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二木芳人教授 都の緊急事態要請の新基準に私見「病院外で療養している方々への対策も重要」

[ 2022年2月3日 20:36 ]

東京・赤坂のTBS社屋
Photo By スポニチ

昭和大学医学部の二木芳人客員教授(感染症学)が3日、BS-TBS「報道1930」(月〜金曜後7・30)にリモートで生出演し、東京都がこの日、発表した緊急事態宣言の新たな要請基準について私見を語った。

東京都はこの日、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開催。「重症病床の使用率」または「入院患者のうち酸素投与が必要な患者の割合」のどちらかが30〜40%に達することに加え、「7日間平均の新規感染者数が2万4000人を超えた場合」に、政府に緊急事態宣言を要請する新たな指標を設けた。

二木氏は7日平均の新規感染者数に関する基準にも着目し、「今、既に自宅療養者とか(入院)調整中の方、宿泊療養の方がたくさんいます。2万4000人が7日平均で、というのは多すぎるような気がします」と指摘。「もう少し低めのところで、そういう方々を少し制限できるように対策を取らなければいけないんじゃないかなという気がします。病床だけじゃなくて、病院の外で療養されている方々への対策も重要ではないかなと思います」と話した。

また都は、これまで独自に発表していた重症病床の基準を改めた。これまでは人工呼吸器やECMO(体外式膜型人工肺)を使用する患者を重症者と定義してきたが、肺炎以外の基礎疾患が理由で集中治療が必要な患者も増えており、オミクロン株の特性を踏まえた変更となった。二木氏は「それが適正なものであれば評価できる」とした。

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