来季カージナルスはヌートバーら若手の成長次第「次のステップに踏み出すと信じている」と編成本部長

[ 2024年12月7日 09:53 ]

米移籍サイト「トレード・ルーマーズ」が6日(日本時間7日)までに、カージナルスの来季展望を報じた。

カージナルスは選手育成に焦点を当て、年俸総額を引き下げる方向に進んでいるとされていた。しかしジョン・モゼリアック編成本部長が今週、地元紙の記者に「私たちは良い野球チームを作る。若い選手たちが次のステップに踏み出すと信じている。現在のメンバーに対して非常に期待している」と語ったからだ。

どうやらカージナルスは再建か優勝を狙うかの選択肢の中で、依然その間に位置するようだ。チームは、まだその実力が証明されていない若手に出場機会を与え、彼らの成長を期待している。ノーラン・ゴーマン内野手(24)、ジョーダン・ウォーカー外野手(22)、ラーズ・ヌートバー外野手(27)、アレク・バールソン外野手(26)、ペドロ・パへス捕手(26)、イバン・へレラ捕手(24)といったメンバーだ。

例えばヌートバーはメジャーで4シーズンプレーし、通算打率・246、45本塁打、OPS・774だが、ケガに悩まされ、まだ1シーズンで120試合以上プレーした実績がない。「明らかにMLBでは結果を残さないといけない。そうでなければ誰か他の選手を見つけなければならない」と編成本部長。

カージナルスにはこうした才能はあっても、十分に結果が出ていない選手が数人いる。彼らが飛躍できれば、25年にチームが優勝争いをするチャンスも芽生えてくる。ライアン・ヘルズリー投手は昨季49セーブ、オールスター2度のクローザーで、1年後にはFA権を取得する。チームが再建に向かうならトレードすべきだが、優勝争いをするなら必要な選手だ。カージナルスの来季はヌートバーらにかかっている。

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スポニチアネックス取材班