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メッツが今オフ市場の目玉・ソト獲得 大谷超えプロスポーツ史上最高額10年総額7億6500万ドル

[ 2024年12月10日 02:30 ]

ソトがメッツと15年契約に合意したと伝えるMLB公式X

ヤンキースからFAのフアン・ソト外野手(26)とメッツが15年総額7億6500万ドル(約1147億5000万円)で契約合意したと8日(日本時間9日)、米メディアが伝えた。ドジャース・大谷翔平投手(30)が昨オフ結んだ、10年総額7億ドル(約1050億円)を上回るプロスポーツ史上最高額。9日(同日夜)、テキサス州ダラスで開幕したウインターミーティング(WM)を前に、移籍市場最大の目玉の新天地が決まった。

ウインターミーティング開幕前夜。超ド級のニュースが米球界を駆け巡った。ソトの超大型契約。年平均こそドジャース・大谷にトップの座を譲ったが、総額7億6500万ドル(約1147億5000万円)は、大谷を約100億円上回るプロスポーツ史上最高額だ。大谷のような後払いはなし。5年後にオプトアウト(契約破棄条項)があるが、メッツが残り10年の年俸を400万ドル(約6億円)ずつ引き上げれば条項は無効に。その際は総額8億500万ドル(約1207億5000万円)になる。

ドミニカ共和国出身で19歳でメジャーデビュー。今季はMVPのジャッジとヤ軍で強力タッグを組み、41本塁打、109打点でワールドシリーズ進出に貢献した。その大砲を狙い、メッツは大富豪のスティーブ・コーエン・オーナーが巨額の資金を投入。ド軍やブルージェイズ、レッドソックスなどとの激しい争奪戦を制した。残留を熱望したヤ軍は最終的に16年総額7億6000万ドル(約1140億円)を提示。年数は1年長かったが、敗れた。ソトの代理人は剛腕で鳴らすスコット・ボラス氏。今オフは既に菊池とエンゼルスの3年総額6300万ドル(約94億5000万円)、スネルとド軍の5年総額1億8200万ドル(約273億円)など次々に大型契約をまとめた。

目玉の争奪戦に決着がつき、次はロッテからポスティングシステムでメジャー挑戦する佐々木の番。マイナー契約しか結べない「25歳ルール」で契約総額が低く抑えられるため、全30球団の大争奪戦が予想される。「SOTO」に続く「ROKI」狂騒曲がいよいよ幕を開ける。

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