2025年7月
アナウンスの声を聴覚障害者にも届ける「Voices for All」始動。
2025年7月30日 (水) 投稿者: メディア社会コース
WHOは2050年までに25億人近くが何らかの聴覚障害を持つと予測していますが、日常生活の中で「聞こえにくさ」を抱える人々の困難については十分に理解されていません。多くの人にとって館内・校内・車内・機内・緊急の各放送による情報提供は当たり前のものですが、聴覚障害者はこれらの情報を得ることが困難です。私が立ち上げたプロジェクト「Voices for All」では、補聴器や人工内耳を使用している人々に向けてBluetoothの次世代規格である「Auracast(オーラキャスト)」とWi-Fiによるハイブリッド配信を活用して、音声情報を直接補聴器に届ける実証実験を実施します。また、リアルタイム字幕による情報提供も行い、聞こえない方への情報を補完します。音声情報のアクセシビリティ向上により、「誰一人取り残さない社会」を実現したいと考えています。
先日、Bettear社製の配信機材が届きました。実は、私の研究室への導入が「日本初!」となります。後日、プレスリリースを行う予定です。
8月には大阪で聴覚障害当事者の方々にデモを行う予定で、11月には函館で開催される全国大会で当事者や支援者の方々に説明とデモを行う予定です。これまで聴覚障害者が諦めていたアナウンスの声が聞き取れないという課題を解決する一つの案として期待されています。またブログでもご報告いたします。
メディア学部 吉岡 英樹
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略歴:バークリー音楽院ミュージックシンセシス科卒業後、(有)ウーロン舎に入社しMr.ChildrenやMy Little Loverなどのレコーディングスタッフや小林武史プロデューサーのマネージャーをつとめる。退社後CM音楽の作曲家やモバイルコンテンツのサウンドクリエイターなどを経て現職。1年次科目「音楽産業入門」を担当。現在は聴覚障害支援を専門としており、メディア専門演習「サイレント・コミュニケーション」、3年次科目「音声情報アクセシビリティ」、聴覚障害支援メディア研究室 を担当している。
6月15日(日)オープンキャンパス報告(4)
2025年7月28日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース
助教の栗原です。
少し間が空いてしまいましたが、本日は6月15日(日)に行われましたオープンキャンパスの報告をします。
この記事では片柳研究棟4Fのコンテンツ・テクノロジー・センター(CTC)および5Fのメディア・テクノロジー・センター(MTC)で行われた展示の紹介になります。
CTCではプロジェクト演習「インタラクティブ・ゲーム制作」および三上・栗原研究室の展示を行いました。
インタラクティブ・ゲーム制作のエリアでは3月のオープンキャンパスに引き続き、現3年生(当時2年生)が東京ゲームショウ2025への出展に向けて制作中のゲームを展示し、たくさんの来場者にゲームを遊んでいただだけでなく大変ありがたいコメントをいただけました。
出展時はまだまだ途中経過という感じでしたが、いただいたコメントも参考にしながら9月の東京ゲームショウ2025に向けて制作を進めております。
今年度制作中のゲームは以下のページにまとめてありますので、ぜひご覧ください。
http://mkmlab.net/TGS/2025/index.html
さらに、CTCではゲーム展示だけでなく、三上・栗原研究室の研究展示も行いました。
当日は学部4年生が卒業研究で取り組んでいるテーマについて、デモも交えながらプレゼンを行いました。
実のところ普段は研究展示に比べるとゲーム展示の方が賑わっているのですが、ゲーム展示に負けないくらいの盛況でした。
テーマはゲームデザインやインタフェース開発、CGと幅広く、たくさんの方に興味を持っていただきこちらも多くのコメントをいただくことができました。
4年生は学会発表や卒業研究の最終発表に向けて研究を続けていきます。
