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「日本沈没」安堵も束の間 東山&世良が...来週ついに最終回 椎名が涙の祈り「天海さん、聞こえますか?」

[ 2021年12月5日 21:54 ]

日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」第8話。東山総理が滞在中のホテルで爆破事件が発生したニュースに呆然の天海(小栗旬)と椎名(杏)(C)TBS
Photo By 提供写真

俳優の小栗旬(38)が主演を務めるTBS日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」(日曜後9・00)は5日、第8話が放送された。

<(注記)以下、ネタバレ有>

小栗が2010年10月期「獣医ドリトル」以来11年ぶりに同局の看板枠・日曜劇場に主演。1973年に刊行された小松左京による不朽の同名名作SF小説を原作に、当時も扱われた題材「環境問題」を2021年バージョンとして鮮明に描く。原作に大きくアレンジを加え、舞台は2023年の東京。国家の危機に瀕してなお、一筋の希望の光を見いだそうとひた走る究極の人間ドラマがオリジナルのキャラクター&ストーリーとして展開される。

第8話は、アメリカの会見を受け、中国は日本政府との移民交渉を完全に遮断。世界各国も中国の動きに同調し、もはや世界との移民交渉の窓口は閉じられた。"日本沈没"という情報も全世界に知れ渡り、日本国内も政府や東山総理(仲村トオル)への怒りが日増しに高まり、デモが広がっていた。再度、中国と交渉した日本政府は、到底不可能な条件を突きつけられる。天海(小栗)と常盤(松山ケンイチ)は八方塞がりの中、田所博士(香川照之)からは日本沈没はいつ起きてもおかしくないとを聞かされる。追い込まれた天海は、唯一の打開策を思いつく。里城副総理(石橋蓮司)の協力も得て、中国に対してのイチかバチかの危険な賭けに出る天海だったが、衝撃的な出来事が待ち受けていた...という展開。

天海は中国から要求された5企業の移転先に「ジャパンタウン」を築く構想と、さらには楊錦黎元国家主席からの別ルートを通じて突破口をこじ開けようと里城に提案した。

天海と里城は中国・桂林に渡り、楊元国家主席と会談。移住した日本人は中国人になれるか?の問いに、天海は「もちろん、我々は中国の長い歴史と文化に大いなる敬意を抱いております。しかし、日本人として捨てられないものもあります。中国人になれる、とは簡単にはお約束できません」。楊元国家主席は40年前に里城が日本の企業団を中国に連れてきた時の写真を出し、通訳秘書(馬淵優佳)を介し「あの時の恩義を返したい。国への誇りは我々も同じ。熱意は受け止めました。あなたたちの思いは責任を持って劉国家主席に伝える」と約束した。

中国政府からの回答はジャパンタウンを建設しての1000万人受け入れOK。里城と東山は「やりましたよ、総理」「ありがとうございました!」、常盤と天海は「やったな、啓示」「ああ!」と固く抱き合った。

しかし、安堵も束の間。椎名のスマートフォンに不穏なニュース速報。「【速報】東山首相滞在のホテルで爆破事件が発生 テロの可能性も」。世良元教授(國村隼)も同席。2人は東京都内の病院に搬送中という。天海は呆然と立ち尽くすしかなかった。

公式サイトの次回予告。「日本人の移民受け入れ停止――」「最後の一人まで諦めない――」のテロップに続き、富士山噴火の映像。「遂に起きてしまう、日本沈没――」「次々と起こる最悪の瞬間――」。椎名は「天海さん、聞こえますか?」と絶叫し、涙の祈り。「何としても生き残れ――」「希望を捨てるな!」。天海たち、そして日本の運命は...。

来週12日、ついに最終回(第9話)。69分拡大の2時間3分スペシャル(後9・00〜11・03)。日曜劇場の最終回としては、11年1月期「冬のサクラ」最終回(3月20日)と並ぶ10年ぶり最長タイの放送分数となる。

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