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藤井王位へ佐賀牛サーロイン7キロ贈呈 渡辺九段と唐津対局を前に 1キロ2万円なら14万円ぶん

[ 2024年8月18日 20:27 ]

王位戦第4局の開催を記念して、地元佐賀牛のサーロイン7キロを贈られた藤井聡太王位(右)と渡辺明九段
Photo By スポニチ

将棋の藤井聡太王位(22)=王将を含む7冠=が18日、佐賀県唐津市の旅館「洋々閣」で、渡辺明九段(40)を挑戦者に迎える第65期王位戦7番勝負第4局の対局場検分に臨んだ。

「シリーズ中盤の大きな一戦。2日間集中して熱戦にしたい」

穏やかな口調で意気込みを語った藤井に対し、先手番となる渡辺は「第3局から時間があいた。新しい気持ちで将棋盤に向かいたい」。7月30、31日の第3局から中18日。7番勝負はここまで藤井の2勝1敗。藤井が勝てば5連覇へ王手、渡辺ならスコアはタイになり改めて3番勝負となる重要対局へそれぞれ決意表明した。

両者には唐津対局を記念して、佐賀牛のサーロイン7キロが贈られた。2017年、当時のトランプ米大統領が来日し、安倍晋三首相が催した夕食会でも振る舞われた佐賀牛。全国トップクラスの肉質、霜降りが特徴とされ、1キロ2万円とすれば計14万円分。自宅へ送られるものと同じ7キロを壇上で受け取った両者は、その重みに耐えながら笑顔を見せた。

対局の担当理事として来場した藤井の師匠、杉本昌隆八段(55)があいさつで両者を対比した。まず渡辺を「読みを省いて感覚で指せる天才」。対する藤井は「考えて考えて考え抜く将棋」と。

その象徴的一手が第3局の31手目。藤井得意の先手角換わりへ進み、渡辺の30手目7筋の歩の突き出しに自身最長3時間10分考えた。

22年1月、本社主催・第71期ALSOK杯王将戦7番勝負第2局での2時間28分を大きく超えた。この日、藤井と同じ新幹線で名古屋から博多までやってきたという杉本は「名古屋―博多間が3時間20分でほぼ同じ。パリ五輪、高校野球に続いて明日、明後日の熱戦にも注目してほしい」と訴えた。対局は2日制で、19日午前9時開始となる。

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