続いて、5FのMTCでは伊藤彰教先生と学生による先端サウンドクリエイションというテーマの展示がありました。
音楽や音響制作、サウンドデザインについて複数のデモを用いて紹介されており、こちらも盛況でした。
今回の報告は以上になります。
猛暑が続きますがみなさまお身体にお気をつけください。
大阪万博オーストラリアパビリオンでメディア学部生が活躍しました
2025年7月28日 (月) 投稿者: メディア社会コース
オーストラリアで難聴児の支援活動を行う非営利団体The Shepherd Centre(シェパードセンター)が主催し、6月29日(日)に大阪・関西万博の同国パビリオンで開催されたイベント「Power of Speech」のドキュメンタリーを中心とした映像コンテンツを制作するため、学生と共に撮影をしてきました。
「Power of Speech」は、50年以上にわたり難聴の子どもや家族への包括的療育プログラム支援を行っている同団体が人工内耳装用児の療育システムへの理解と支援を呼びかけるための取り組みで、今回は、難聴児の療育に関心を持つ国会議員や医師、言語聴覚士ら招待者約100名を対象に、人工内耳を装用する日豪の子どもや大人5名がスピーチを行いました。
映像コンテンツの制作は私のプロデュースのもと、同3年生を中心したプロジェクト演習「intebro(インテブロ)」の学生メンバー約6名(注2)が、プロの作家と共同で現地での撮影や編集作業に参加します。同イベントのドキュメンタリーや人工内耳の基本解説など盛り込んだ数分程度の内容で、同団体の日本版サイトやSNSコンテンツとして2025年9月頃をめどに一般公開される予定です。
詳しくはプレスリリースをご覧ください。
国内における難聴児への療育プログラム普及・理解促進へ 大阪・関西万博オーストラリアパビリオンにて開催のスピーチイベント メディア学部がドキュメンタリー映像コンテンツを制作
https://www.teu.ac.jp/press/2025.html?id=145
メディア学部 吉岡 英樹
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略歴:バークリー音楽院ミュージックシンセシス科卒業後、(有)ウーロン舎に入社しMr.ChildrenやMy Little Loverなどのレコーディングスタッフや小林武史プロデューサーのマネージャーをつとめる。退社後CM音楽の作曲家やモバイルコンテンツのサウンドクリエイターなどを経て現職。1年次科目「音楽産業入門」を担当。現在は聴覚障害支援を専門としており、メディア専門演習「サイレント・コミュニケーション」、3年次科目「音声情報アクセシビリティ」、聴覚障害支援メディア研究室 を担当している。
NIIオープンハウスの見学
2025年7月25日 (金) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部の寺澤です。
少し前のことになりますが、6月20日に研究室の4年生と国立情報学研究所のオープンハウスに行ってきました。様々なプログラムが用意されていましたが、平日で授業やSAがある人もいたため午後のポスターセッションを中心に見て回りました。研究室への配属は3年生の夏なので翌年の3月にいくつかある学会の大きな大会に行く年もあるのですが、今年は余裕がなく新年度を迎えてしまったため、このオープンハウスに参加することにしました。
このような見学を行う目的は自分の卒業研究を進めるにあたり、研究の目的の立て方や研究手法の選択、評価の方法、そして今回のような成果発表の仕方について、質の高い例をお手本として見ておいてほしいからです。早速自分のテーマと関連するポスターの担当者と話して重要な情報を得てきた学生もいました。
今日で前期の授業が終わり、卒業研究にとっては中間発表と中間報告書の提出の時期となっています。慣れない作業に苦労する学生の姿を見るのは毎年のことですが、これを乗り切って夏休みに各自の研究を進め、秋の紅華祭(学園祭)では自分の研究紹介ができるように頑張ってほしいと思います。
(メディア学部 寺澤卓也)
タイで行われたIMKEN2025に参加してきました
2025年7月23日 (水) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部の大淵です。
少し前の話になりますが、5月にタイのバンコクで行われた、International Conference on Media Technology and Education in Next Era (IMKEN2025)という学会に参加してきました。会場となったのは、キングモンクット工科大学トンブリー校(KMUTT)というところです。バンコクの中心部からは少し南に行ったところですが、賑やかな街の中にある大学でした。
私の発表は、"Audio Processing and Machine Learning --Past, Present, and Future"というタイトルで、私自身がこれまでに研究してきた音声認識のための特徴量正規化などの紹介と、それらが近年のディープラーニングの発展で次々と上書きされてしまっているという話をしました。2000年〜2010年頃の音声認識の研究は、雑音環境で得られた音声の特徴量(MFCCなど)を、どのように変換すれば認識しやすくなるかというのが重要な研究テーマで、そのための変換方法を人間が一生懸命に考えていました。しかし最近では、たくさんデータを集めてニューラルネットワークに放り込めば最適な変換が自動学習されるので、人間があれこれ考える必要はなくなってしまいました。「AIに置き換えられる職業」というのは、最近よく語られるトピックですが、音声特徴量正規化方式の研究者も、その仲間入りをしてしまったのかもしれません。
そんな感じで、発表内容はやや後ろ向きな感じでしたが、KMUTTの皆さんの暖かいおもてなしもあり、タイ出張自体はとても楽しいものでした。タイはなんといっても食事が美味しいので、短い滞在ではありましたが、地元グルメを満喫してきました。上の写真は、マンゴースティッキーライスというデザート(?)で、マンゴーをお米と一緒に食べるのは不思議な感じですが、食べてみたらとても美味しかったです。
KMUTTと東京工科大学メディア学部は提携のMoUを結んでいるので、これからも訪問するチャンスはありそうです。また美味しいご飯を食べられるのが楽しみです。
NICOGRAPH International 2025 に参加しました。
2025年7月21日 (月) 投稿者: メディア技術コース
渡辺です。みなさんこんにちは。
今回は、6/19〜21 に金沢で行われた「NICOGRAPH International 2025」という学会に参加した様子をお伝えしようと思います。
この「NICOGRAPH International」という学会は、芸術科学会という学会が主催する国際学会で、毎年6月頃に開催されています。今回は、私の研究室の研究生であるフランス人のカンタン・ブルーズ君がポスター発表を行いました。カンタン君は、東京工科大学メディア学部と提携を行っているフランスの「ISART Digital」という大学の出身でして、ISARTからは毎年数人の学生が研究生として半年から2年間ほどメディア学部の幾つかの研究室で研究を行っています。
カンタン君の研究は、「リアルタイムレイトレーシング技術をセルシェーディングに応用する」というものです。「セルシェーディング」というのは、簡単に言うとCGでアニメ調の描画を実現する手法です。また、「リアルタイムレイトレーシング」というのは文字通り「リアルタイムにレイトレーシングを行う」という技術で、割と最近使えるようになったGPUの技術です。
このように書いてきてなんですが、「セルシェーディング」と「レイトレーシング」という専門用語の意味を知らない人からすると、カンタン君の研究内容を理解することはとても難しいと思います。実際、カンタン君も自分の研究に関する質問よりも、「セルシェーディングとは何ですか?」「レイトレーシングとは何ですか?」という質問の方がかなり多かったとのことでした。
発表時の様子
