【特別寄稿】『患者と医療従事者の権利保障に基づく医療制度』刊行に寄せて
このたび、岡田行雄(編著)『患者と医療従事者の権利保障に基づく医療制度』を刊行することとなりました。本書は、新型コロナウイルス禍によって炙り出された我が国の医療制度の脆弱性を指摘し、現在立法化に向けて動きがある「医療基本法」の理念である医療関係者の権利保証を中核とする「あるべき医療制度」を提案するものです。
本書の刊行に寄せて、編著者である岡田行雄氏(熊本大学大学院人文社会科学部教授)が本書の内容について、内田博文氏(九州大学名誉教授)が我が国の医療制度・医事法の脆弱性について、阿部恭子氏(NPO法人World Open Heart)が新型コロナウィルス感染患者やその家族が追い詰められている現状について、ご執筆いただきました。
阿部恭子 「コロナ感染による〝世間〟への恐怖――日本の感染者が患うもうひとつの病」