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古市憲寿氏 「アベノマスク」配送費10億円の試算に「批判される気持ちは分かるんですが2年前にほかに」

[ 2022年2月3日 16:34 ]

フジテレビ社屋
Photo By スポニチ

社会学者の古市憲寿氏(37)が3日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。政府が新型コロナウイルス対策で調達した布製の「アベノマスク」を希望者に届ける配送費が10億円に上るとの試算があることについて言及した。

アベノマスクの在庫を焼却処分した場合は6000万円で済むという。松野博一官房長官は2日の記者会見で、現時点で配送費を示すのは困難と説明。在庫を上回る希望があり、1カ月程度で配布方法を公表するとした。岸田文雄首相は昨年12月、在庫の保管費が半年余りで約6億円に上ったアベノマスクを巡り、2021年度内をめどに希望者に配布した上で残った分を廃棄する方針を表明した。約8000万枚の在庫に対し、推計2億8000万枚分の配布希望が寄せられ、新たな負担が生じかねない状況となっている。

古市氏は「希望者がいたってことでいいと思うんですけど、みんなやっぱりこのアベノマスクのニュース大好きですよね。批判される気持ちは分かるんですが、2年前にほかにどんな手があったのかなって思うんですね」と言い、「マスク不足で、しかも日本は資本主義、自由主義の国ですから国が強制的にマスクを買い上げるってことはしたくなかった。そこで業者からマスクを放出してもいいと思えるぐらいに、マスクを流通させるってことをするためにマスクをつくるってことは、当時としてはそんな間違った判断ではなかったのかなってことは思います」と自身の考えを述べた。

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