[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

17歳のモーグル川村あんりは涙の5位「メダルを獲れず申し訳ない」 銅メダルまで0・60点届かず

[ 2022年2月6日 21:54 ]

北京五輪第3日・モーグル女子決勝 ( 2022年2月6日 雲頂スノーパーク )

攻めの滑りをみせた川村あんり(AP)
Photo By AP

フリースタイルスキーのモーグル女子決勝が6日に行われ、川村あんり(17=東京・日体大桜華高)は上位6人による決勝3回目に進んだが、77・12点と得点が伸びずに5位に終わり、メダル獲得はならなかった。

3日の予選は、76・36点の5位で決勝進出を決めた。「本当なら第1エアでグラブ(手で板をつかむ動作)をする」予定が、つかめないミス。ただ、中間セクションで美しく力強いターンを披露し、第2エアでは当初のプランを変更して斜め軸の縦1回転、横2回転する「コーク720」を披露。しっかりまとめる修正力の高さを見せつけた。「直さないといけないところがたくさんあったので、そこをしっかり直したい。エアの完成度を公式トレーニングで上げて、(決勝)本番のランでしっかりできるようにしたい」と話していた。

迎えた決勝1回目(準々決勝)は80・72点の全体2位で準決勝進出。決勝2回目(準決勝)も78・84点にまとめ、全体3位で上位6人による決勝3回目に進んだが、77・12点と得点を伸ばせず。3位の得点とはわずか0・60点差で、冬季五輪の日本女子選手では史上最年少でのメダル獲得はならなかった。

▼川村 本当にここまで支えてくれた人たちに感謝しかない。金候補だったり、メダル候補って、ずっと(名前を)挙げてただいて、メダル獲れなかったので、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、ここまで頑張ってきたし、諦めない姿が皆さんに伝わればいいなと思う。

◇川村 あんり(かわむら・あんり)2004年10月15日生まれ、東京都出身の17歳。3歳でスキーを始め、4歳からモーグルを開始。W杯デビューした19年の開幕戦でいきなり2位に入り、同シーズンの国際スキー連盟(FIS)フリースタイルスキー女子の新人賞を獲得。今季W杯で初優勝を含む3勝。東京・日体大桜華高2年。

続きを表示

この記事のフォト

スポーツの2022年2月6日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /