日本バーチャルリアリティ学会2025の紹介
2025年9月22日 (月) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部技術コースの盛川です。
そろそろ後期の授業が始まる時期となってきました。大学教員や卒研生にとっては、授業がない夏休み期間は研究に集中できる期間でもあります。そのため、多くの学会が開催される時期にもなっています。この度、9月17日から19日まで、立命館大学のいばらきキャンパスで開催された日本バーチャルリアリティ学会に参加してきましたので、その紹介をしたいと思います。
日本バーチャルリアリティ学会は、VRやAR、MRといった技術を中心に、人間の感覚や知覚といった基礎的な研究から、アプリケーションやサービスの開発といった応用的な研究まで、幅広く発表が行われています。
特徴的なのは、発表形式がすべてポスター発表であることです。発表者はまず簡単なプレゼンを会場で行った後、ポスター会場にて参加者と質疑応答をするというスタイルになっています。できるだけ多くの参加者と意見の交換をすることを目指した工夫だと思います。発表者も学生が多く、学会で発表を行うことで様々な意見を聞き、研究に対する多面的な視点や新たな気づきを得るといった経験を積むことができているようでした。
また、研究発表だけでなくIVRC 2025(Interverse Virtual Reality Challenge)の審査会も同時に行われました。IVRCはもともと学生VRコンテストという名のもと、学生がバーチャルリアリティの技術を生かしたコンテンツ制作を行い、その優劣を競い合うというものでした。現在でも、社会における役割の変化に対応し、参加の窓口を広げながら活動が続けられています。VRのコンテンツは実際に体験しないとその良さが伝わりにくいものですが、学会の場を活かして、多くの参加グループが各自のコンテンツを体験できる形で展示を行っていました。
メディア学部でもプロジェクト演習としてVRのコンテンツを制作する演習を行っていますが、学生でチームを組み、このようなコンテストに応募するような活動を行うことも、大いに推奨しています。我こそはと思う学生さんは、是非参加を検討してみてはいかがでしょうか。
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