ジャンルから探す
シリーズから探す

わたしの居場所

わたしの居場所

全国各地のさまざまな「居場所」をルポする。

著者 共同通信社取材班
ジャンル 社会問題
出版年月日 2021年04月30日
ISBN 9784877987817
判型・ページ数 4-6・216ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

格差が広がり、分断が進む。新型コロナウイルス感染症の流行により、拍車が掛かった。行き場を失う人も、後を絶たない。そんな日本社会で、人々が集う「居場所」がある。自分らしく過ごせる。みんなで元気を与え合う。壊れかけた関係を紡ぎ直す。未来に向けて種をまく……。各地のさまざまな居場所をルポする。


(1)難民(2)テレビ(3)地域おこし(4)原発事故避難(5)フラワーデモ(6)仕事付き高齢者住宅(7)恐竜化石(8)津波被災地(9)災害ボランティア(10)芸術家アパート(11)演習場内の家(12)断酒会(13)婦人保護施設(14)2拠点生活(15)昭和の気動車(16)再生の里山(17)がん患者の就労支援(18)高齢者のオアシス(19)「干潟」の出版社(20)歩く家(21)ひきこもり(22)入管収容所(23)特別養子縁組(24)家業(25)フリースペース(26)多文化の街(27)知的障害者施設(28)洋楽も邦楽も(29)再出発の菜園(30)紛争地へ(31)社会派カフェ(32)夜間中学(33)小さなお寺(34)アイヌ料理店(35)ペット(36)墓じまい(37)在日の街(38)映画喫茶(39)鋳物工場(40)水田のホテル(41)ライチョウ(42)インキュベーション施設(43)フォーク酒場(44)性的少数者(45)地域資本主義(46)化学物質過敏症(47)離島(48)文系博士(49)校内カフェ(50)映画監督

くろまる命のありようを問いかける――生きづらい効率優先の社会/木村友祐
くろまるまだ大丈夫、と思えた――前に前に進む人々/本田由紀

(1)難民
NPOスタッフは「家族」——使命感で支援続ける
(2)テレビ
希望見いだすため絶望を——自らにカメラを向ける
(3)地域おこし
この町が好きだから——大震災で故郷回帰
(4)原発事故避難
離れていても、ご近所さん——町内外で交流組織づくり
(5)フラワーデモ
希望抱くあたたかな場——性暴力の撲滅願う
(6)仕事付き高齢者住宅
ウエートレスは81歳——ついのすみかで生きがい
(7)恐竜化石
地中からの伝言感じて——カムイサウルス発見
(8)津波被災地
高齢者の孤立を防ぐ——区画整理後に店や体操教室
(9)災害ボランティア
暴力団から被災地救援へ——「罪滅ぼし」に生きる
(10)芸術家アパート
田舎を面白い場所に——移り住んで作品づくり
(11)演習場内の家
反戦平和、北の大地で60年——記録映画が完成間近
(12)断酒会
聴いてくれる仲間が支え——依存症の苦しみを言葉に
(13)婦人保護施設
性暴力受けた女性と共に——自ら選ぶ仕事で生きがい
(14)2拠点生活
瀬戸内海がほぐした心——東京で本業、週末は香川
(15)昭和の気動車
運転体験で活路を——元国鉄マンが保存に奔走
(16)再生の里山
虐待から逃れた幸せの地——人と自然の理想郷に
(17)がん患者の就労支援
治療と仕事、両立のとりで——転職経てナビゲーターに
(18)高齢者のオアシス
買い物難と孤独を救う——住民がボランティアで運営
(19)「干潟」の出版社
心の病と向き合い雑誌作り——弱い人を一番大事に
(20)歩く家
定住を疑い、全国巡った——芸術家、街が生活の場に
(21)ひきこもり
安心できる場、共に考える——社会には余白が必要
(22)入管収容所
もう一度だけチャンスを——過酷な無期限の投獄
(23)特別養子縁組
いつか、お子様ランチを——障害ある子を家庭へつなぐ
(24)家業
新たな発想で挑戦——地域に根ざす若い後継ぎ
(25)フリースペース
生きているだけでいい——不登校の子らが通う
(26)多文化の街
日韓越、交錯する人生——変わる東京・新大久保
(27)知的障害者施設
独創性生かすものづくり——ありのままを大切に
(28)洋楽も邦楽も
たどり着いた二刀流——ウィーン留学の音曲師
(29)再出発の菜園
畑で自信を取り戻す——農業学んで就職
(30)紛争地へ
「知る責任」果たすために——危険に分け入り、伝える
(31)社会派カフェ
被爆者らが語り継ぐ——平和の種まく憩いの場
(32)夜間中学
高齢でも「一生学び」——沖縄戦で勉強できず
(33)小さなお寺
本堂は民家の2階にあり——夫婦で13年かけ宗教法人に
(34)アイヌ料理店
東京で同胞が集う——亡き祖母の思い継ぐ店主
(35)ペット
殺処分をゼロに——しつけで問題行動直す
(36)墓じまい
形ではない、生きた証し——死後はいつか無名に
(37)在日の街
朝鮮の文化が当たり前に——揺れた思い、劇で表現
(38)映画喫茶
山谷の磁力に導かれ——元日雇い労働者らが集う
(39)鋳物工場
職人の地位を取り戻す——逆転の発想でヒット商品
(40)水田のホテル
持続可能なモデルをつくる——教育施設や農業も
(41)ライチョウ
絶滅から復活願い移住——見守るだけでは限界
(42)インキュベーション施設
新ビジネスの担い手育む——「第二のソニー」誕生を
(43)奄美フォーク酒場
歌がつなぐ島のコミュニティー——癒やし、交流、情報交換
(44)性的少数者
誰もが安心して学べる場に——亡くなった後輩は「僕」
(45)地域資本主義
個性的なまちづくりを支援——古都・鎌倉のIT企業
(46)化学物質過敏症
安心できる家をつくる——患者と向き合う建築家
(47)離島
体にしみ込んだ郷里の味——俳優あきらめ塩作り
(48)文系博士
知識を社会に還元したい——論文を本に、出版社設立
(49)校内カフェ
大人が話し掛けてくれる——雑談通し「信頼貯金」
(50)映画監督
ゼロ地点にビジョンを見る——ミニシアターが高知に開館
エピローグ
命のありようを問いかける——生きづらい効率優先の社会 木村友祐
まだ大丈夫、と思えた——前に前に進む人々 本田由紀

関連書籍

関連記事

同じジャンルの商品

おすすめ書籍

お知らせ

一覧

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /