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福島原発、核燃料デブリに初めて接触

人民網日本語版 2019年02月21日11:17

これまで、福島第一原子力発電所の原子炉格納容器の内部調査は、ロボットやカメラ付の管状の設備を使って撮影し、「見る」だけにとどまっていたが、2月13日、東京電力は、作業員が2号機の原子炉格納容器内で、棒状の装置を使って、底部の堆積物に初めて接触し、つかむことができたと発表した。堆積物が動いたことから、それが取り出せることを証明しているという。

2011年3月11日、大きな地震が起きた後の巨大な津波に襲われた福島第一原子力発電所は、全電源喪失に陥った。さらに非常用電源も壊滅的な被害を受けたため、核燃料の冷却が不可能になった。その結果、1986年のチェルノブイリ原発事故以降、最も深刻な原発事故に。そして、福島は、「電力の源」から、「危険エリア」に変わってしまい、世界の原子力エネルギーの利用に暗雲が垂れ込むようになった。

事故発生後、原子炉格納容器1-3号機の内部には、大量の核燃料デブリとみられる堆積物が残された。放射線量が高いため、東電は今回、格納容器の壁面を貫く配管から、伸縮式のパイプを差し込み、先についたトングのような形の装置を遠隔操作して内部調査を行った。調査をした6ヶ所のうち、5ヶ所で小石状の堆積物を動かすことができた。つかむことができた小石状のものは、最大5センチ持ち上げることもできた。一方で、粘土状に見えたものは比較的硬く、動かすことができなかったという。

30-40年という長期にわたる廃炉作業の中でも、核燃料デブリの取り出しが最大の難関と言われるため、今回は重要な進展となった。東電は今後、炉心溶融(メルトダウン)を起こした1-3号機のうち、最初に核燃料デブリを取り出す位置を今年度中に決め、2021年には、それを取り出す計画だ。2号機で最初に取り出される可能性が高いという。

東電の関係責任者は、「今回核燃料デブリを動かすことができたため、それを取り出すことが可能であることが証明された。しかし、今のところ掴むことができない物体に関しては、それを可能にする装置の研究開発が必要だ」と述べた。

福島第一原発事故発生後の状況は、注目され続けている。17年初め、2号機の入り口近く、圧力抑制室(プレッションプール)下で放射線の数値が急激に上昇した。11年に事故が起きて以降、検出された放射線量は最大で毎時73シーベルトだったが、その時はその7倍以上の数値が測定された。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年2月21日



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