ジャンルから探す
シリーズから探す

安保法制を語る! 自衛隊員・NGOからの発言

安保法制を語る! 自衛隊員・NGOからの発言

安保法制の影響を直接受ける、自衛隊員やその家族、海外で難民・医療支援をしているNGO関係者のの悲痛な声。

著者 飯島 滋明 編著
清末 愛砂 編著
榎澤 幸広 編著
佐伯 奈津子 編著
ジャンル 社会問題
出版年月日 2016年05月20日
ISBN 9784877986391
判型・ページ数 A5・144ページ
定価 本体1,500円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

安保法制をめぐってはいろいろな議論が交わされたが、重大な問題の一つは、実際に安保法制の影響を直接受ける、自衛隊員やその家族、海外で難民・医療支援をしているNGO関係者の意見が法律の制定に際して全く反映されていないことだ。安保法制に対する彼らの悲痛な声を報告する。

はじめに.........飯島滋明

序章 世界で自衛隊の武力行使が可能になる安保法制--自衛隊員やNGOの視点から検討する.........飯島滋明(名古屋学院大学教授)

第1部 自衛隊員とその家族が語る安保法制
安倍政権は、現場の自衛官の気持ちがわからない.........西川末則氏は語る
国土を守る「専守防衛」が自衛隊の任務.........水上学氏は語る
自衛官が死んだら戦死か.........井筒高雄氏は語る
老兵未だ死せず。廃兵赫く戦えり.........末延隆成氏は語る
武器を手にして戦うことに現実感が少ない自衛官.........現役予備自衛官は語る
安保法制は、国際社会の流れとして必要.........元防衛大学校生は語る
沈黙の自衛隊から漏れる声.........関口裕士
複雑な思いの家族たち.........自衛隊員の家族は語る
自衛隊員のことを他人事としてしまった時、「教え子をふたたび戦場に送る」日本になるのでは.........自衛隊員の家族が多数住む地域の教員は語る

第2部 派遣される自衛隊員と安保法制
自衛隊員は、兵士である前に市民である--「自衛官の人権弁護団・北海道」の活動.........佐藤博文(弁護士)
憲法違反の集団的自衛権行使の防衛出動に応じる必要はない--自衛官と労働者の権利.........髙木太郎(弁護士)
戦争と「見えない心の傷」--PTSDが自衛隊員に訪れない日本社会を.........猪野亜朗(精神科専門医)
安保法制と派遣自衛隊員の法的地位--派遣の態様から考える.........新倉修(青山学院大学教授)

第3部 NGOは安保法制をどう見ているのか
憲法9条堅持と非軍事による国際貢献--独立性や中立性を保った人道支援の追求を.........長谷部貴俊(NGO非戦ネット)
武力介入ではなく、戦争を生み出さない世界を--NGOが軍と協力することの意味を考える
.........佐伯奈津子(インドネシア民主化支援ネットワーク)
安保法制で「暴力のブラックホール」に飲み込まれる日本--バングラデシュ・邦人ボランティア殺害から考える.........下澤嶽(ジュマ・ネット)
生命の危険を生み出す安保法制(戦争法)--アフガニスタンの文脈から考える.........清末愛砂(RAWAと連帯する会)
国際法違反の「対テロ戦争」に若者を巻き込む政治を許すな--安保法制をグローバルな視点から見る.........役重善洋(パレスチナの平和を考える会)
軍事侵攻を行なったロシアと似てきた日本--チェチェン紛争から考える.........大富 亮(チェチェンニュース)
アフリカから考える「安保法制」改定問題--「力対力」の論理ではアフリカの紛争は終わらない.........稲場雅紀(アフリカ日本協議会)
非武装・非軍事による平和構築--安保法制で逆行する日本.........大畑 豊(非暴力平和隊・日本)

おわりに.........榎澤幸広

関連書籍

関連記事

同じジャンルの商品

おすすめ書籍

お知らせ

一覧

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /