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2013年10月

2013年10月25日

我は安寧の保護官なり。 「エコイック・メモリ」

しかく結城充孝 「エコイック・メモリ」
エコイック・メモリ

某県警(読んでいれば神奈川県警と想像はつくのだが)、機動捜査隊(密行警邏・初動捜査を担当する)に所属するクロハユウを主人公としたシリーズニ作目。

クロハは男社会である警察組織の中で、美人であり且つ純粋な正義感を持つ故に「浮いている存在」である。

(そんなクロハにも前作の事件を通じて信頼出来る「協力者」のような存在は一応いる)


クロハは上司からある映像の真贋に関して三日間の捜査を命じられる。

その映像は動画投稿サイトに載せられた「回線上の死」というタイトルの四つの映像。

不鮮明な映像には四人の男女が残酷な方法で殺害される様子が映っていた。


「回線上の死」が本当に殺人を映した映像ならば大規模な捜査対象となる。

偽物・悪戯の類の映像であれば捜査対象とはならない。


与えられた三日という短い期間。

調べたという形だけ残せば上としては問題無いのかもしれない。


だが、クロハはそれらの映像の中に微妙な細工がされている事に気づく。


そして事件は、衝動と動機が不鮮明な連続殺人と、ネットをシノギの場として利用する暴力組織、情報を金に替える警察内部の人間、いくつもの出来事が浮上し纏まってゆく。



面白かった。

一気読み。


前作の「プラ・バロック」でもそうであったように、本作でもよく雨が降っている。

既に前日譚や前作・今作に続く作品も書かれているとの事で、ひとつの世界観として出来上がっているのだろう。



クロハととある刑事のやり取りで出てくる警察手眼の引用が印象的だ。

『官員ハ元来公衆ノ膏血ヲ以ッテ買ハレタル物品ノ如シ』

『我ハ安寧ノ保護官ナリ』


クロハは忠実である。

警察組織にとっては厄介な存在となる時もあるが、警察官として、社会の安寧を護るものとして、信念を持つものとして、忠実である。


故に孤独に陥る。

ラストの雨でずぶ濡れになるシーンからクロハが如何に足を踏み出すのか。

続きが楽しみでならない。





以下、以前に書いた前作「プラ・バロック」についての文章。

明日か明後日にある近未来(2011年06月05日)

しかく結城充孝 「プラ・バロック」
プラ・バロック

日本ミステリー文学大賞新人賞だそうです。

面白かった。

一気読み。


初動捜査を担当する機動捜査隊の女性刑事・クロハは、ある殺人事件の現場で、上官から別の現場へ向かうように指示される。

重要な殺人事件の捜査から外され、「いい仕事(楽な仕事)」に回されたと不満を感じるクロハ。


赴いた新しい現場の港湾地区においての事案は、埋立地に置かれた冷凍コンテナの解錠に立ち会うという内容。

形式上の職務でしかなかった筈の事案は、冷凍コンテナを開けたことによって、「悪意」によって導かれた、冥く巨大な事案に様変わりする。



冷凍コンテナの中から発見されたのは、凍死した男女十四人の自殺体。



物語中、主人公と主要な人物との間で、「生きる理由」と「幸せ」についてやりとりされる場面がある。

シンプルだ。

シンプル故に楽ではない。

だが、ソレが理由であり、幸せなのだという。



読後の余韻も良い物語である。

poponu_august at 21:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2013年10月19日

アンリ・シャルパンティエ、襲来

以前、「そういや俺、マカロンって食べたこと無いんだけれど美味しいの?」と呟いたところ、お友達のぎゅうさんがご自分のお取り寄せと共に私にも送って下さいまして。

そのマカロンが本日届いたのであります。


因みにこのぎゅうさんという方は、かつては女経営者として財をなし、一部では「フィクサー」として政界に影響力を持ち、相撲界では「タニマチ」として数多くの力士の面倒をみて、今では立派なオタとして旦那さんと暮らしている美魔女です。

(ガチな話な)

しかくぎゅうさんイメージ図しかく
イメージ




さて、届いたマカロン。
マカロン01


ポニャも気になるマカロン。
マカロン02


ふむふむ、「HENRI CHARPENTIER」というお店か。

へ、へんり・ちゃーぺんてぃあー・・・

いや、「アンリ・シャルパンティエ」です!!


うん、マカロン美味しいね。

いかにも「砂糖です!」って主張も甘いものが好きな私には問題なし。

「ふむふむ。これはこういう味か。こっちはどんな味だ?」と、一気に全部食べてしまいましたよ。


そして、ついつい北海道から美味しそうな生チョコミルクレープをお取り寄せしまう私なのでした。

poponu_august at 20:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2013年10月18日

異種格闘技バトル映画「TOURNAMENT」

[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/_EL7267Hz44?feature=youtube_gdata_player&version=3]

公開当時、一部の物好きな格闘技ファンの間で話題になり、苦笑と冷笑を持って迎えられた『映画』。

そう、これは映画なのです。

ガチな格闘技トーナメントだと思って見ると残念至極な思いに囚われてしまうでしょう。


しかし、この『映画』は「そういうものだ」と解っていてみれば中々に楽しめるのです。

笑えるのです!!


しかく一回戦しかく
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/Nj5zKN6kRQw?feature=youtube_gdata_player&version=3]

しかく二回戦しかく
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/W8kra8ecdVI?feature=youtube_gdata_player&version=3]

しかく三回戦しかく
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/NNbOJftx8-Q?feature=youtube_gdata_player&version=3]

しかく準決勝しかく
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/kwU-c1p9OYE?feature=youtube_gdata_player&version=3]

しかく特別試合しかく
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しかく決勝戦しかく
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/8Uyi-rW1Kbg?feature=youtube_gdata_player&version=3]



俺はこういうの好きだよ(・∀・)

poponu_august at 19:35|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2013年10月16日

「武王の門」

しかく北方謙三 「武王の門 上・下巻」
武王の門


後醍醐天皇の皇子、征西将軍宮・懐良親王。
幼くして南朝方の征西大将軍として伊予・薩摩を経て肥後にて征西府をひらく。


菊池武光。
肥後菊池氏の庶子として生まれるも実力で惣領の座につき、隈府城に懐良親王を迎え征西府の軍事面を支える。


混乱の南北朝時代に一時は九州を実質支配するに至った南朝方の皇族と武士。

その忍耐と戦い、敗北を描いた小説。

(その間、室町幕府では、足利尊氏-足利義詮-足利義満と三代将軍が代替わりしている)



やはり北方謙三故か、主人公達は「熱い漢」たちである。

主人公・懐良親王は、武士が一族代々の領地に根付いて生きる形ではなく、銭で征西府軍として養い、大陸や半島との交易で国として富を得て、「九州を一つの国」として成立させる事を夢見る。

その夢を共に見る武士・菊池武光は、征西府軍の中心として戦を重ね、少弐頼尚を破り太宰府を落とす。


征西府軍と少弐頼尚との大保原の戦い(筑後川の戦い)の下りには手に汗を握る。

両者共に切れ者に描かれているのだ。


当然小説であるので、史実の上に脚色があり、それがいかにも「男の浪漫」的であるのだが、そこは好みの問題であろう。

(司馬遼太郎がどれだけ創作し、未だにそれが史実であると思っている人の多いことか・・・)

(あ、司馬遼太郎も好きですよ?)


個人的には、懐良親王が「国とは民の為にあらねばならぬ」というような言葉を口にするのは、「いやぁ、この時代にそんな権力者は居ないだろ」と、思う。

ヤングマガジンで現在連載中の「センゴク」における明智光秀に対しても同様だ。

(今日においても、本気でそんな事を考えている政治家はいないのかもしれない)


しかし、これはあくまでも歴史小説であり、歴史論文ではないのだから、読み物としてそういった創作はあって良いのだ。

(それを全て史実と思い込んでしまう人は困り者だが・・・ たまに司馬遼太郎の小説だと云々言われると「あー・・・」となる)


ただ・・・

征西府を崩壊に追い込んだこの時代のパーフェクト武将・今川了俊の扱いがちょっと・・・

(因みに戦国期だと小早川隆景などがパーフェクト武将と呼ばれたりする)

菊池武光が物凄く有能な武将に描かれていた為か、はたまた夢を追う男たちを滅びに追い込まざるをえない立場故か・・・

とても頭が良く、教養人であり、人格者であり、幕府随一の武将という事にはされているが、征西府軍との決戦の「勝ち方」は・・・

うーん・・・


だってアレだったら征西府が勢力拡大していた頃みたいに懐良親王も菊池武光と共に出陣してろよ!って思ってしまうのです。

(史実においてはそういう事がなかったからそうしようがない重要な場面なのだろうが)

あれだけ辛酸を嘗め、耐えに耐え、少弐頼尚との熾烈な政・武両面での戦いを勝ち抜いた征西府があまりにあっさり瓦解し過ぎな印象が。



まあ、アレコレ文句書いていますが、とても面白かったです。

特にこの時代って知っていたのは観応の擾乱と、兎に角幕府も反幕府も北朝についたり南朝についたり、京都を制圧したと思ったらあっさり放棄したり、無茶苦茶入り乱れていたってイメージばかりだったので。

「なーんか後醍醐天皇の皇子が九州で明から「日本国王」とされたくらい勢力誇った事があるんだって」、という曖昧な部分を埋めてくれる切っ掛けになりました。

(懐良親王を「日本国王」と明国が柵封したのは史実のようで、後に足利義満が柵封されるまでは懐良親王の名でないと貿易が出来なかったという話もある)




「かつて夢はもっと美しかった。そう思いました。汚れていく分だけ、夢に近づいたということでもあるのでしょうか」


「武光、われらは、夢をかたちとして見過ぎているのではないだろうか。九州統一が夢であった。その夢が果たされると、真の姿がかたちとして見えてしまう。だから次の夢を求める。そのために、人が苦しんだり、死んだりしてゆく。夢とはむごいものだ、と儂は時々思うようになった」

「それがしは、もっと気軽に考えることにいたしましたぞ、御所様。たとえば、酒の中にも夢がある、というふうに。夢の行先など、わかりません。だからこそ、夢」

poponu_august at 21:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年10月14日

第93回天皇杯 3回戦 「千葉vsFC東京」 #jefunited

久しぶりのJ1チームとの試合となる天皇杯。

ここで勝って残りのJ2リーグ戦に弾みをつけて欲しいところ。


ジェフはFWケンペスが出場停止、代わりに森本がスタメン。

守備的MFには久しぶりに山口慶がスタメンとして入る。



森本はそんなに悪くはないのだが、自分がボールを欲しい場所と、周囲が出す場所がずれている印象があるのだよなぁ。


試合後の鈴木淳監督のコメントだと「試合でのコンディションがまだ」という事。

「まず、コンディションという意味では徐々には上がってきているんですけれども、やっぱり日本のサッカーからしばらく離れていたので、この速さというところにはまだ慣れていないのかなというふうに思います。
(森本選手は)日本人なんですけども若くして海外に行っているので、Jリーグの厳しさだったり、運動量、それからプレスバックを受けて(相手選手に)挟まれるということについてやっぱりもう少し慣れていかなくちゃいけないかなというふうに思います。(後略)」(J's GOALニュース)


試合は、前半41分に米倉(だったと思う)のファールで得たPKをFC東京のルーカスが決めて先制される。

その後、内容は悪くないものの、時間は過ぎ「今年の天皇杯はここで終わりか。まあ残りのリーグ戦に集中だな」と思っていたら、後半終了直前に途中交代で入っていた深井の同点ゴール!
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/Jb6kGnwoSvE?feature=youtube_gdata_player&version=3]
ここぞって時の深井は健在ですな。

東京Vで巻もスタメンで出場したりしているし、まだまだやれる年齢ですよ!


