2016年04月
2016年04月30日
局地的水戸紀行
昨日は「水戸ホーリホックvs我らがジェフユナイテッド千葉」の試合観戦のために水戸まで遠征。
試合は17時Kickoffな為、水戸にある「徳川ミュージアム」へ。
刀剣乱舞ブームの影響か、『燭台切光忠』のみ別室に。
燭台切光忠
豊臣秀吉→伊達政宗→水戸徳川家へと渡る。
伊達政宗を経由したためか、隻眼キャラとなっておりますな。
この画像の立て看板もありましたよ。
刀剣乱舞 燭台切光忠
水戸徳川家と言えば水戸黄門こと光圀さんですね。
初代藩主・徳川頼房の三男、二代目水戸藩主。
徳川光圀
光圀所用の具足『鉄黒漆塗横矧五枚胴具足』
光圀 具足
光圀所用の印籠『黒地葵紋金蒔絵印籠』(控えい控えいとかはやらない)
光圀 印籠
九代水戸藩主・徳川斉昭
徳川斉昭
徳川斉昭所用『黒革本小札紫裾濃縅鎧』
徳川斉昭 具足
徳川斉昭所用『袖銃』
徳川斉昭 袖銃
説明書きによると着物の袖に隠しておいていざという時に撃つものらしい。
だが、中々の大きさである。
ゆったりとした着物であれば気づかれないのだろうか?
まあ、「趣味の一つ」として所持していたものなのかもしれない。
『弘道館記』
水戸藩の藩校「弘道館」における講学精神として徳川斉昭が記したそうな。
石碑として残されたものを写したもの。
弘道館記
弘道館には、「学問は一生行うもの」という考えがあり、卒業の概念が無かったとか。
そして「ケーズデンキスタジアム水戸」
ケーズデンキスタジアム水戸01
ケーズデンキスタジアム水戸02
陸上競技のトラックがあり、ゴール裏は芝生というスタジアム。
J2ではそんなに珍しくはない光景なのかもしれない。
それを考えると、ジェフには駅から徒歩で行けるサッカー専用スタジアム「フクダ電子アリーナ」があり、そのすぐそばにクラブハウスと練習グラウンドがある。
ここ何年も言われる「設備だけはJ1でも上位クラス」
そしてこの日の試合は0-1で敗戦。
開始早々のCKを水戸が決めた後はお互いにろくにボールが繋がらず、中途半端なパスをお互いにカットし合い中途半端な攻撃と守備の攻防らしきものを繰り返すのみ。
今シーズを迎えるにあたって、ジェフは所属選手をほぼ全員入れ替えるという大鉈を振るい、チーム史上最低の成績を残した監督を続投させたのですが、この試合に限らず「逆効果」としか感じられないシーズンを送っています。
中盤でのボール奪取魔人・アランダ、中盤からの効果的縦パス出役・山本真希、この二人の負傷欠場は大きな痛手なのですが、昇格を目指すチームであろうとするならば、「今こそポジション奪取のチャンス!」とばかりに他の選手が奮起しないといけない筈なのですが。。。
まあ、選手個々の問題よりも、「チームとして機能していない感」がひしひしと伝わってくるのです。
昨シーズンまでは最も決定機を生み出すのはサイド攻撃だったのですが、ここ数試合は全くと言っていいほどサイドからボールが入らない。
そうなると高さのある助っ人ブラジル人・エウトンも自然と前線から下がって来るようになり、エウトンに当てて他の選手が走り込もうにもその位置がゴールから遠すぎる。
挙句、エウトンが当てて落としても走りこむ選手が居ない。
FWに誰を起用するのかはチームや個々の選手の状態を見て監督が判断しているのでしょうが、起用した選手を活かす戦術が行われているようには見えない。
今シーズン、ジェフは三点以上得点した試合がないという現実。
二点までしか奪えないのであればその分守備がしっかりしているのかといえば守備もザル。
J2下位のチーム同士の試合ですね!!
荒みきった私の心を癒やしてくれたのは『納豆の妖精 ねば〜る君』
ねば〜る君01
ねば〜る君02
ねば〜る君のねばねばTV(ねばテレ)
試合は17時Kickoffな為、水戸にある「徳川ミュージアム」へ。
刀剣乱舞ブームの影響か、『燭台切光忠』のみ別室に。
燭台切光忠
豊臣秀吉→伊達政宗→水戸徳川家へと渡る。
伊達政宗を経由したためか、隻眼キャラとなっておりますな。
この画像の立て看板もありましたよ。
刀剣乱舞 燭台切光忠
水戸徳川家と言えば水戸黄門こと光圀さんですね。
初代藩主・徳川頼房の三男、二代目水戸藩主。
徳川光圀
光圀所用の具足『鉄黒漆塗横矧五枚胴具足』
光圀 具足
光圀所用の印籠『黒地葵紋金蒔絵印籠』(控えい控えいとかはやらない)
光圀 印籠
九代水戸藩主・徳川斉昭
徳川斉昭
徳川斉昭所用『黒革本小札紫裾濃縅鎧』
徳川斉昭 具足
徳川斉昭所用『袖銃』
徳川斉昭 袖銃
説明書きによると着物の袖に隠しておいていざという時に撃つものらしい。
だが、中々の大きさである。
ゆったりとした着物であれば気づかれないのだろうか?
まあ、「趣味の一つ」として所持していたものなのかもしれない。
『弘道館記』
水戸藩の藩校「弘道館」における講学精神として徳川斉昭が記したそうな。
石碑として残されたものを写したもの。
弘道館記
弘道館には、「学問は一生行うもの」という考えがあり、卒業の概念が無かったとか。
そして「ケーズデンキスタジアム水戸」
ケーズデンキスタジアム水戸01
ケーズデンキスタジアム水戸02
陸上競技のトラックがあり、ゴール裏は芝生というスタジアム。
J2ではそんなに珍しくはない光景なのかもしれない。
それを考えると、ジェフには駅から徒歩で行けるサッカー専用スタジアム「フクダ電子アリーナ」があり、そのすぐそばにクラブハウスと練習グラウンドがある。
ここ何年も言われる「設備だけはJ1でも上位クラス」
そしてこの日の試合は0-1で敗戦。
開始早々のCKを水戸が決めた後はお互いにろくにボールが繋がらず、中途半端なパスをお互いにカットし合い中途半端な攻撃と守備の攻防らしきものを繰り返すのみ。
今シーズを迎えるにあたって、ジェフは所属選手をほぼ全員入れ替えるという大鉈を振るい、チーム史上最低の成績を残した監督を続投させたのですが、この試合に限らず「逆効果」としか感じられないシーズンを送っています。
中盤でのボール奪取魔人・アランダ、中盤からの効果的縦パス出役・山本真希、この二人の負傷欠場は大きな痛手なのですが、昇格を目指すチームであろうとするならば、「今こそポジション奪取のチャンス!」とばかりに他の選手が奮起しないといけない筈なのですが。。。
まあ、選手個々の問題よりも、「チームとして機能していない感」がひしひしと伝わってくるのです。
昨シーズンまでは最も決定機を生み出すのはサイド攻撃だったのですが、ここ数試合は全くと言っていいほどサイドからボールが入らない。
そうなると高さのある助っ人ブラジル人・エウトンも自然と前線から下がって来るようになり、エウトンに当てて他の選手が走り込もうにもその位置がゴールから遠すぎる。
挙句、エウトンが当てて落としても走りこむ選手が居ない。
FWに誰を起用するのかはチームや個々の選手の状態を見て監督が判断しているのでしょうが、起用した選手を活かす戦術が行われているようには見えない。
今シーズン、ジェフは三点以上得点した試合がないという現実。
二点までしか奪えないのであればその分守備がしっかりしているのかといえば守備もザル。
J2下位のチーム同士の試合ですね!!
荒みきった私の心を癒やしてくれたのは『納豆の妖精 ねば〜る君』
ねば〜る君01
ねば〜る君02
ねば〜る君のねばねばTV(ねばテレ)
2016年04月15日
『グイン・サーガ138 ケイロンの絆』
■しかく宵野ゆめ 『グイン・サーガ138 ケイロンの絆』
グイン138 ケイロンの絆
既刊からの流れ通り、オクタヴィアはケイロニア初の女帝となる。
先帝の大喪から女帝即位までの様々な場所・階層での物語。
ケイロニア首都であるサイロンや各選帝候領、隣国パロで進む陰謀。
物語が大きく動く中、復興中のサイロンの市井の暮らし、ロンザニア鉱山での営みは読者を一歩物語に近づける。
『グイン・サーガ』とは、英雄達の物語だけではなく、名も無き人々の物語でもあるのだ。
個人的に熱くなったのは、主からの連絡がなくなり、拠り所を失っていたパロの魔道師ドルニウスが、グインの依頼を受け女帝即位式の間、人知れず魔の手先と闘うシーンだ。
落魄していた者が新たな使命に目覚め、命をとして死力を尽くす。
またその決着の付き方が見事なのだ。
「ここでその力が働くのか!」と。
これらが「人知れず」なのがまた良い。
そして、大きな懸念材料であった売国妃シルヴィア(売国妃じゃないんだよぉ〜 哀しく辛い星の下に生まれてしまったんだ)の落とし子であるシリウスとグインの出会い。
闇と光の争いにこの先どのような影響をあたえるのか。
ワルスタット侯ディモス、故ダナエ侯の母ルシンダ、ロンザニア侯カルトゥス、そして行方知れずのシルヴィア。
これらの闇を感じる人々をさらに深い闇から差配しているのは・・・蘇った「あの人」なのだろうか?
