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「海に眠るダイヤモンド」伏線かも...朝子の"さりげない一言"でわかった「タイトルの意味」 考察過熱

[ 2024年12月19日 14:30 ]

「海に眠るダイヤモンド」鉄平(神木隆之介)を見つめる朝子(杉咲花)(C)TBSスパークル/TBS
Photo By 提供写真

俳優・神木隆之介(31)が主演を務め、22日に最終回を迎えるTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜後9・00)が大きな反響を呼んでいる。神木をはじめ杉咲花、土屋太鳳、池田エライザら豪華キャストの熱演が話題を集め、50年代の長崎・端島を描いた壮大な映像と野木亜紀子氏の緻密な脚本による演出が視聴者を惹きつけている。

<以下、ネタバレあり>

本作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。「アンナチュラル」(2018年)、「MIU404」(2020年)×ばつ新井順子という強力チームが手掛ける。戦後復興期から高度経済成長期の"何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代"にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく。

15日に放送された第8話では、リナ(池田エライザ)と愛息・誠に急展開が。やっとお互いの思いを確かめ合った鉄平(神木隆之介)と朝子(杉咲花)に、切ない展開が訪れる。

第7話ラストで鉄平が朝子に告白し、同話は、鉄平と朝子の「こっそり長崎デート」で幕を開け、「なんてかわいい」「鉄平と朝子が幸せなだけで幸せ」と、視聴者の心を和ませた。

だがその後、鉄平の兄で炭鉱火災で亡くなった進平(斎藤工)の息子・誠が病気に。島の病院で対応できないため、鉄平は誠の母で進平の妻・リナとともに長崎の病院へ。その後何度も二人で長崎を訪れるため、2人について島民は「夫婦のよう」などとうわさし、朝子は不安な気持ちを隠せずにいる――という展開。

鉄平と朝子の関係を知っている食堂の虎次郎(前原瑞樹)は、鉄平とリナのうわさが回っていることを朝子に伝えると、朝子は「余計なこと言わんで」と語気を強める。朝子がこの件に言及したセリフはこれっきりで、それまでは表情や仕草で不安な胸中を視聴者に伝えていた。

特に印象的だったのは、朝子が大切にしている「ガラスの花瓶」。この花瓶は、幼少期に「初恋」だった鞍馬天狗(鉄平)からもらったもので、このことに気づいた鉄平が朝子への恋心に気付く...という展開がこれまで描かれていた。2人の思いが通じ合ってからは、鉄平が花好きの朝子にいつも色とりどりの切り花をプレゼントし、朝子はそれを大切そうにこの花瓶に生けていた。

だが物語終盤では、花瓶の花が枯れる様子が映し出され、ついには花瓶から花が消えてしまった。この演出に、視聴者からは「花瓶の花が枯れる、花がいけられなくなるのシャレードしびれた...」「鉄平が朝子にあげた花瓶に新しい花が生けられていないことで2人の距離を描く、そういう細部にまでこだわった演出が...好きです...」「花瓶が朝子の心も映している...とともに、花を朝子に贈れないほど余裕がない鉄平の心なのでは...」「石炭は出た、でもいつも花を切らさなかった花瓶は空っぽのままでいる......鉄平と朝子の約束、そして端島の終わりを何より雄弁に表したカットで震えた」と、さまざまな感想が飛び交った。

さらには、「海に眠るダイヤモンド」というタイトルが花瓶を指すのでは、という考察も。第8話冒頭の長崎デートの場面で、朝子は店先のショーウィンドウに飾られたギヤマンを「ダイヤモンド」と表現していた。これにちなみ「もしや鉄平は朝子を迎えにギヤマンを持っていったけど、既に結婚していたのを知り、海にギヤマン(ダイヤモンド)を沈めたのだろうか」「"ギヤマンもダイヤモンドも買えるか分からないけど、端島が復活したら必ず..."って約束が"現代の朝子の前にギヤマン抱えて現れる鉄平"の伏線である可能性に賭けたい」「鉄平は朝子との約束を守ろうとしてたよね 絶対そんな気がする 多分ギヤマンを朝子に渡すため買って端島に戻ったけど既に朝子は結婚してて朝子の幸せを願って諦めるしか方法がなかったんだと考察 そして海にギヤマンを捨てたんだと思うそれがタイトルの海に眠るダイヤモンド」という考察が飛び交った。

物語は次週が最終回となるが、鉄平の行方、リナと誠の運命、賢将と百合子の子供として突如現れた古賀...などと多くの謎を残しており、視聴者の考察が過熱している。22日放送の最終回は、2時間スペシャルで放送される。

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