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ソト争奪戦に敗れたヤンキースGM 補強続行目指すも「酔っ払った水兵のように浪費するつもりはない」

[ 2024年12月10日 09:24 ]

ソトがメッツと15年契約に合意したと伝えるMLB公式X

ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMはフアン・ソト外野手(26)を残留させるためにできる限りのことをしたと感じていると、インターネットサイト「ザ・スコア」が9日、報じた。

「私たちは快適なラインを超えて、可能な限りの努力をした」。ソトはメッツと15年総額7億6500万ドル(約1147億5000万円)で合意。ヤンキースの最終オファーは、16年総額7億6000万ドル(約1140億円)で、平均年俸(AAV)はソトがメッツで受け取る金額より年間450万ドル(約6億7500万円)分少なかった。

キャッシュマンGMは昨年12月、ソトとのトレードで5人の選手をパドレスにトレードしていた。ソトは24年、ヤンキースのラインアップでアーロン・ジャッジと2・3番コンビを組み、15年ぶりのア・リーグ制覇に貢献した。「あのトレードを後悔しているわけではありません。彼は私たちに大きな影響を与えてくれた。ただワールドシリーズで敗れたのが残念です」とキャッシュマンGM。

ヤンキースの人々にとって驚きだったのは、この関係がわずか1年で終わってしまったことだ。ヤンキースのハル・スタインブレナー・オーナーは7月にソトと面会したが、契約延長の話は進まなかった。ソトとスタインブレナー氏の双方は、より深い関係を築くことを望んでいたが、スタインブレナー氏はシーズン中はプレーの邪魔にならないよう距離を保った。

ソトを失った今、ヤンキースは素早く次の一手を模索している。ソトが抜けた右翼にはジャッジが戻り、中堅は新人のジェーソン・ドミンゲスが有力候補だとキャッシュマンGMは語った。また、左翼、三塁、一塁にも穴があり、投手陣の補強も必要である。ソトが移籍したことでキャッシュマンGMは引き続き大型契約を目指すが、無計画に巨額の資金を投じることはないと言う。「酔っ払った水兵のように浪費するつもりはありません」と地元紙の記者に語っている。

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