そして延長も合わせて120分フルで1-1ドロー、PK戦へ。

リーグ戦と違い、天皇杯はトーナメントですから。

[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/hAl7KCeXhfM?feature=youtube_gdata_player&version=3]
PK戦は選手は当然、観客も緊張するのですよ。

結果、負けてしまったので疲労度倍増。

もうね、お互い同じ順番で失敗するとかって盛り上げ過ぎですよ(苦笑)


でもジェフにはJ1でもやれる力がある事は感じたし、相手のFC東京のポポヴィッチ監督も同様のことをコメントしていた。

「やはり今日、ジェフ(千葉)さんとやってみて、J1のレベル、J1のクオリティを持ったチームだということを再確認しましたし、非常にお互い力を出し合って日本のサッカー界にとってもいいゲームができたんじゃないかというふうに思っています。」(J's GOALニュース)



町田也真人、いいと思う。

まだまだ発展途上の選手だけれど、也真人からチャンスになるシーンも多かったし。

今後のジェフの中心になるべき選手だよ。


今回はベンチ入りしたけれど出場機会は無かった井手遥也にも期待しているよ。

てか、森本もまだ25歳だし、大塚だって大岩だってナムスンウだってキムヒョヌンだって若い。

これらの選手が中心になっていかないと駄目なのだよ。


そりゃあ、ずっとジェフを支えてきたベテランがスタメンから消えてゆくのは寂しいけれど、新たな選手が活躍するのを見るのも喜びな訳だし、深井のようにベテランとなっても欠かせないいざって時の決定力を見せてくれる選手もいる。

久しぶりの出場となった山口慶も良かったし。

もう全部ひっくるめてジェフなんだよね。



G大阪、神戸、今回のFC東京戦と見て改めて感じたのは、今のジェフは格上のチームとは互角に戦えるし、結果もついてくる。

でも、格下のチームには取りこぼす。


相手が攻めてくるかガッツリ守ってくるかの違いなのかもしれないが、下位のチーム、ガッツリ守ってきた相手をどう崩して勝ちまで持っていくかが課題だよなぁ。


残りのリーグ戦、頑張ってもらいましょう。

poponu_august at 12:30|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2013年10月13日

本当にあったムズムズする話

とある人から、「こんな感じでまとめてもらえればいいので」と渡された本を読んで驚愕したのである。


本というものは、ベストセラーになるものから、まず初版の時点で全国に存在する書店数よりも部数が少ないもの、(個人的には)全く面白くも何ともないのに平積みになっているもの、(個人的には)とても面白く「皆にも読んで欲しいなぁ」と思うのに書店の隅に一冊しか置かれていないもの、ホント様々な扱いを受けていたりもするのである。



で、その参考までに渡された本を読んで驚愕したのであります。


「コレ、よく本になったな... (したな...)」


なんと言いますか、ある業界のある人の自叙伝のような内容なのですが...



自分に不都合があったのは全て他人や世の中のせい、肝心な所は「今は語るのはよしておこう」、章の終わりで次の章に引っ張るも「その出来事貴方と全く関係ないじゃない!」ってな内容だけでして。



「この本を企画した人、わざとなの?この自叙伝なものの主人公を貶めたいの?」

「いや、一時期その界隈では話題になっていたから売れると思ったのだろうな...」



内容は全くの別ものなのですが、作りとしてこんなひどいものでいいのかと、確認しちゃいましたよ。


「本当にこんな方向性でいいんですか?もっとマイルドにするとかした方がいいんじゃ...」

「そうですねー さじ加減はお任せしますので、それなりに纏まっていればいいので。元がアレですし。最終的にはこちらでチェックはしますので大丈夫だと思います」



アタイ、怖い!


poponu_august at 02:30|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

2013年10月08日

「君の名は希望」しか買ってない俺が今回の「乃木坂46」の7th選抜について語るわ

まだ乃木坂がそんなに売れる前(今でも売れてるのかは知らんが・・・)、選抜発表はテレ東(昔は東京12チャンネル)の「乃木坂って、どこ?」って番組で最初に発表されていたのです。

今でもそれは変わっていないのですが、先にライブで発表された情報が「乃木どこ」放送前に流れてきてしまうのです。

実際には、「裏でひどい大人が決める」→「乃木どこで発表」→「ライブでお披露目」という流れね。

まあ、この時点で、「あたし選抜落ちか・・・」ってメンバーは、そのショックを隠してblogでは「代々木ライブ頑張ります!楽しみ!」とか書いているのです(泣)


私が「乃木どこ」を毎週見るようになったのは、2ndシングルの選抜発表の回を偶然見た時でした。

その時は、メンバー全員がひとつの部屋に集められ、順番に選抜に選ばれたメンバーの携帯にメールが届き、選ばれたメンバーは部屋から退出してゆくという極悪システムでした。

見ていると徐々に分かるんですよ。

残っているメンバーでも明らかにルックスが良く、「まあ、この子は着信アリだろうな」とか。

そうでないメンバーはもう無表情だったり顔引き攣ってますわ。

また、他のメンバーの手前、選ばれても素直に喜べないというシチュエーションwww


これを見ていて、「ひでえwww でも生々しくて面白い!」となり、私は「乃木坂46」を追うようになりました。

(いい曲だと思ったシングル1枚しか買わず、イベントとか不参加なファンとは呼べない乃木坂好きですが)


そんなこんなで選抜発表以外の回の方が多い訳ですから、徐々に「この子可愛うぃぃぃ!!」とか「この子は面白いな」とか、「この子頑張っている」とか、それなりに思い入れとか出てきちゃう訳で。

(それでもイベントとか行かない私にはファンを名乗る資格は無いのです・・・)


その後も、シングル出す前には選抜発表がある訳ですよ。

乃木坂は「総選挙」とかなくて、大人が選抜やらセンターやら決めます。


毎回喜ぶメンバーもいれば泣くメンバーも、全ては大人の意向なのです。

その姿、見ていてたまらねぇ!!(:.;?;Д;?;.:)ハァハァ


かなり盛り上がったのが、結成当初には暫定選抜メンバーとして選ばれていた秋元真夏が、「学業に専念する為(大学受験)」という理由で活動休止(?)をしていたのが、大学合格したらいきなり選抜に、しかも七福神だか八福神というAKBで言うメディア選抜みたいなのにいきなり選ばれた時。

(どうも、そのメンバーのいた高校が芸能活動禁止だったってのもあるのかな?まあ、それでも乃木坂に賭けるメンバーは転校したりとかしたみたいだが)


司会のバナナマンすら「え?」となり、ましてや他のメンバーの表情の固いことwww

鬼ですよ大人はwww


しかもその後暫くは、あるメンバーが「進学を諦めて乃木坂一本で頑張ってきたメンバーもいるのに、都合よく休んでいていきなり選抜入りとかは正直納得できない」みたいな事書くし。

シュートですよ!

ガチです!


そんな真夏さんも今では仲のいいグループが出来たみたいで、番組内でもバナナマンからも「真夏さん」と呼ばれるような弄られつつも「何かあったら真夏さん」という確固たる地位を築いたのですが。


そして「そもそも1期だけで充分じゃね?今ですらアンダー(選抜に入れなかったメンバー)あんま出番ないのに2期入れたらもう絶望に陥るメンバー出るよ?」と言われた2期生(なんか研究生とからしいが)の加入。


ここでも真夏さんがらみのシュートな出来事が発生。

2期生にはAKBの研究生だった頃に不祥事で辞めた西川七海というメンバーがおり、この西川七海は中高と真夏さんと同級生、さらには真夏さんの後輩の矢田里沙子もいたのです。

乃木坂46の2期生に秋元真夏と同じ母校のメンバーが2人

そして西川の口からは「今までは真夏ちゃんだったけれど、乃木坂では後輩なので真夏さんになっちゃって」という発言があって暫く後、真夏さんの口から「七海ちゃんはクラスの中でも華やかなグループで・・・私はどちらかというと大人しい方のグループだった」という衝撃告白が!

(なんせ真夏さんは高校時代に生徒会長をやっていた)

西川の「真夏ちゃ~ん」が胡散臭くなってキタ━━━━(?∀?)━━━━!!

仲良しアピール失敗か!?

スクールカーストが乃木坂カーストで逆転したのです!!


「乃木坂は仲悪くないんですか?とか良く聞かれるんですけど、本当に皆仲いいんです」というコメントもありつつ、明らかにblogの写真や話題で色々あるのは分るぜ!と月日は流れ、先日のYahoo!トップニュースにも出たようにいきなり2期生から唯一人、堀未央奈が選抜入り且つしかもセンター抜擢。

[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/ghKGCHkLM9s?feature=youtube_gdata_player&version=3]
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/OIFlFJkePNA?feature=youtube_gdata_player&version=3]

せめて他の2期生も数人、いや1人でも選抜入りしていれば・・・

いやぁー、ぶっちゃけ同じ2期生からも、1期生からも色々な感情がぶつかってくるでしょ。

大人って酷いwww


そりゃこうなりますわwww

【乃木坂46】センター発表後の修羅場の中、一人笑顔の生駒がすごい件


ですが、そんな過酷な環境に放り込まれた堀未央奈ちゃん、健気です。
http://blog.nogizaka46.com/miona.hori/


そして今回初めて選抜に選ばれた衛藤美彩
http://blog.nogizaka46.com/misa.eto/

川後陽菜
http://blog.nogizaka46.com/hina.kawago/

中元日芽香
http://blog.nogizaka46.com/himeka.nakamoto/


そして今まで選抜常連だったけれど、今回外れてしまった井上小百合
http://blog.nogizaka46.com/sayuri.inoue/

さらには選抜常連・七福神だった事もある星野みなみ
http://blog.nogizaka46.com/minami.hoshino/
星野、相変わらずだな・・・


さらにはずーっと選抜入れていない子もいるんだが・・・
「またアンダーです」的な内容は泣ける。


基本、テレ東の「乃木坂って、どこ?」は選抜中心だからねぇ。

さゆにゃんとみなみはあまり見なくなっちゃうのかなー

2人共好きなメンだったのに。


でも、美彩先輩も川後Pもひめたんも好きだから。


アンダーもちょくちょく出してやって下さい、大人の人。



オウフwwwにゃんさゆ、みなみ、美彩先輩、川後P、ひめたんwww
いわゆる乃木オタなワードキタコレですねwww
おっとっとwww拙者『キタコレ』などとついネット用語がwww
まあ拙者の場合乃木坂好きとは言っても、いわゆるアイドルとしての乃木坂でなく
社会の縮図として見ているちょっと変わり者ですのでwww
デビッド・カッパーフィールドの影響がですねwwww
ドプフォwwwついマニアックな知識が出てしまいましたwwwいや失敬失敬www
まあガチお嬢のメタファーとしての生ちゃんは純粋によく演出してるなと賞賛できますがwww
私みたいに一歩引いた見方をするとですねwwwポストおニャン子のメタファーと
商業主義のキッチュさを引き継いだキャラとしてのですねwww
常に学業優先でレアキャラと呼ばれている柏幸奈の一貫性はですねwwww
フォカヌポウwww拙者これではまるでオタクみたいwww
拙者はオタクではござらんのでwwwコポォ



まあ、乃木坂はなんだかんだでグループに分かれていたりはするけれど、「乃木坂って、ここ!」ってネット放送の企画とか見てると、素直に「仲いいな」と感じられるので、「お父さんなんか安心したよ」って感じなんですがね。

乃木坂46 「君の名は希望」
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/JbAgeuQQQ1c?feature=youtube_gdata_player&version=3]

poponu_august at 11:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年10月06日

VTJ3

かつては「ヴァーリトゥードジャパン」と修斗のビッグマッチとして開催されていた大会が、「VTJ」と名を変えて復活、今回で3回目の開催。


昔の「エンセン井上vsランディ・クートゥアー」とか痺れました。
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/FlrXDYzubGU?feature=youtube_gdata_player&version=3]

