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樋口新葉「自信を持って今まで通り」家族、友人の言葉で吹っ切れた 北京五輪

[ 2022年2月6日 14:35 ]

北京冬季五輪第3日・フィギュアスケート団体予選 ( 2022年2月6日 首都体育館 )

<北京五輪 フィギュア団体戦>女子SP、演技を終え笑顔の樋口新葉(中央)=撮影・小海途 良幹
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女子ショートプログラム(SP)で五輪初出場の樋口新葉(明大)は、ノーミスの演技で74・73点をマーク。2位で後半戦へつないだ。大技トリプルアクセルはこの日の朝に回避を決定。それでも「ユア・ソング」を繊細に演じ切り、満足そうな表情を浮かべた。「凄く集中してできた」と振り返った。

北京入り後から好調とは言えず、不安があった。それでも、演技中に支えとなったのは公式練習後に送られていた多くの人からのメールだった。「自信を持って今まで通りやってきたことを思い出してやれば大丈夫」。家族や友達から15通ほど届いた言葉がうれしかった。五輪の初演技にも「自信を持ってできた」と語った。

選手村で同部屋の坂本花織(シスメックス)の存在も大きかった。お互い練習に集中しながらも選手村ではリラックス。「かおちゃんが一緒にいてくれている。安心して過ごせている」と笑った。だから、前夜もしっかり眠ることができた。

樋口は「五輪でメダルを獲ることは考えたことはなかった。ここまで良い流れをつくってくれた。良い演技ができた」と語り「ここまで応援してもらって頑張ることができた。明日、滑る選手を応援したい」と期待を込めた。人事を尽くし、歓喜の瞬間を待つ。

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