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青学大ドラ1位コンビが火花!ロッテ・西川「ヒットも多く」広島・佐々木「一本でも多く」

[ 2024年12月7日 05:30 ]

大学キャンパス内のイチョウをバックに笑顔でガッツポーズする西川(左)と佐々木(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

青学大は6日、都内の青山キャンパスで明治神宮大会の優勝報告会を開いた。ロッテドラフト1位指名の西川史礁外野手(21)と広島に同指名の佐々木泰内野手(21)が出席し、プロの舞台で日本一の座を争うことを誓い合った。

春秋リーグ戦と全日本大学選手権との、史上5校目の4冠に貢献した2人。「泰がいたから自分がここまで伸びることができた」(西川)、「史礁がいたおかげで、この4冠もあった」(佐々木)と認め合う仲だ。佐々木が「一番良い試合で対戦できたら」と日本シリーズでの再会を希望すると、西川も「日本一を懸けた大舞台でお互い良い姿を見せられたら」と応じた。

東都大学通算6発の西川と12発の佐々木。西川が「どの球でもホームランにできる、その幅は本当に凄い」と褒めれば、佐々木も「どの球でも同じタイミング、同じポイントで打てる」と相手を絶賛。ただ、相手より自分が優れている点を問われると、2人とも「長打力」と譲らない。1年目の目標に2桁本塁打を挙げる西川に対し、佐々木は「西川より一本でも多く打ちます」と返答。西川は「自分も(佐々木より)ホームランもヒットも、一本でも多く打ちたい」と呼応してみせた。

ともに将来的には本塁打王、1年目は新人王を目標に掲げるが、「プロはそんなに甘い世界ではない。まずは開幕1軍」とも声をそろえる。息がピッタリな一方で、絶対に相手に負けたくない。チームもリーグも別になるが、頂点を目指して切磋琢磨(せっさたくま)していく。(大内 辰祐)

◇西川 史礁(にしかわ・みしょう)2003年(平15)3月25日生まれ、和歌山県出身の21歳。山野小1年から「川辺ウィンスターズ」で野球を始め、龍谷大平安(京都)では2年春に甲子園出場し8強。青学大では1年秋から東都リーグに出場。3年春、4年春にMVPとベストナインに輝いた。3年時の日米大学野球では全試合で4番を務め、今年3月の侍ジャパン欧州代表戦でトップチームのメンバー入り。1メートル82、88キロ。右投げ右打ち。

◇佐々木 泰(ささき・たい)2002年(平14)12月24日生まれ、岐阜県出身の21歳。小野小1年から「小野野球少年団」で野球を始め、県岐阜商では1年春から4番で高校通算41本塁打。青学大では1年春から東都リーグに出場し、打率.371、4本塁打でベストナイン。同年秋も2本塁打し、同リーグでは1年生史上初の年間6発。4年時は主将を務め、全日本大学選手権で連覇&MVP。1メートル77、77キロ。右投げ右打ち。

≪新主将に藤原「来年も4冠」≫新チームは1週間前に始動し、新主将に藤原夏暉内野手(3年)が就任したことも明かされた。前主将の佐々木は「新チームは藤原主将をはじめ、たくさん良い戦力が残っているので、さらに強いチームが出来上がると思います」とエール。藤原新主将は「来年も僕たちは4冠を目指していきます」と力強く宣言した。

≪ロッテ・藤原「総合力で戦っていく」≫ロッテ・藤原がZOZOマリンで契約交渉に臨み、1500万円増の年俸4700万円で更改した。6年目の今季は開幕前に右膝蓋(しつがい)骨の骨折で離脱したが、6月末に復帰し74試合で打率.290。主に右翼で出場し「成長できた、来年につながるシーズンだった」と振り返った。来季は初の規定打席をクリアし、打率3割&2桁本塁打が目標。打撃フォーム改造に取り組んでおり「ハードルは高いけどうまくいけば打てる」と自信を見せた。ドラフト1位・西川の入団で外野争いは激化も「走攻守を売りにしているので総合力で戦っていく」と譲るつもりはない。

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