この頃って、海外強豪を招いて日本人トップ選手が負けまくる「日本最弱」と言われた頃を経て、日本人でも世界に通用するんだ!って業界やファン全体の後押しとかもあって「殺気」みたいなのが凄かったよね。


そしてVTJとして復活してからも、日本では冬どころか厳冬の時代を迎えても豪華なカード(まあ、本当に総合に興味持っている人にしか響かないのだろうが)を組めるイベントとしてブランド力を見せてくれています。

VTJ3となる今回は、リングス末期-ZST時代から生で試合と進化を見続けてきた小谷直之や所英男、個人的に気になっている西浦"ウィッキー"聡生の試合があったので興味マシマシ。

ニコ生の中継を購入して観戦しました。


VTJ 3rd


宇野は前回高谷裕之をKOしているダニエル・ロメロ相手に「打撃をしのいで組めるか」という点が焦点であり、正直1Rでやられると思うくらい圧倒されていた。

それをしのぐ宇野は凄かったけれど、時間の問題だろうな・・・と悲観的に見ていた。

だけれど!2Rに入ってロメロのスタミナが落ちた(と言っても打撃の圧力はとんでもないままだった)所を組んでからの横三角-アームバーで見事な一本勝ち!

なんという緊迫感からの爆発的開放感!!

SUGEEEEE!!! となりますよ、アレは。

宇野はキャリアの最期に3度目のUFC参戦を希望しているとの事だけれど、今回ロメロに勝ったからといってUFCからお声がかかるかは分からない。

ただ、今回のような試合を見せられてしまうと、最期は「レジェンド」としてUFCでそれなりの試合が組んでもらえないかなーと願わずにいられない。

いいんですよ、現在のUFC現役バリバリの選手に木っ端微塵にされても。

今回ですら木っ端微塵にされると思ってましたから。

でも、「それでも宇野なら・・・」という姿をまた見せてくれた。

UFCで木っ端微塵にされるか、「それでも宇野なら・・・」と思える試合をしてくれるか。

見たいんですよぉおお!


所はねぇ・・・

判定負けだったけれど、イベントが違えば判定勝ちだったかもしれない。

ただ、UFC目指すのならばキッチリ勝たなければいけない相手だったよね。

ギャランティや大人の事情の問題もあるのだろうが、ZSTや新生RINGSでやった方がいいんじゃないのかなぁ。

このままVTJでメイン扱いでもいいのだけれど、今回のVTJ3の入りがあまりにもアレなんで・・・

日本総合格闘技、極寒の時代ですなぁ。


そして俺の小谷は「CAGE FORCE」などで結果を出して勢いのある若手星野大介と。

小谷は10代の頃から試合見ているけれど、もう31歳か。

ここは現ZSTライト級王者である小谷が完勝。

格が違いました。

本人のマイク(「ZSTライト級チャンピオンの小谷です。自分はチャンピオンなんで、次の機会があったらチャンピオンクラスとやらせてください」)通り、70kg辺りの日本人トップどころとの試合が見たい。

北岡、菊野、弘中辺りで国内70kg王者決定戦とかやってくれないかしら。


期待していた西浦"ウィッキー"聡生は、、、相手の大澤茂樹と共に「THE OUTSIDER」とかに出ればいいよ。

街の喧嘩自慢のワル相手にプロの洗礼を浴びせる役とかでいいです。

リオン武とかも金払ってまで見たいとは思わないわ。

他の選手も。


宇野薫vsダニエル・ロメロ
所英男vsウィル・カンプザーノ
小谷直之vs星野大介

で充分過ぎるほど元はとれたけれど。

あと佐々木憂流迦は相手の韓国人が弱すぎた。
もっと強い相手と組んでくれるのならば見たい。



で、だ。

最大の問題はメインの「藤井惠vsジェシカ・アギラー」におけるVTJ運営の対応。

2度の偶発的なサミングで藤井が右目を負傷したのだけれど、インターバルを置いて回復を待つとかアホかと。

ストップした時点で眼球が傷ついて血出ていただろ。

女子総合格闘技の伝説であり最大の功労者の1人でもある選手の引退試合、そして敢えて現役王者であるアギラーが相手を引き受けてくれた特別な試合だからといって許されることじゃないだろう。

