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阪神・才木 来季2発「狙う」 バットでも貢献へ「打ちたいっす。神宮と東京ドームで1本ずつ」

[ 2024年12月7日 05:15 ]

「SSKプロスタッフ会議」に参加し、来季のグラブとスパイクを手にする阪神・才木(撮影・井垣 忠夫)
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阪神・才木浩人投手(26)は大阪市内で「SSKプロスタッフ会議」に参加。来季はプロ初を含む「2本塁打」をノルマに掲げた。

今季チームトップの13勝を挙げた才木が、意外な来季ノルマを設定した。それは15勝...などではなく「シーズン2本塁打」だ。

「(会議では)バットが一番話し合った。今年3本(安打を打って)、ツーベースも1本打っている。来年こそはホームランを狙いたい。そこの話をいろいろ。ホームラン打ちたいっす」

普段から、報道陣を和ませる発言が多い右腕。持ち前のユーモアか、それとも8年目で自己最多3安打を放ったことで自信がついたのか...。真相は定かではないが、その言葉に熱がこもっていたのは間違いない。今季は村上から「へぼい」と酷評されたほど苦手としていた打撃でも、一定の存在感を示した背番号35。次なる目標はプロ初本塁打に設定。しかも1本ではない。

「ホームランは2本くらい目指したい。神宮と東京ドームで1本ずつ!」

本塁打が出やすいとされる2球場を"名指し"しつつ、高みを見据えた。本人が知ってか知らずか、球団投手のシーズン2本塁打以上は86年のゲイルまでさかのぼり、日本選手なら81年山本和行が最後。2リーグ制以降14度目の偉業に挑む。

来季の用具を入念に打ち合わせるため、通常1時間以上はかかるスタッフ会議だが「即断即決。判断は早い」と約50分で終了。バットは入団時から同じ33・5インチ(約85センチ)、880グラムの金本知憲モデルを選択しグラブ、スパイクの形も色も今季と不変。「そのまま引き継いで、来年に使わせてもらう感じ」。そう泰然自若に話した才木。最後は「じゃあすみません。素振りをしないといけないので」と言い残し、足早にタクシーへと乗り込んだ。(石崎 祥平)

≪才木モデル"爆売れ"≫今季からSSK社とアドバイザリー契約を結ぶ才木モデルのグラブが"爆売れ"していることを同社の担当者が明かした。「今季から、親指と小指を合わせるように閉じる弊社が開発したエスビーエヌデザイン(縦型グラブ)のビジュアル効果もあって、売り上げは非常にいい。弊社が予定していた想定の倍以上の売り上げは見込めます」。レギュラーシーズンで13勝を挙げ、国際大会「プレミア12」でも躍動したことが、要因となったもようだ。

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