2008年02月27日
忘れる事は、決して無い
ぽぽぬが、猫先生好きになるきっかけを作ってくれた猫先生が、亡くなった。
その猫先生は、10年以上昔に、ぽぽぬが付き合っていた女性と同居していた。
当時、学生であったぽぽぬは、頻繁にその女性の部屋を訪れ、泊り、居つくようになった。
猫先生は、その女性以外には、中々なつかない先生であったそうだ。
ぽぽぬも、逃げる先生を追ったり、無理に触れ合おうともしなかった。
ただ自然に、「お、先生居るね」ってな感じであった。
ある晩、その女性と、夕飯を食べている時であった。
その時のぽぽぬは、トランクスだか短パンだったと思うのだが、あぐらをかき、女性の作ってくれた夕飯を食べていた。
ふと気付くと、先生は、ぽぽぬの膝に顔を擦り寄せていた。
何度も何度も。
「へぇ〜!珍しい!撫でてあげて〜」と女性に言われ、頭や咽もと、背中をそっと撫でてみた。
すると、そのうち、先生は、ぽぽぬのあぐらの中に侵入し、腰を落ち着けたのであった。
「暖かいなぁ」等と思いながら、「どうすればいいの?」といった表情で女性を見るも、笑顔で「凄いよ!今まで他の人にはそんなになつかなかったのに。先生(その女性は、ぽぽぬの事を先生と呼んだ)はさ、嫌がるのを無理に追い掛けたり、構おうとしないのが良かったんだろうね。寄って来るのを、自然に待っていたもんね」と言っていた気がする。
それからは、猫先生とぽぽぬは、どんどん親密になって行った。
ある時には、ぽぽぬが女性宅に着くなり、横になり、「撫でてもいいのよ?」という顔をする。
ある時には、寝ているぽぽぬの顔を舐め、驚かされたり。
ぽぽぬが帰ろうとすると、玄関でブーツの紐を結んでいる間に、ぽぽぬの背中に跳び乗り、「帰るな」と引き留めようとする事も毎回の事になった。
そういえば、当時のぽぽぬは、大きめのリュックを常に背負っていたのだが、女性の部屋に着くと、とりあえず、ベッドの上にリュックを置く習慣のようなモノがあった。
すると、猫先生は、そのリュックの上に陣取るのである。
まるで、「アタシの方が上なんだからね」と言うかの如くに(笑)
やがて、その女性とぽぽぬとの間で、別れ話が出るようになった。
丁度、一年位の関係であっただろうか?
そんな中、二人で映画を観て、外食をした。
「あの、中々人になつかなかった猫先生が、あそこまでなついたのだから、先生は、根は本当に良い人なんだよ」みたいな事を言われた記憶がある。
また、「この一年はどんな一年だったのかな?」という話にもなった。
その女性が、何と言ったのかは、覚えていない。
ぽぽぬは、「猫好きになった一年だった」と答えた。
その後、その女性とは、綺麗に別れるという事は無く、お互いに嫌な想いをした挙句の別れとなった。
その女性は、当時より、イラストレーターとして活躍しており、現在も活躍中である。
たまたま、「まだ、イラストレーターを続けているのかな?」と思い、数ヶ月前にネットで検索したら、その女性のHPを発見し、挨拶程度の内容と、猫先生の事等に関して、数度メールのやり取りをした。
そして、その女性の日記で、猫先生がさすがに高齢故か、体調が芳しく無い事を知った。
毎日の様に、日記をチェックするようになった。
猫先生の闘病に、調子の波に、我が事のようになっていた。
そして、ついに、猫先生は旅立ったとの事であった。
あの猫先生が居なければ、ぽぽぬは、現在の様な猫先生好きにはならなかったであろう。
ありがとう、猫先生。
ゆっくり休んでおくれ。
その猫先生は、10年以上昔に、ぽぽぬが付き合っていた女性と同居していた。
当時、学生であったぽぽぬは、頻繁にその女性の部屋を訪れ、泊り、居つくようになった。
猫先生は、その女性以外には、中々なつかない先生であったそうだ。
ぽぽぬも、逃げる先生を追ったり、無理に触れ合おうともしなかった。
ただ自然に、「お、先生居るね」ってな感じであった。
ある晩、その女性と、夕飯を食べている時であった。
その時のぽぽぬは、トランクスだか短パンだったと思うのだが、あぐらをかき、女性の作ってくれた夕飯を食べていた。
ふと気付くと、先生は、ぽぽぬの膝に顔を擦り寄せていた。
何度も何度も。
「へぇ〜!珍しい!撫でてあげて〜」と女性に言われ、頭や咽もと、背中をそっと撫でてみた。
すると、そのうち、先生は、ぽぽぬのあぐらの中に侵入し、腰を落ち着けたのであった。
