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巨人・阿部監督がエース戸郷に感謝「いやもう完璧じゃないですかね」「ホント頼りになるなと」

[ 2024年9月19日 21:16 ]

セ・リーグ 巨人6―0DeNA ( 2024年9月19日 東京D )

<巨・D>勝利し戸郷(右)とタッチを交わす阿部監督(撮影・光山 貴大)
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4年ぶりVを目指す首位・巨人は本拠・東京ドームで4位・DeNAに快勝し、1分けを挟んで3連勝。貯金を今季初の16とし、前日18日に初点灯させた優勝マジック9を1つ減らして8とした。

巨人の貯金16は2020年9月4日以来1476日ぶり。この日試合のなかった2位・阪神とは再び2ゲーム差としている。

阿部慎之助監督(45)は「いやもう、戸郷のナイスピッチングだったと思います」と8回4安打無失点好投で2022年から3年連続、自己最多タイとなる今季12勝目(7敗)を挙げた先発右腕・戸郷をまず評価。続いて「初回にね、3点取れたっていうのは凄くゲーム展開を楽にしてくれたかなというのはあります」と初回の一挙3点先制を振り返った。

初回、相手先発左腕・ケイの立ち上がりを攻めて一挙3点先取した。1番・丸が初球を叩いて右中間二塁打を放ち、2番・浅野が四球を選んで無死一、二塁。初球から送りバントの構えを見せていた3番・吉川は4球目を空振りしたが、これに飛び出した二走・丸は相手捕手・伊藤が焦って二塁へ送球する間に三塁を陥れ、記録は三盗となった。

丸の三盗は巨人移籍後初で、広島時代の2017年4月14日阪神戦(甲子園)以来7年ぶり。伊藤の送球を見て二塁に戻らず、そのまま三塁へ向かった好判断が光っての三盗成功となった。

すると、吉川は次の球を右中間への適時二塁打とし、丸がガッツポーズをしながら先制のホームイン。4番・岡本和が3ボールから申告敬遠されて無死満塁となると、5番・大城卓が左犠飛して浅野が2点目のホーム生還を果たした。

そして、1死一、二塁で6番・モンテスは巨人ベンチ前に飛ぶ一邪飛。これに二走・吉川が果敢にタッチアップして三塁へ進むと、打球を処理した一塁手・オースティンが慌てて三塁に悪送球し、吉川が一気に本塁生還を果たした。

吉川の好走塁については「いやもう積極走塁で。結局それも追加点になりましたんで。素晴らしい走塁だったなと思います」とし、改めて戸郷について聞かれると「いやもう完璧じゃないですかね、はい」と言い切った。

「本当にピッチャー陣を引っ張ってくれていますし、中継ぎ陣を休ませるじゃないですけど、そういうのもしっかりやってくれてるんで、ホント頼りになるなと思って見てます」と長いイニングを投げてくれる投手キャプテンに感謝した指揮官。

20日からはマツダで広島戦、甲子園で阪神戦と敵地での4連戦を控えているが「本当に場所が変わりますし、チームも変わるんでね。また切り替えて、その日一日をね、勝てるように精一杯やりたいなと思います」と静かに闘志を燃やしていた。

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