結局試合再開してもさらに右目は悪化して、眼球運動も出来なくなってようやくドクターストップ。

サミングの状況は違うけれど、かつて「中井祐樹vsジェラルド・ゴルドー」で何があったのか。

ヴァーリトゥードがMMAと呼ばれるようになり、北米では競技化が進んでスポーツとなっても、日本の興行主側は何も変わっていない。

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2013年10月04日

今更ながら「前田vsアンドレ」

[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/V5XAJjjwG0A?feature=youtube_gdata_player&version=3]

[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/sSE91FHzQnc?feature=youtube_gdata_player&version=3]

最初のVTRで前田が言っている「高橋さん」というのはミスター高橋の事であり、当時の新日本プロレスレフェリーであり外国人担当でもあった人。

試合のVTRで「マネージャー」とされている「ワカマツ」はあくまでも「マネージャーのキャラクター」でしかなく、実際のアンドレのマネージャーはレフェリーをやっている外国人。

明らかに「不穏試合」で、観客を考えたショーとしてのプロレスをする気のないアンドレ。

なんとか「プロレス」として成立させようとする前田だが、徐々にリングサイドに何かを確認したりアピールする姿が出だす。

20分過ぎごろから前田のローキックが変わる。

それまでは蹴るときに軸足を浮かせた相手にダメージを与えないローキックであったのが、20分過ぎ辺りから軸足を着いたままの相手にダメージを与えるローキックになる。

この前辺りで前田はプロレスとして成立させることを諦め、「やらなきゃ潰される」という覚悟に至ったのだろうな。

その後はローキックどころか、正面からの関節蹴りとかやってるし。


因みに、この2人が普通にプロレスやっていた事もある。

[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/OulYlQ0277Q?feature=youtube_gdata_player&version=3]


私は「プロレス」も「格闘技」も共に好きだが、一番好きなのは「約束事が壊れた不穏試合」なのかもしれん。

poponu_august at 16:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年10月02日

「ブラインドネス」

[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/6jBrpYPIO0s?feature=youtube_gdata_player&version=3]

フェルナンド・メイレレス監督作。

この人、「シティ・オブ・ゴッド」撮った人なのか。

「シティ・オブ・ゴッド」は私的名作(文芸作品や娯楽作品、ボンクラ作品の全ての映画を含む)の中でもトップクラスの映画なのだが、この「ブラインドネス」も素晴らしい映画であった。


ある日、一人の男が原因不明の失明に陥る。

連鎖的に広がる失明。

失明者達は廃病院に隔離され、その隔離された病院内で「社会」が出来上がってゆく。


キーパーソンはリーダーとなる失明した眼科医の夫に付き添うために自分も失明したと偽り共に隔離された女。

唯一「見えている」存在。

女は自分は「見えている」事を周囲には秘密にして「社会」をなんとか保とうとする。


しかし「社会」は次第に荒廃し、力で独裁的に振る舞う男と従う集団が現れる。

食料の独占、食料と引き換えに金品、金品が尽きると女が要求される。


初めのうちは隔離されている人数も少なく、それなりに調和がとれていた「社会」が、人数が増えるに従い荒廃してゆく様は見ていて恐ろしい。


そして「社会」は崩壊する。

だが悲惨な社会から脱した先にあったのは、同じように荒廃し崩壊した世界であった。



この映画、群集心理や人間の欲望の恐ろしさを描いたスリリングな娯楽作品としても楽しめるし、そういった人間の側面をえぐった社会的な作品としても重みがある。


「ちょっと心理サスペンスなのでも見るか」と思ったら、とんでもない名作であった。

poponu_august at 20:30|PermalinkComments(2)TrackBack(0)
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