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少年事件の裁判員裁判

少年事件の裁判員裁判

付添・弁護実務の実践的な試みと理論を踏まえ,今後の少年に対する裁判員裁判のあり方を展望。

著者 武内 謙治 編著
ジャンル 法律 > 少年法 > 専門書
出版年月日 2014年01月20日
ISBN 9784877985714
判型・ページ数 A5・456ページ
定価 本体4,500円+税
在庫 在庫あり

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裁判員裁判が始まり、すでに相当件数の事件の裁判が行われている。少年をめぐっても、裁判員裁判前から懸念されていた問題と、運用を経て明らかになってきた課題があり、それを踏まえた将来の展望が必要な時期となっている。裁判員裁判により、家庭裁判所実務と刑事裁判実務はどのように変化しており、どのように変化しうるのか。付添・弁護実務の実践的な試みと理論を踏まえ、今後の少年に対する裁判員裁判のあり方を展望する。

ケーススタディ編
[1]付添・弁護実務からみた裁判員裁判(総論)
裁判員3年後見直しのための検証意見とのかかわりからみた課題 相川 裕
近畿弁護士会連合会の調査から見た課題 中村正彦

[2]55条移送事件
《ケーススタディ1》東京事件――強盗致傷 前田 領
《ケーススタディ2》福岡事件――強盗致傷(不定期刑) 知名健太郎定信
《ケーススタディ3》福岡事件――強盗致傷(55条移送) 阿野寛之
《ケーススタディ4》鹿児島事件――傷害致死 林 宏嗣
《ケーススタディ5》埼玉事件――殺人未遂など 柴野和善/岩本憲武

[3]保護可能性・許容性立証のための新しい試み
《ケーススタディ6》大阪事件――情状鑑定の活用 寺田有美子/岩本 朗
《ケーススタディ7》富田林事件――精神鑑定と情状証人の活用 三木憲明
《ケーススタディ8》千葉・埼玉事件――元家裁調査官の対人援助専門職との協働 金子重紀/松田和哲
《ケーススタディ9》愛知事件――情状鑑定・元法務教官の証人の活用 前田義博/鈴木弘子

理論編
[1]法的視点から
社会調査実務の変化 岡田行雄
裁判員裁判と少年の主体的な手続参加――立法合理性の検証と説明責任 渕野貴生
社会記録の取調べと作成者の証人尋問 葛野尋之
少年法50条の法意 武内謙治
情状鑑定の活用??発達障害を抱えるケースをてがかりに 本庄 武
犯罪少年に対する未決拘禁 中川孝博

[2]隣接諸科学の視点から
対人援助専門職による法廷証言――裁判員が適切な刑罰を選択するために 藤原正範
専門家証人からみた裁判員裁判の課題 澤井俊穂
児童精神科医からみた裁判員裁判の課題 高岡 健
少年刑務所と少年院の処遇の違い――少年行刑と矯正教育の差異 中島 学

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