「暖かいなぁ」等と思いながら、「どうすればいいの?」といった表情で女性を見るも、笑顔で「凄いよ!今まで他の人にはそんなになつかなかったのに。先生(その女性は、ぽぽぬの事を先生と呼んだ)はさ、嫌がるのを無理に追い掛けたり、構おうとしないのが良かったんだろうね。寄って来るのを、自然に待っていたもんね」と言っていた気がする。
それからは、猫先生とぽぽぬは、どんどん親密になって行った。
ある時には、ぽぽぬが女性宅に着くなり、横になり、「撫でてもいいのよ?」という顔をする。
ある時には、寝ているぽぽぬの顔を舐め、驚かされたり。
ぽぽぬが帰ろうとすると、玄関でブーツの紐を結んでいる間に、ぽぽぬの背中に跳び乗り、「帰るな」と引き留めようとする事も毎回の事になった。
そういえば、当時のぽぽぬは、大きめのリュックを常に背負っていたのだが、女性の部屋に着くと、とりあえず、ベッドの上にリュックを置く習慣のようなモノがあった。
すると、猫先生は、そのリュックの上に陣取るのである。
まるで、「アタシの方が上なんだからね」と言うかの如くに(笑)
やがて、その女性とぽぽぬとの間で、別れ話が出るようになった。
丁度、一年位の関係であっただろうか?
そんな中、二人で映画を観て、外食をした。
「あの、中々人になつかなかった猫先生が、あそこまでなついたのだから、先生は、根は本当に良い人なんだよ」みたいな事を言われた記憶がある。
また、「この一年はどんな一年だったのかな?」という話にもなった。
その女性が、何と言ったのかは、覚えていない。
ぽぽぬは、「猫好きになった一年だった」と答えた。
その後、その女性とは、綺麗に別れるという事は無く、お互いに嫌な想いをした挙句の別れとなった。
その女性は、当時より、イラストレーターとして活躍しており、現在も活躍中である。
たまたま、「まだ、イラストレーターを続けているのかな?」と思い、数ヶ月前にネットで検索したら、その女性のHPを発見し、挨拶程度の内容と、猫先生の事等に関して、数度メールのやり取りをした。
そして、その女性の日記で、猫先生がさすがに高齢故か、体調が芳しく無い事を知った。
毎日の様に、日記をチェックするようになった。
猫先生の闘病に、調子の波に、我が事のようになっていた。
そして、ついに、猫先生は旅立ったとの事であった。
あの猫先生が居なければ、ぽぽぬは、現在の様な猫先生好きにはならなかったであろう。
ありがとう、猫先生。
ゆっくり休んでおくれ。
poponu_august at 06:30│Comments(6)│TrackBack(0)│
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この記事へのコメント
1. Posted by hubuki 2008年02月27日 10:41
おやすみなさい...
猫先生。
そして心の中に居続けるでしょう...。
過去思い出は、消えない...消せない。
猫先生。
そして心の中に居続けるでしょう...。
過去思い出は、消えない...消せない。
2. Posted by ぽぽぬ 2008年02月27日 11:00
>hubuki
あの猫先生の事は、ずっと忘れないだろうなぁ。
ふとした事で想い出しますよ。
猫先生好き原点だから。
あの猫先生の事は、ずっと忘れないだろうなぁ。
ふとした事で想い出しますよ。
猫先生好き原点だから。
3. Posted by korube 2008年02月27日 22:21
自分は猫派じゃないんだよね。
そこまで猫になつかれた経験がないからかな。
そこまで猫になつかれた経験がないからかな。
4. Posted by ぽぽぬ 2008年02月28日 01:42
>korube
何派なんだ?
ネストリウス派?
何派なんだ?
ネストリウス派?
5. Posted by 岩手のGO 2008年02月29日 07:21
ペットを飼うとはセックスに通じ、
「一緒にいこうね。」を合言葉に
セックスが存在するような感じに
近く「一緒に逝こうね。」を合言
葉にペットと過ごしている。
「一緒にいこうね。」を合言葉に
セックスが存在するような感じに
近く「一緒に逝こうね。」を合言
葉にペットと過ごしている。
6. Posted by ぽぽぬ 2008年02月29日 08:02
※(注記)岩手のGO
GOさんトコも、産まれたり、色々ですよなぁ...。
ただ、一緒にイクってのは、中々無いですよな...。
GOさんトコも、産まれたり、色々ですよなぁ...。
ただ、一緒にイクってのは、中々無いですよな...。
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