初日のお昼、会場のすぐ近くのお蕎麦屋さんにカンタン君と一緒に訪れたところ、お店のおばあさんがカンタン君におそるおそる英語で語りかけてくれました。そこで私が「彼日本語ペラペラですよ」と言ったら、途端に早口の金沢弁で語られ、私も半分くらいしか理解できませんでした。方言って、若い人が喋る場合は母音が標準語に準拠してるんで聴き取りやすいんですが、年配の方の方言って母音構成がそれぞれの地域による独特の発音になっていることが多く、まったく聴き取れません。「あのまま英語のままの方がまだやりとりできたかもなぁ」などと思ったのでした。
(メディア学部教授 渡辺大地)
先端映像創作論2025続き
2025年7月18日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース
こんにちは。一昨日に続いて、授業で作られたマットペインティング作品を紹介します。
課題画像と比べて全体の色が大きく変わっている作品を集めました。
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おそらく、合成前に各素材の色を調整し、合成してから全体がなじむように再度調整されたと思います。つなぎ目をぼかすなど、細部にも気を配られているのが分かります。
(椿 郁子)
先端映像創作論2025
2025年7月16日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース
こんにちは。「先端映像創作論」の講義では、今年もマットペインティングの演習を行いました。マットペインティングとは、1枚の写真を元にして、他の画像と合成したり、背景等を描き足したりすることで新しい画像を作る手法です。じっくりと時間をかけて作るのではなく、短時間でさっと作って頂く演習です。
上の課題画像は、David B. Mattinglyによる「マットペインティングハンドブック」ボーンデジタル社(2012年)で公開されているもので、これを元に、マットペインティングで新しい画像を作成してもらいました。
建物や岩など、合成するための素材も同じ本で公開されているものを使いました。合成であることに気が付きますでしょうか?自然に合成できていると思います。(椿 郁子)
メディア学キーワード研究
2025年7月14日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース
前期月曜3限は1年生のフレッシャーズゼミです。メディア学部のほとんどの教員がフレッシャーズゼミのクラスを担当しています。前期の最後のテーマは、メディア学キーワード研究です。「メディア学キーワードブック」の本から好きなテーマを1つ選び、調査して発表するという課題です。サブタイトル「こんなに広いメディアの世界」の通り、広範囲の分野が集まっている本です。
この課題はもちろん、1年生にメディア学をよく知って頂くためのものですが、私も毎年この期間はメディア学を学ぶ時と決めて、この本を読んでいます。知らないことがたくさん出てきます。この広さがメディア学部の魅力だといつも思っています。 (メディア学部 椿 郁子)
タイ/バンコクで開催された TTRA「Asia Pacific Chapter2024」で学会発表をしてきました(メディア学部 藤崎実)
2025年7月11日 (金) 投稿者: メディア社会コース
みなさん、メディア学部の藤崎実です。
昨年2024年12月、タイのバンコクで開催された TTRA(Travel and Tourism Research Association)「Asia Pacific Chapter2024」で、東洋大学の河田浩昭先生と共同研究の発表を行ってきました。
タイトルは「Impact of customer experience and brand commitment on loyalty in theme parks - An analysis based on a questionnaire survey of members of an online brand community」です。
Aaaaap
会場となった大学は空港からかなり遠い立地でしたが・・・
肝心の河田先生との共同研究の発表は、会場からは様々な質問があり、大変有意義なディスカッションができました。
こちらはタイの空港の中です!
私は海外学会での発表は初めてでしたので、とても勉強になりました!
