少年に対する刑事処分
第1章 少年刑事事件における、憲法上の権利としての手続的・実体的デュー・プロセス
第2章 情状鑑定の活用--発達障害を抱えるケースを手がかりに
第2部 逆送決定と移送決定
第3章 少年法は厳罰主義を採用したと解すべきか--法解釈論への招待を兼ねて
第4章 少年刑事裁判における55条移送決定と量刑--裁判例の検討を中心として
第5章 逆送決定の基準論--司法研究報告書の検討
第6章 保護処分相当性判断・再考
第3部 少年に対する刑事処分
第7章 少年に対する量刑判断と家庭裁判所への移送判断
第8章 少年の刑事裁判における処分選択の原理--保護不適概念を前提に
第9章 少年刑についての検討
第10章 少年有期刑の引上げ--厳罰化か適正化か
第11章 刑事処分規定に関する少年法改正要綱(骨子)について
第4部 少年に対する死刑
第12章 少年事件で死刑にどう向きあうべきか--世論と専門的知見の相克の中で
第13章 ケース研究1--光市事件第1次上告審判決(最判2006(平18)・6・20判時1941号38頁)
第14章 ケース研究2--光市事件差戻控訴審判決(広島高判2008(平20)・4・22判時2167号122頁)
第15章 ケース研究3--光市事件第2次上告審判決(最判2012(平24)・2・20裁判集刑事307号155頁)
第16章 ケース研究4 --石巻事件第一審判決(仙台地判2010(平22)・11・25裁判所ウェブサイト)
終 章 少年に対する刑事処分のこれから--近時のアメリカ判例法の動向を手がかりに