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勾留準抗告に取り組む

99事例からみる傾向と対策

勾留準抗告に取り組む

裁判所の考え方を知り、説得的な弁護活動に役立てる。

著者 愛知県弁護士会刑事弁護委員会
ジャンル 法律 > 刑事法 > 実務書
シリーズ GENJIN刑事弁護シリーズ
出版年月日 2017年12月25日
ISBN 9784877986834
判型・ページ数 A5・344ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 絶版

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改訂版を9月に刊行予定

最決平26・11・17を嚆矢として、勾留裁判に変化の兆しが生じたことは広く知られているが、この前後に跨る時期の裁判例を広く収集。99例に及ぶ決定例を収録。種々の観点から分析し、検討を加えた。多様な観点からの分析は、勾留裁判に対する準抗告を特別なもの、困難なものととらえている弁護士には、より積極的に勾留裁判に立ち向かうべきことを伝え、日々、準抗告を実践している弁護士には、裁判所の考え方を有利に援用しさらに説得的な訴訟活動に利用してもらえるものと考える。
なお、第1部の論集には直接、取り入れられなかったが、準抗告を考えるうえで必要な理念、姿勢、現代的な論点、さらにはちょっとした裏話のような話題まで、多様な素材を提供すべく、これらは18のコラムとして整理した。各論文と関連づけられたコラムもあれば、そうでないコラムもあるが、実務家には参考になると思われる。

【執筆者】

上田学(うえだ・まなぶ)

小野田弦起(おのだ・げんき)

金岡繁裕(かなおか・しげひろ)

神保壽之(じんぼ・としゆき)

二宮広治(にのみや・こうじ)

古田宜行(ふるた・のりゆき)

不破佳介(ふわ・けいすけ)

第1部 準抗告事例分析
第1章 2号事由・3号事由の認定について
第2章 捜査先行の評価
第3章 供述内容・供述態度の評価
第4章 共犯関係の評価
第5章 重要な情状事実の位置づけ
第6章 前科前歴・終局処分の評価
第7章 被疑者の属性について
第8章 勾留延長の実態
第9章 犯罪類型ごとの傾向分析

第2部 裁判例集

コラム1 1日でも早く
コラム2 準抗告の決定を待たずして釈放された事例
コラム3 違法捜査、蒸し返し論を準抗告で主張する意味、実践
コラム4 勾留取消か準抗告か
コラム5 黙秘でも釈放された事案
コラム6 特別抗告をしよう
コラム7 共犯者弁護人との接触等
コラム8 明日の準抗告担当部は?
コラム9 疎明資料の充実
コラム10 裁判官面談の活用
コラム11 取調べに弁護人が同席できないことを理由に出頭拒否すると身体拘束されるか
コラム12 勾留質問対策
コラム13 検察準抗告後の手続
コラム14 勾留場所に関する準抗告
コラム15 令状関係書類の開示・謄写について
コラム16 手書きの勾留延長理由
コラム17 勾留理由開示請求の活用
コラム18 実現されなかった延長理由

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