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テレ東・伊藤隆行制作局長 さんまに約15本の企画書提案 40年ぶりの収録終え「レギュラーでやりたい」

[ 2024年8月18日 05:00 ]

囲み会見で笑顔をみせる明石家さんま(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

お笑いタレントの明石家さんま(69)が17日、東京・六本木のテレビ東京で、40年ぶりに同局番組のスタジオ収録に臨んだ。1984年にさんまが司会を務める番組が突然打ち切りとなり、同局と疎遠になっていた。

出演したのは同局特別バラエティ番組「さんまさん!ここで問題です〜回答者・明石家さんまVSクイズさん〜」(29日後7:58放送)。踏み入れたことのない〝アウェー〟のスタジオで、さんまは終了後に「40年ぶりで場所が分からなかった。新社屋になってから来ていないから、周りをぐるぐる回ってマネジャーに電話をしてしまった。ドッキリカメラかというくらい」と笑いながら明かした。

収録後、伊藤隆行制作局長は、さんまのスタジオ収録決定の経緯を本紙に語った。

初めて企画書を持っていったのは9年ほど前。フジテレビの「さんまのまんま」を撮影しているTMC(東京メディアシティ)の楽屋を訪問し、さんまと1対1で話をしたという。当時を「怖かった。妙な汗が出ました」と振り返る。その理由は同局とさんまの間にはあるバラエティー番組「サタデーナイトショー」の苦い思い出。深夜番組ながら高視聴率の人気番組だったが、お色気コーナーが原因で突然の打ち切り。さんまは「こっちから出入り禁止にした」と、同局の番組に一切出演しなかった。「〝そやで!酷かったでテレ東は〟と仰っていた」と初対面時のさんまの反応を振り返った。

そこから定期的に2カ月に1回、訪問。10年で約15本もの企画を提案し「さんまさんのタイミングなんじゃないかな」と出演決定はさんまに一任。念願の収録を終え「こんなにもずっと笑いが聞こえるスタジオは歴史的にも少ない」とうなずいた。

手応えは「分からないです」と本音も、近くで見ていて「めちゃくちゃ面白かったです。バラエティーは手応えがあって、ないのが面白い。想定できない結果が出る。各コーナーが思わぬ方向にいった」と満足げな表情で語った。

「レギュラーでやりたい」。さんまとの再タッグを切に願う。この日の収録は5時間に及ぶ長丁場。「あれだけ撮れ高があったら、もったいない。今日は編成の偉い人もいたので、枠伸びないのとか別の枠を取ってくれとは言いました」と笑顔。「時間も気にせず終始、笑いがおきているお笑いショーはなくてはならない」と伊藤局長は語気を強めた。「このタイミングで、テレ東がさんまさんでバラエティーとしてお笑いができるということは、きっと意味がある」といい、「またぜひ(さんまに)出ていただきたい」と熱い思いを伝えた。

2018年7月、2023年9月と過去2回、「出川哲郎の充電させてもらえませんか」にロケ出演し、34年ぶりのテレ東番組出演を果たしていたが、スタジオ収録は40年ぶり。1981年10月から1984年3月まで放送していた深夜番組「サタデーナイトショー」が終了して以来、さんまは同局に足を踏み入れることはなかった。

同番組はさんまが唯一の解答者となって、「麒麟」川島明や出川哲朗など出題者達が連れてきた"日本一"などのスゴい肩書きを持つ"クイズさん"に関わる問題に挑戦するクイズ番組だ。

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