タイで行われたIMKEN2025に参加してきました
2025年7月23日 (水) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部の大淵です。
少し前の話になりますが、5月にタイのバンコクで行われた、International Conference on Media Technology and Education in Next Era (IMKEN2025)という学会に参加してきました。会場となったのは、キングモンクット工科大学トンブリー校(KMUTT)というところです。バンコクの中心部からは少し南に行ったところですが、賑やかな街の中にある大学でした。
私の発表は、"Audio Processing and Machine Learning --Past, Present, and Future"というタイトルで、私自身がこれまでに研究してきた音声認識のための特徴量正規化などの紹介と、それらが近年のディープラーニングの発展で次々と上書きされてしまっているという話をしました。2000年〜2010年頃の音声認識の研究は、雑音環境で得られた音声の特徴量(MFCCなど)を、どのように変換すれば認識しやすくなるかというのが重要な研究テーマで、そのための変換方法を人間が一生懸命に考えていました。しかし最近では、たくさんデータを集めてニューラルネットワークに放り込めば最適な変換が自動学習されるので、人間があれこれ考える必要はなくなってしまいました。「AIに置き換えられる職業」というのは、最近よく語られるトピックですが、音声特徴量正規化方式の研究者も、その仲間入りをしてしまったのかもしれません。
そんな感じで、発表内容はやや後ろ向きな感じでしたが、KMUTTの皆さんの暖かいおもてなしもあり、タイ出張自体はとても楽しいものでした。タイはなんといっても食事が美味しいので、短い滞在ではありましたが、地元グルメを満喫してきました。上の写真は、マンゴースティッキーライスというデザート(?)で、マンゴーをお米と一緒に食べるのは不思議な感じですが、食べてみたらとても美味しかったです。
KMUTTと東京工科大学メディア学部は提携のMoUを結んでいるので、これからも訪問するチャンスはありそうです。また美味しいご飯を食べられるのが楽しみです。
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