ジャンルから探す
シリーズから探す

憲法から考える実名犯罪報道

憲法から考える実名犯罪報道

被疑者,被告人の段階での実名犯罪報道の問題点を,憲法学の視点から考察する。

著者 飯島 滋明 編著
ジャンル 法律 > 司法制度 > 一般書
出版年月日 2013年05月30日
ISBN 9784877985523
判型・ページ数 A5・216ページ
定価 本体1,900円+税
在庫 在庫僅少

この本に関するお問い合わせ・感想

マスメディアでは、被疑者、被告人の段階で実名報道がなされる。そして、裁判で有罪が確定していないのに、犯人のように報道される。実名犯罪報道について、これまで憲法学では「表現の自由」は絶対との考えからあまり問題にされなかった。実名犯罪報道の問題点を憲法学の視点から考察する。

はじめに 飯島滋明

第1部 いまも続く実名犯罪報道の現状
第1章 足利事件......山際永三
第2章 名古屋偽造文書事件......矢内真理子
第3章 看護師爪ケア冤罪事件......飯島滋明
第4章 福井女子中学生殺人事件......中嶋啓明
第5章 痴漢冤罪逮捕事件......飯島滋明
第6章 京都劇団員「窃盗」冤罪事件......矢内真理子
第7章 富山(氷見)事件......山際永三
第8章 北陵クリニック事件......山口正紀
第9章 事故・犯罪被害者の実名報道被害......山口正紀

第2部 実名犯罪報道を考える視角
第1章 犯罪報道と報道基準の変遷......山口正紀
第2章 「安全・安心社会」とマスメディア......清水雅彦
第3章 権力に弱い実名報道主義......浅野健一
第4章 実名犯罪報道に対する名誉回復は可能か--私の「実名犯罪報道」を手がかりに......飯島滋明

第3部 憲法から考える実名犯罪報道
第1章 実名犯罪報道を憲法から考える視点......飯島滋明
第2章 個人の尊厳から見た実名犯罪報道......井上知樹
第3章 実名犯罪報道をめぐる無罪推定法理の意義と射程......渕野貴生
第4章 実名犯罪報道と社会復帰の権利......奥田喜道
第5章 表現の自由の原理と実名犯罪報道--憲法とマスメディアをめぐる原点と現点......長峯信彦
第6章 実名犯罪報道と知る権利......榎澤幸広
第7章 スイスにおける事件報道の現状と憲法論......奥田喜道
第8章 実名犯罪報道と忘れられる(忘れてもらう)権利......奥田喜道

おわりに......浅野健一

関連書籍

同じジャンルの商品

おすすめ書籍

お知らせ

一覧

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /