの試金石の一部になる」

――過去2年、佐々木を知っているということだが、いつ代理人を引き受けることが決まったのか。論議を呼ぶ佐々木の代理人を務める難しさは?
「彼に会ったとき、すぐに彼の代理人になりたいと思ったが、彼が私を選ぶまで待たなければならなかった。関係は相互のものでなければならない。私は筒香嘉智との共通の友人を通じて彼に会った。ミーティングがセッティングされ、そこで彼が米国に来ることを決意し、早く来たいと望んでいることがすぐにわかった。このような状況には関わったことがなかったので非常に驚かされた。プロセスやロードマップも正確にはわからなかったから、非常に困難になることはわかっていたし、実現させるために何かできると彼に保証することもできなかった。彼は私が彼と一緒にその挑戦に立ち向かう覚悟があることを確認したがっていた。非常に困難であり、メディアから多くの批判を受けることになるだろうと彼はわかっていた。自らをこれほど困難な立場に置いたことに、私はロウキとその家族に非常に大きな敬意を抱いている。皆さんもご存知のとおり、彼はその立場に身を置いたために大いに批判された。それでも彼は決して引き下がらず、自分が望んだことから決して逸脱しなかった。内面的に強くなり、決意を固め、決して諦めなかった」

――筒香、佐々木と初めて会ったのはいつか
「2021年か2022年の冬だ。その頃だ」

――千葉ロッテがポスティングしたことに驚かされたか?
「イエス。驚いた。うれしい驚きだった。千葉ロッテは彼に敬意を持って接してくれた。とても寛大だったと思う。チームと組織にとってとても難しい決断をした。ここ(アメリカの)多くのチームのやり方とは違い、彼らは単にお金や財政だけを基準にしたのではなく、選手とチーム全体にとって最善と思われる決断をした」

――投手としての彼をどう思うか?
「彼は偉大な投手の一人になる素晴らしい可能性を秘めた若手投手だと思う。彼は非常に練習熱心だ。私はそれを直接見てきましたが、素晴らしい才能であり、だからこそ多くのチームが彼にエキサイトしているのだと思う。完成した作品がどのようなものになるか、まだ誰もわからない。彼の投球を何度も見ましたが、初めて見たのは千葉での試合だった。私は岩隈と一緒に彼の投球を見に行き、その試合で彼は千賀と投げ合った。最初の3、4イニングはほぼすべての速球が161、162キロ。千賀も彼に匹敵しようとし、私は千賀があれほど速い球を投げられるとは知らなかった。ただ、千賀は3イニング目までに疲労し、交代しなければならなかった。今まで見たことのない才能を目撃した」

――まだ成長の必要があるか
「彼にはまだ成長の余地がたくさんあり、彼自身もそれをわかっている。それが彼がアメリカに来たい理由の一部だと思う」

――お金でも、場所でもないとすれば、チーム選びのプライオリティは何なのか?
「これがこのプロセスの珍しい部分だ。山本、千賀の場合は契約交渉であり、契約に関してが議論の大部分を占めていた。ただ、今回は金額は最後の部分に過ぎない。なぜなら、ほとんどの場合、金額は基本的に同じだからだ。500万ドルかもしれないし、600万ドルかもしれないし、700万ドルかもしれない。それに基づいて決定を下すわけではなく、他のすべてのことに基づいて決定を下す。ドラフトのようなものだが、(選ぶ側は)反対だ。すべてのチームが彼を欲しがっていて、支払う余裕がありますが、私たちが選ぶことができる。私は非常に良い立場にいる。私の決断ではないが、過去25年間、私はアマチュアドラフトに参加し、選手やその両親と一緒に電話のそばに座り、チームが私たちを選ぶかどうかを知るために電話を待たなければならなかった。今、状況は逆転した。彼を欲しがっている他のすべてのチームの方が様子を見なければならない。私にとっては少し楽しい経験になっているが、ロウキは自分が行きたいところを選べる。どのチームにも(金銭的な)余裕があり、文字通り選手が自分の好きなチームを選べるような状況は今まで経験したことがない」

――ダルビッシュと佐々木について話したか。それについて何か言えることは?
「昨日、ダルビッシュ有と話した。そこでの話は明かせない」

――佐々木は大谷翔平からアドバイスを受けるのか。彼らの関係は?
「私にはわからない。その話はしていない」

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

野球の2024年12月10日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /