裁判員のあたまの中
14人のはじめて物語
14名の裁判員経験者の「語り」の数々をまとめた初めての書。大学生、バーテンダー、会社員、主婦など多様な職業と背景をもった裁判員たちの裁判前から裁判後までの体験とそのときどきの思いを、自らも裁判員経験者である著者が、丹念にまとめ上げた。元裁判員たちの「語り」から「人を裁く」ことの重さ、反面その経験がその後の人生に与えた豊かさを知ることができる。
【裁判員は語る】
傍観者にはなりたくない/小田篤俊(おだ・あつとし)さん
人生、全部変化!/江口弘子(えぐち・ひろこ)さん
先例なき裁判/Aさん
司法が近づいてきた/鎌田祐司(かまた・ゆうじ)さん
いつかは関わる/市川裕樹(いちかわ・ゆうき)さん
とことん考え尽くした結果/Bさん
私たちがいる意味/Cさん
フェイスタオルの大学生/米澤敏靖(よねざわ・としやす)さん
予定どおりの3日間/古平衣美(こだいら・えみ)さん
一人ひとり違うから/松尾悦子(まつお・えつこ)さん
バリアフリーの裁判所/山崎 剛(やまざき・たけし)
裁判員だけの本音トーク/Dさん
【裁判員「同期」対談】
同じ釜の飯を食った仲
金井達昌(かない・たつよし)×ばつ田口真義(たぐち・まさよし)
【専門家に聴く】
杉田宗久(すぎた・むねひさ)さん
宮村啓太(みやむら・けいた)さん
ダニエル・H・フットさん
飯 考行(いい・たかゆき)さん
あとがきにかえて/田口真義