又、ロンザニア侯の長女エミリアとアトキア侯マローンとの恋の行方はどうなる?
一角の人物と感じさせるベルデランド侯ユリアス、命を取り留めた先帝の股肱の臣ローデス侯ロベルトのケイロニア中枢への関わりは今後あるのか?
「君たち、悪気はないのは重々伝わるのだが、ちと鬱陶しいですよ?」という思いを抱かざるをえない、意外な所で本人たちも気付かぬうちに大事な役割を負ってしまいがちなフリルギア侯夫妻にも(ちょっと、ちょっとだけね!)期待してみたり。
もう満足一気読みな訳ですが、私にとって「物語を読む」という行為の醍醐味を今作は与えてくれました。
勿論、物語が進み、その世界がどのように移り変わり、息づく人々がどのような生き方をするのかというのは、物語の魅力のかなりの部分を占めるのですが、その大きな流れの中にあって一個人である人物が抱く思いや決断にハッとさせられる事があるのです。
ある種の「生き方」「生きる指針」といったモノに重点を置き、ひたすらその事を考察し書き綴っている本もあります。
そういった本を読みたくなる時もあります。
ですが、私の趣味としては、物語・娯楽の中に織り交ぜられ、時に気づかず読み過ごし、時に心に突き刺さりふと手を止めてしまう、そのような提示のされ方が極上なのです。
今作に於いて語られる、ロベルトが先帝アキレウスとの出会いによって抱いた思い。
"「世界」とはただ甘受するものではなく、触れはたらきかけるものだ。"
この一文を、ある時の私であれば読み過ごし、ある時の私であれば強烈に心に刻む。
これぞ読書の、物語を読むことの、醍醐味ってやつじゃないんですかね!
グイン138 ケイロンの絆
既刊からの流れ通り、オクタヴィアはケイロニア初の女帝となる。
先帝の大喪から女帝即位までの様々な場所・階層での物語。
ケイロニア首都であるサイロンや各選帝候領、隣国パロで進む陰謀。
物語が大きく動く中、復興中のサイロンの市井の暮らし、ロンザニア鉱山での営みは読者を一歩物語に近づける。
『グイン・サーガ』とは、英雄達の物語だけではなく、名も無き人々の物語でもあるのだ。
個人的に熱くなったのは、主からの連絡がなくなり、拠り所を失っていたパロの魔道師ドルニウスが、グインの依頼を受け女帝即位式の間、人知れず魔の手先と闘うシーンだ。
落魄していた者が新たな使命に目覚め、命をとして死力を尽くす。
またその決着の付き方が見事なのだ。
「ここでその力が働くのか!」と。
これらが「人知れず」なのがまた良い。
そして、大きな懸念材料であった売国妃シルヴィア(売国妃じゃないんだよぉ〜 哀しく辛い星の下に生まれてしまったんだ)の落とし子であるシリウスとグインの出会い。
闇と光の争いにこの先どのような影響をあたえるのか。
ワルスタット侯ディモス、故ダナエ侯の母ルシンダ、ロンザニア侯カルトゥス、そして行方知れずのシルヴィア。
これらの闇を感じる人々をさらに深い闇から差配しているのは・・・蘇った「あの人」なのだろうか?
又、ロンザニア侯の長女エミリアとアトキア侯マローンとの恋の行方はどうなる?
一角の人物と感じさせるベルデランド侯ユリアス、命を取り留めた先帝の股肱の臣ローデス侯ロベルトのケイロニア中枢への関わりは今後あるのか?
「君たち、悪気はないのは重々伝わるのだが、ちと鬱陶しいですよ?」という思いを抱かざるをえない、意外な所で本人たちも気付かぬうちに大事な役割を負ってしまいがちなフリルギア侯夫妻にも(ちょっと、ちょっとだけね!)期待してみたり。
もう満足一気読みな訳ですが、私にとって「物語を読む」という行為の醍醐味を今作は与えてくれました。
勿論、物語が進み、その世界がどのように移り変わり、息づく人々がどのような生き方をするのかというのは、物語の魅力のかなりの部分を占めるのですが、その大きな流れの中にあって一個人である人物が抱く思いや決断にハッとさせられる事があるのです。
ある種の「生き方」「生きる指針」といったモノに重点を置き、ひたすらその事を考察し書き綴っている本もあります。
そういった本を読みたくなる時もあります。
ですが、私の趣味としては、物語・娯楽の中に織り交ぜられ、時に気づかず読み過ごし、時に心に突き刺さりふと手を止めてしまう、そのような提示のされ方が極上なのです。
今作に於いて語られる、ロベルトが先帝アキレウスとの出会いによって抱いた思い。
"「世界」とはただ甘受するものではなく、触れはたらきかけるものだ。"
この一文を、ある時の私であれば読み過ごし、ある時の私であれば強烈に心に刻む。
これぞ読書の、物語を読むことの、醍醐味ってやつじゃないんですかね!