(メディア学部 藤崎実)
日本マーケティング学会「マーケティング/PRテクノロジー研究会」報告会(メディア学部 藤崎実)
2025年7月 9日 (水) 投稿者: メディア社会コース
みなさん、メディア学部の藤崎実です。
私は日本マーケティング学会ののリサーチプロジェクトである「マーケティング/PRテクノロジー研究会」のリーダーをつとめています。
年に数回のセッションを行っているのですが、
今年の3月8日(土)には「三都市カンファレンス」という企画で、
福岡大学にて、公開セッションを行ってきました。
テーマは「ネット時代のマーケティング/PRのあり方とテクノロジー融合の可能性」です。
登壇者はメンバーの高梨杏奈(株式会社クロスビット 広報)さん、奥野辰広(常磐大学 准教授)先生と私の3人でした。
Cityconference
3人で3つの視点から、以下の報告を行いました。
事例1「ネット時代のマーケティング/PRにおけるワークスタイル事例」高梨杏奈
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事例2「老舗企業との産学連携による新商品開発とクラウドファンディングの取り組み」奥野辰広
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事例3「ファンとのリレーションに着目したマーケティング/PRの事例」藤崎実
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◆だいやまーく会場からはさまざまな質問もあり、活発な議論が生まれました。
(メディア学部 藤崎実)
オープンキャンパス報告(プロジェクト演習「インテブロ」)
2025年7月 8日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース
6月15日に行われたオープンキャンパスの続報です。メディア学部のプロジェクト演習「インテブロ」では、講義実験棟7階という離れた場所にもかかわらず、今回も大勢の映像志望の高校生の皆さんにお越し頂きました。「ディズニーランドみたい」(OC参加の高校生)という感想が出るほど広大な八王子キャンパスで、気になる会場に辿り着くのは容易なことではありません。そこで活躍するのが、看板を持った案内の学生さんたちです。中にはアパレル業のアルバイトで接客に精通した「剛」の学生も(笑)。見事な集客能力で「これから50人ほど連れて行きます」という連絡に展示会場が騒然とする一幕もありました。
今回は2教室に分かれ、パソコン映像編集講座と、番組制作そしてバンド・サークル「アドバン」の学生ライブ収録の模様をご覧頂きました。初めて本格的なライブ収録を目にした1年生からは「スイッチャーってかっこいい」という声も。あるいは高校生に説明することで「改めて映像編集の基礎を確認できた」など、自分たちの演習の意義を改めて考えた学生も多かったようです。
映像編集講座はパソコン台数の関係でお待ち頂いた方々も多く、また番組制作・ライブ収録には立ち見の方々も大勢参加されました。番組制作後の機材体験で、目を輝かせる高校生の中には「来年からお世話になります!」と挨拶するノリのいい方も。説明する学生も説明を受ける高校生も和気藹々の雰囲気の中、今回のオープンキャンパスも大盛況のうちに無事終了となりました。(メディア学部 山脇伸介)
日本広告学会「クリエーティブフォーラム2025」企画運営・実行委員として(メディア学部 藤崎実)
2025年7月 7日 (月) 投稿者: メディア社会コース
みなさん、メディア学部の藤崎実です。
2025年5月17日(土)に近畿大学東大阪キャンパスで、日本広告学会主催の「クリエーティブフォーラム2025」が開催されました。
私はその実行委員として参加してきました。
「クリエーティブフォーラム」は毎年違うテーマが掲げられるのですが、今回のテーマは、「AIと新しいメディアでクリエーティブはどう変わるのか」でした。
テーマの趣旨を抜き出すと以下です。
新しいテクノロジー(AI)とメディア(TikTokなど)が台頭する中、クリエーターはどう向き合うのかが問われている。従来のマスメディアを活用したクリエーティブを展開してきたクリエーターと、AIやTikTokを活用したクリエーティブを展開しているクリエーターとの議論を通じて、今後のクリエーティブに必要なポイントを考察していきたい。
広告業界は、時代の潮流を常にアップデートしていく点に特徴があります。
実際に現在のクリエイティブに様々なAI技術が取り入れられているとのこと。
今回のフォーラムは、昨今話題のAIの活用に着目した大変充実した内容でした。
大変勉強になりました!
委員長:川村洋次先生(近畿大学)、副委員長:池田定博先生(電通)、実行委員(五十音順) :青木慶先生(甲南大学)、井上一郎先生(江戸川大学)、大内秀二郎先生(近畿大学)、弦間一雄先生(大阪経済大学)、瀨良兼司先生(近畿大学)、藤崎実(東京工科大学)
(メディア学部 藤崎実)
【学部長Blog005】(報告編)「ベストティーチャー賞」受賞
2025年7月 6日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース
履修者80人以下の授業とそれ以上の授業に部門を分けて表彰しています.
(実は最終週の時点ではすでに授業アンケートは提出済なんで,評価には影響しないのですが・・・)
これをきっかけに,ゲームに限らず多くのものに,学生が興味を持って自発的に大学の学びを実践してくれればありがたいです.
