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阪神ドラ4町田 運命の背番43 同じ4月3日生まれ金本氏の背中追う 2000安打達成を観戦していた

[ 2024年12月10日 05:15 ]

阪神新入団会見に臨み、キャッチングポーズを見せた町田(撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

阪神のドラフト4位の町田は、運命に導かれるように背番号「43」を付ける。

「僕、4月3日生まれなので。自分の誕生日なので覚えやすい。そういう風に覚えてもらいたいと思う」

希望したわけでもなく、願ったわけでもなく、偶然巡ってきた。担当の吉野スカウトから電話で番号を告げられ、「あれっと思いましたね」と不思議な一致に驚いた。

もともと、阪神に縁を感じていた。BC埼玉時代に、春季キャンプでブルペン捕手のアルバイトを2年連続でしたから、ではない。

実は、球団の偉大なOB金本知憲氏も同じ4月3日生まれ。08年のこと。神奈川県出身で当時5歳の隼乙(はやと)少年は、家族に連れられた横浜スタジアムで、アニキの2000安打達成を目撃したのだから、タテジマとの絆は相当、強いものなのだ。

「そのシーン、まだちっちゃかったんですけど、すごく印象に残っているというか、今でも覚えているという感じですね」

プロの舞台に立った今、ポジションは違えど、鉄人の背中を追いかけようとするのは自然な流れ。「金本さんは息の長い選手。体も強い。同じようなタイプの選手になりたい」。打てて頑丈な捕手こそ、理想の姿。幸い、1メートル86、88キロと体格に恵まれ、パワーに自信を持つ。初めて暮らす関西での生活に「たこやきを食べたい」と言って報道陣を笑わせ、21歳らしい、あどけなさも見せた。

プロはファンに覚えてもらってナンボの世界。鉄人と同じ4月3日生まれで背番号43の町田を、以後お見知りおきを。 (倉世古 洋平)

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