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ロッテ新人選手たちの"お菓子な"自己アピール発言連発に見た無限の可能性

[ 2024年12月7日 08:00 ]

大きなパイの実とフォトセッションに臨むロッテの新入団選手たち(前列左から)坂井、宮崎、西川、一條(後列左から)茨木、立松、広池、谷村、長島(撮影・篠原 岳夫)
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先日、ロッテの2024新入団選手発表会が都内のロッテ本社で行われた。新たにチームに加わる新人は支配下6人(大学3、社会人2、高校1)、育成3人(大学1、高校2)の計9選手。プロとしてのスタートラインに立ち、夢や希望に満ちあふれた若者の姿は、還暦を迎えた記者にはまぶしく映る。緊張する姿もまた初々しく、ほほ笑ましい。さらに今年の発表会ではおもしろい発言も目立った。

先陣を切ったのはドラフト2位の宮崎(ヤマハ)。「明るさ」が持ち味という内野手は「将来的にはロッテの人気商品である『コアラのマーチ』や『パイの実』のように、たくさんの人に愛されて人気の出る選手を目指して頑張りたい」と、抱負にロッテの商品名を入れてアピール。ドラフト6位の立松(日本生命)はセールスポイントに「白い歯」を挙げ「アスリートは歯が大事ということなので、ロッテのキシリトールガムをしっかり食べて頑張っていきたい」と続いた。

さらに宮崎はユニホームを着た感想を問われ「雪見だいふくのようなちょっと、とろけるような感触」と語り、ファンへのコメントを求められると「キシリトールガムのように爽やかなプレーを見せれるように頑張っていきます」と"連発"して関係者を喜ばせた。

宮崎は他にも「がんばロッテ(頑張ろうと)思います」「トッポ(トップ)を目指します」など、披露できなかったネタも用意していたとか。吉井監督からも「ふざけちゃってもいい。思い切り自分を出して」と助言があったという。

だからなのか、ドラフト4位の18歳、坂井(関東第一)も頑張った。千葉県富里市出身の期待の星は、ガチガチに緊張しながらも「自分の持ち味はストレートと富里産のスイカです。スイカ食べてください」と"地元愛"を強くアピール。直球に緩急をつけ、投げ分けることができるという右腕は"直球勝負"のトークで見事に笑いをとった。トークでうまくいった選手も、そうでない選手も、本業では無限の可能性が広がっている。(ロッテ担当・大内 辰祐)

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