学生の国際交流イベント参加記(灼熱のタイシリーズ?) #3
2025年7月 4日 (金) 投稿者: メディア技術コース
ゴールデンウィークにStudent Exchange ProgramがタイのKMUTT大学(King Mongkut’s University of Technology Thonburi)で開催され、5名の学生とともに参加いたしました。今回は、期間中にあった休日の様子をレポートいたします。
象の寺院
空港から大学に向かう途中で、高速道路から3つの首の象の像!が見えました。とても大きなもので、格好もいいと思っていたら博物館だということだったので、後日訪ねてみることにしました。電車に乗ってバンコクの中心から少し時間がかかった郊外の駅で降りて向かいました。かなりアジア感が強い周辺の状況でしたが、10分くらい歩くと大きな象の像が!3つ首でケルベロスの象版のような佇まいですが、こちらは神様?だったか神様の乗り物だったか、のようです(ChatGPT君に聞いたら、インドラ神の乗り物である神聖な象だそうです)。
神聖な象、エラワンの像.迫力!
伝統衣装
学生たちは、現地の学生と一緒にバンコク市内の寺院や買い物にでかけていました。寺院をみたり、市街のショッピングセンターで買い物したりですが、途中で伝統衣装を借りて着るような店があったらしく、写真のように現地の学生とも一緒に伝統衣装で観光を楽しむことができたようです。電車の路線が充実してきて、市内は割と便利に移動できるようになりました。
伝統衣装を着て現地学生とともに
象に乗る
休日にアユタヤを訪れることができました。アンコールワット的?な遺跡も魅力的な観光地でしたが、なんといってもハイライトは象に乗れたことです。なかなか経験できないことを体験するのはいつでも楽しいですが、象に乗るというのはこういう感じなのか、というのは実際に体験しないと想像できませんでした。インド象ですからアフリカ像に比べると小さいですが、それでもかなりの高さでした。二人づつ一頭の象に乗って、のしのしと寺院の周りを練り歩いてくれました。とても得難い経験...。乗っておいてなんですが、あまりゾウさんを働かせるのも申し訳なく思いました...
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アユタヤの遺跡群と象に乗った我々...
ムエタイ
タイといえばムエタイですよね! タイの大学の先生の紹介で、ムエタイのジムで体験レッスンを受けることができました。といっても私は現地のローカル市場のなにがしかにあたって腹痛、下痢状態(帰国後病院でサルモネラ菌に感染と判明)で試せなかったのが残念でしたが、女子学生の3名が果敢に(可憐に?)挑戦。思いっきり体を動かして楽しそうでした。そのあと疲れ切って死んでいたようでしたが... とても暑い中でしたが、思いっきり体を動かすのも気持ちよさそう?でした。私も体調さえ万全なら試してみたかったですが...
