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最下位の大阪、1トライも奪えず依然、勝ち点0のまま 嘆くヘッドコーチ「リーダー的存在が足りない」

[ 2022年2月6日 19:37 ]

ラグビーリーグワン第5節 大阪3―22東京SG ( 2022年2月6日 ヨドコウ桜 )

大阪―東京SG 前半、突進する大阪・川向(右)=ヨドコウ
Photo By 共同

リーグ最下位に低迷する大阪(旧NTTドコモ)はリーグ首位を走る東京SG(旧サントリー)から1トライも奪えず力負け。依然、勝ち点は0のまま、新リーグ開幕からの連敗は不戦敗も含めて5となった。

「チームのリーダー的存在が足りない状況になっている」

昨季から指揮を執るヨハン・アッカーマン・ヘッドコーチ(51)の表情は厳しい。昨季はチーム史上最高のリーグ5位に大躍進。今季はさらなる飛躍が期待されたが、ローレンス・エラスマス主将(28)、南アフリカ代表エルトン・ヤンチース(31)、日本代表ヴィンピー・ファンデルヴァルト(33)ら主力が故障などのために戦列を離れ、いまだに復帰のめどが立っていない状況だ。

開幕から苦しい戦いが続いているが、2週間後の第6節へ向けて明るい材料もあった。ともに地元大阪・常翔学園高出身のフランカー安田司(22)、CTB射場大輔(24)がリーグ戦デビュー。安田は2度のジャッカルを決めるなど後半32分に李智英(27)と交代するまで精力的に動き続けた。

「チームの連敗が続いている悔しさと自分が試合にも出られずずっとそれをスタンドで見ている悔しさと、その両方がありました。今回、けが人も多くてチャンスをいただいて"俺が行ったろう"という強い気持ちで臨みました。自分の強みであるブレークダウンのところとボールキャリーを前面に出していこうと思ってました。その目標のところは手応えもあって良かったと思います」

本拠地ヨドコウ桜スタジアムのスタンドには両親、高校時代の仲間の姿も。チームの連敗を止めることはできなかったが、近しい人の応援を背に新戦力として低迷するチームに活力を与えた。

故障者続出で選手層が薄くなっている大阪がリザーブにも各国代表クラスをそろえる東京SGを相手に後半は0―5の接戦。連敗脱出へチームは前進を続けている。

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