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ブルワーズがプレーオフ進出一番乗り カブス敗れてナ・リーグ中地区V2決定

[ 2024年9月19日 08:00 ]

ブルワーズ打線を引っ張ったアダメズ(AP)
Photo By AP

ナ・リーグ中地区のブルワーズが18日(日本時間19日)、地区2連覇を決めてプレーオフ進出一番乗りを果たした。同地区2位のカブスが同日、アスレチックスに3-5で敗れ、勝率でブルワーズを上回ることがなくなったため。ブルワーズが残り試合に全敗し、カブスが全勝の場合は勝率で並ぶ可能性は残すものの、今季の直接対戦成績ではブルワーズが8勝5敗で上回っている。

ブルワーズは同日に本拠ミルウォーキーでフィリーズとのナイトゲームを控えており、カブス戦が9回を迎えると選手たちはウエートルームに集合して試合を観戦。地区優勝が決まった瞬間には歓声が聞こえた。パット・マーフィー監督は最後の場面を長年チームのアナウンサーを務めてきたボブ・ユッカー氏と観戦していたと明かし、「我々は番組中で、一緒に見ていた。これ以上に素晴らしいことはないでしょう。最高です」と喜んだ。

ブルワーズの地区優勝はここ4年間で3度目。今季は昨季地区優勝に導いたクレイグ・カウンセル監督がカブスへ移籍し、21年サイ・ヤング賞に輝いたコービン・バーンズ投手がオリオールズへトレードとなったほか、ケガ人にも悩まされた。それでも、17人が先発投手を務めて12人がセーブをマークし、チーム防御率はリーグ2位。打線はリーグ打率トップだったクリスチャン・イエリチが7月に故障者リスト入りしたものの、ウィリー・アダメズがドジャースの大谷翔平と打点王争いを繰り広げるなど打線を引っ張った。4月末に首位に立ってからは一度もトップを譲らず、ア・リーグ東地区時代の1981、82年以来42年ぶりの地区2連覇へ突き進んだ。

ただし、プレーオフでは成績が振るわず、1998年のナ・リーグ移籍後は一度もワールドシリーズへ進んでいない。今季プレーオフへ向けては西地区優勝間近のドジャースとのシード権争いも続いている。今季フィリーズから加入した一塁手のリース・ホスキンスは「最初の挑戦は終わった。もちろん、これから先に挑戦はいくつもある。それを楽しみにしている」と話した。

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