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「ライオンの隠れ家」ついに最終回...もう一度、第10話を見て! P語る"意外"な注目ポイント「カニ...」

[ 2024年12月19日 16:45 ]

金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」第10話。ライオン(佐藤大空、左)と再会し笑顔の美路人(坂東龍汰)(C)TBS
Photo By 提供写真

俳優の柳楽優弥(34)主演のTBS金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」(金曜後10・00)最終回が、20日に放送される。視聴者が気になっていた事件は第10話で決着がつき、最終回では登場人物それぞれの思いがクローズアップして描かれそうだ。最終回放送を前に、松本友香プロデューサに現在「TVer」で配信中の第10話の撮影秘話を聞いた。

<以下、ネタバレあり>

柳楽が演じているのは、坂東龍汰(27)演じる自閉スペクトラム症の弟・美路人のために生きる真面目で優しい市役所職員・小森洸人。2人で暮らす兄弟が佐藤大空(たすく、5)演じる謎の男の子「ライオン」と出会い、ある事件に巻き込まれていくオリジナルのサスペンスで、先の読めないオリジナルストーリーと、豪華キャストの演技が光る話題作。

第10話では、洸人(柳楽)が橘祥吾(向井理)からライオンを取り戻すべく行動に出たことで、これまで謎めいていた祥吾の思いも深く描かれた。サスペンスで幕を開けたドラマだったが、この放送回で事件は解決。ライオンと愛生(尾野真千子)は再会を果たし、洸人、美路人、愛生とライオンの平和な生活が始まった――というストーリーで、最終回を残しながらもハッピーエンドを迎えた展開は「一昔前ならこれが最終回だった」と視聴者を驚かせた。

同話のラストで、洸人が突然家族の前から姿を消した。洸人の複雑な表情からうかがえる、これまでの思い。最終回では、これまで美路人を献身的に支え、ライオンや愛生を守るために奔走してきた洸人の心情がクローズアップされそうだ。

松本氏は「10話も沢山の反響をありがとうございました。10話で終わるんじゃないかと思っていた方も多かったみたいでラストへの驚きのリアクションが新鮮でした」とした上で「ですが、それ以上にこのドラマが11話である意味という点で、皆さんが展開を考察してくださったり、登場人物の幸せを願ってくださったり、ここまで洸人たちに寄り添って見てくださっていた反応にとても感動しました」と、全11話ならではの構成への反響に驚いていた。

また「私自身も10話は好きなシーンがたくさんあります。祥吾と洸人の対峙、愛生と柚留木のハグ、みっくんとライオンの再会、船木さんと美路人のティータイムなどなど。どれも思い入れが強いです」と回顧。その中でも、「寅じいが持ってきたカニを食べるシーンでは、スタジオ中に美味しそうなカニの匂いが充満する中、ライオンがカニを食べるたび、その美味しさに悶絶して震えていました。5歳には初めてのぜいたくな味だったかもしれません(笑)」と、カニにまつわる裏話を明かした。

また「ライオンはカニを剥くのが楽しくて、カメラが回っている間もずっと自由演技で好き勝手に話をしていたのですが」と、ライオンは"素"の混じった自由演技だったと告白。そして「ライオンがどんなに自由に動こうが、声がセリフに被ろうが、全く動じず、芝居を続ける他4人の大人俳優チームの姿が面白く、賑やかで本当に存在する家族の団らんに見えました」と、ライオンを包み込むキャスト陣の演技にしみじみと思いを馳せた。

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