あまりの早い動きに写真でも捉えられない! そして鍋
以上は活動の一部ですが、今回参加した学生たちは異なる国の文化を十分堪能できたのではないかと思います。自分の足で現地の人とコミュニケーションをとりながら過ごすのは、旅行ツアーで日本語のガイドがついて見て回るのとは全く違う体験になったと思います。海外の人とのコミュニケーションは、はじめは緊張しますが、一緒に過ごすことで身構えることも少なくなって今後の国際的な交流活動にも続けて参加してくれると嬉しいです。
p.s. 現在(6月)、このタイの大学から8名の学生が東京工科大学に来ています。日本の学生とも再開を喜びましたが、このように交流は続いております。
太田
学生の国際交流イベント参加記(灼熱のタイシリーズ?) #2
2025年7月 2日 (水) 投稿者: メディア技術コース
ゴールデンウィークにStudent Exchange ProgramがタイのKMUTT大学(King Mongkut’s University of Technology Thonburi)で開催され、5名の学生とともに参加いたしました。初日を終えて、すこし緊張もとれたかなというところで、2日目以降のイベントについてご報告します。
2日目の活動は、いくつかの場所を訪問しタイの色々な側面を知ろうという内容です。朝早くからの活動になりました。まず、地元の印刷工場の見学をします。この工場では、日本のマンガをタイ語に翻訳したものをたくさん印刷、製本していました。最近ではデジタル出版が盛んですが、まだ紙での印刷も元気なようでした。工場の中の、いろいろなプロセスを歩き回って見ることができて非常に面白い体験ができました。もちろんマンガだけでなく、日本語のテキストブックや小学校の教科書なども印刷しており、同行していたタイの学生が小学校のときに使っていたといって喜んでおりました。
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印刷工場の見学(工場見学は楽しいですな)
次に訪れたのはメークロンという市場です。ここはテレビなどでも有名な場所です。というのも、電車の線路脇に店が並んでいて、電車が来るときになると慌てて売り物やひさしなどを片付ける様子が観光の対象となっているからです。一日に4往復?とかなので、電車が通るところを目撃するには丁度その時間を目指さなければいけません。今回は、その駅に入ってくる瞬間は市場には間に合わず踏切で電車を見ることになってしまいましたが、その駅から戻ってくるタイミングで市場の中(線路脇)で電車とすれ違うことを体験できました。すごく接近しているので電車はすごくゆっくりと進み、乗客と周りの観光客がハイタッチで盛り上がるところが楽しい体験でした。
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観光で有名なメークロン市場(と、メークロン駅前)
ミシュランのビブグルマンに掲載されているという、ローカルな食堂でタイ料理を存分に食べたあとは、水上マーケットに行って、現地でのパームシュガー(やしの木から取る砂糖)の作成過程の見学や、工芸品制作のワークショップを体験しました。
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ビブグルマン掲載食堂、水上マーケットでの見学とワークショップ
ということで、タイの生活を多様な面で見たり体験したりできた盛りだくさんなメニューの一日でした。でもロンマー(暑い...)。
太田
6月15日(日)オープンキャンパス・レポート
2025年7月 1日 (火) 投稿者: メディア社会コース
皆さんこんにちは、メディア学部社会コースの森川です。
今回は、去る6月15日(日)に開催されたオープンキャンパスの模様をご報告します。
この日、森川研は3月に続いて卒研室公開を行いました。
研究テーマ名は「メディア&エンタテインメント研究」です。
森川研のテーマは「デジタル・ジャーナリズム」ということになっていますが、実はジャーナリズム関係の研究をしている学生は一握り。多くはエンタテインメント関連の研究を行っているため、OCでは毎回テーマを「メディア&エンタテインメント研究」としています。
OCでは、まず森川研でどういう研究を行っているか説明し、来場者の質問に現役工科大生(=卒研生)が答える、という形で進めています。
この日の来場者からは、演習科目にはどんなものがあるのか、どんな授業が一番面白かったか、といった授業関連の質問や、研究室選抜はどのように行われるのか、といった卒研室配属に関する質問、そしてスクールバスにはどのくらい並ぶのか、といった通学に関する質問などがありました。
森川研のある3階では、他に2つの研究室が公開されていました。
1つは榎本研(公開テーマ名:コミュニケーションの仕組み)。
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もう1つは椿研(公開テーマ名:映像コンテンツ制作の研究)です。
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森川研と同じメディア社会コースからは、小林研(公開テーマ名:予測とプランの研究)と進藤研(公開テーマ名:デジタルマーケティング)が公開されていました。
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来場してくれた高校生と保護者の方々に、少しでもメディア学部の研究室の面白さが伝わっていると嬉しいです!
森川研は7月20日(日)と8月3日(日)のOCにも参加する予定です。
工科大メディア学部が気になっている皆さん、是非八王子キャンパスにお越しください!!
(メディア学部 森川 美幸)
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